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決めると決まるの違いは?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:延原恒平(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
「あぁ、また、やってしまった!」
その場での一時の感情に任せて、売り言葉に買い言葉のように、相手への反射的な言動をとってしまい、後悔するやりとりが度々ある。
 
その場面では、自分の発言が至極当然のことだと思う。でも、後になって冷静になると、相手に対して、「やり過ぎた」と深い自戒の念が込み上げてくる。
そして、ため息交じりの自分への嫌悪感となり、いつも幕が閉じる。
 
何回も経験して、頭でわかっているけど、繰り返してしまう。
「わかっちゃいるけど、やめられない」
正に、その言葉に尽きる。
自分の感情的な言動に、心が左右される日々がある。
 
そんな気持ちを抱きながら、気晴らしにと、30歳からはじめた、10年来の我流のテニスがなかなか上達しないことを受けて、テニスコーチに、自分のプレイを見てもらう機会があった。
ボレーという、ネット前などで、相手にボールを打ち返すショットが苦手だったので、このショットを中心にアドバイスをもらった。何球かの試打の後に、コーチはこう告げた。
「ボレーは、決めるショットではなく、決まるショットですよ!」
「?」
私の頭の中で、疑問符が過った。
「決めようとして、ラケットを振っているので、うまく体が使えていないですね」と、コーチが続ける。
「ラケットをコントロールするショットがボレーであり、その結果、決まるんですよ!」
「決めると決まる」一文字違いで、大きな違い。
「今まで、やってきたことは何だったんだろうか」と、大きな汗が流れる。
自分では、「こうだ!」と思っていたことも、実は、相手から見ると、別の考え方があり、ボレーという同じ言葉だが、考え方が違うと体の使い方が異なり、当然、結果も変わってくる。見よう見まねの我流でやってきたことの怖さを知った。
 
そして、ふと、気づいた!
「全ては、目的、視点、手段なんだ!」と。
「ボレーの目的を決めるとすれば、視点はスピードとなり、そして、手段はラケットを早く振ることになる」一方で、
「ボレーの目的を決まるとすれば、視点はコントロールとなり、そして、手段はラケットを固定させ、うまくミートする」こととなる。
 
この「目的、視点、手段」で捉えることで、冒頭であった、繰り返される、後悔の行動パターンを解くことができる!と思った。
よくある後悔のパターンを、この構図に当てはめてみると、「目的が、自分の固定観念の順守で、視点は自分の正当性の主張となり、そして、手段は自分の論理展開」となる。
その結果、相手と自分が交わるところがないため、折り合いがつかずに衝突し、加えて、そこに、感情が加わることで、過敏に反応する結果をもたらすこととなり、攻防戦になっているパターンがわかった。
そこで、「目的を自分の固定概念の順守から、私達の固定概念にしてみてはどうだろう?」と思った。すると、「視点は、お互いの前提条件を知るということになり、手段は、お互いの話を聴く」ということとなる。
 
実際にやってみた。
意識して、トレーニングをすることで、少しずつではあるが、後悔の回数が減ってきた。
そして、多くの問題の原因が、自分と相手との前提条件が違うから発生していることに起因していることだと知った。特に、家族や自分の身近な人に対しては、お互いの前提条件がイコールであると勝手に思いがちであるため、ズレが生じていることが多々あることがわかった。自分が思う以上に、相手は自分のことをわかっていないという現実がそこにはあったのだ。
これをアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)というらしい。このアンコンシャスバイアスは、誰しもが持つものであり、見えない透明な箱のようなものに、自分が入っている状態であり、人と関わる時に、自分からは相手が見えているようで、見えないお互いの箱の壁と壁がぶつかり合って、人間関係の障壁となることが多々あるらしい。
翻って、我流というものは、このアンコンシャスバイアスに入っている状態である。
自分では正しいと思っているものの、人から見ると間違っていると見えてしまうこともある。今回の私のボレーのように。
何よりも質が悪いのは、自分自身では、なかなか、これには気づけないことだ。だからこそ、人は相手からのフィードバックを受け、自分を振り返ることでしか、このアンコンシャスバイアスには気づけないのだ。そう、一人ではできないのだ。
「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」という言葉がある。だからこそ、対人関係を円滑に進める上で、我流のアンコンシャスバイアスを定期的に、見直す機会を持つことをおすすめします!
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-07-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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