1時間で仕込む保存食作り

第10回:丼にも白飯にも! のせて美味しい紅生姜《マンションの1室で簡単にできる! 1時間で仕込む保存食作り》


2022/10/24/公開
記事:赤羽かなえ(READING LIFE編集部公認ライター)
 
 
1時間あったら、いつもは何をされますか?
この連載では、マンションの1室で簡単にできる『1時間で仕込む保存食作り』についてご紹介します。昔から伝わってきた美味しい保存食の知恵を、狭いマンションでも手軽に楽しめる工夫も含めてお伝えしますね。
 
今回は紅生姜を作ります!
 

 
地物の生姜は、10~11月くらいに収穫されます。収穫されたときには、“新生姜”といって、水分量も多く、皮もとても柔らかくて全体的に白っぽい色をしています。辛味も少ないので、生食しやすいという特徴があります。収穫後に保管して本来の生姜として出回るのは冬になってから。この新生姜もそのまま置いておくと辛味が増して黄色味も増し、生姜に近づいていきます。
 
辛味が増す前に、新生姜でしかできない保存食を作っておきましょう。今回ご紹介するのは、紅生姜です。
 
皆さん、紅生姜ってお好きですか? なんだ、つけ合わせじゃんって思いましたか? 我が家では手作りの紅生姜をアツアツの白ご飯に載せて食べるのが大好き。一年分作ろうと思うのですが、あっという間になくなります。先日は、お昼ご飯に牛丼を作りましたが、みんなが自家製の紅ショウガを山盛りにして食べるので、新生姜のあるうちにもう一回作らないとなあと焦るくらいです。
 
自家製紅生姜、ぜひ試していただきたい♡
 
それでは、仕込み開始です!!
 
 
<1時間で紅生姜を仕込む>
紅生姜の出来上がり一塊分
仕込みの季節:10月~11月
材料:新生姜(重量量っておく)、塩 新生姜の重量の3%、梅酢(自家製でもOK、ネットや自然食品店でも買えます)
器具:ティースプーン、まな板、包丁、キッチンペーパー、保存容器、(干すならザルなど通気性のよいもの)
 
※実作業時間は1時間ほどですが、干す場合には2日間にわたって作業します。
 
 
0:00 ① 生姜の表面の皮や泥をティースプーンでひっかくように取る

 
ひどく泥がついていなければ、洗う必要はありません。洗った時には、キッチンペーパーでよく水気を拭き取りましょう。皮をむくときには力を入れすぎないように注意します、爪でひっかくくらいの力加減で大丈夫です。普通の生姜の皮をむきたいときにもティースプーンを使うと便利ですよ。泥がついている時には、キッチンペーパーで拭き取ります。
 
 
0:05 ②節ごとに切り分け、繊維に沿ってスライスする

 
スライスのまま出来上がりにしたい場合には1~2mm、千切りにしたい場合には、2~3mmの厚みに切っていきます。
 
 
0:10 ③ボウルに②と塩を入れなじませて、1時間ほど置く

 
塩の量がそんなに多くないので、もみ込むようによく絡めておきます。
 
(1時間おく)
 
0:15 ④水気が上がっているので、良く絞る

 
残った汁は捨てないで! お味噌汁や煮物、ドレッシングやソースなどに使いましょう。塩気があるので、料理に使う時には味付けを加減してくださいね。
 
 
(お好みで半日~1日干す)

 
干すときには、ザルなど通気性の良いものに広げます。干すことで栄養価が上がるとも言われています。
 
 
0:20 ⑤千切りで使いたい人は千切りにする

 
 
0:25 ⑥保存容器に生姜を入れ、生姜が沈むくらいたっぷりと梅酢を注ぎ入れる

 
これで仕込み完了です!
冷蔵庫で保管してなじませます。食べごろは1日たったあたりから、冷蔵庫に入れて保存状態がよければ、1年はもちます。
 

 
白梅酢(赤しそが入っていない梅酢)でつけると、このようなほんのりピンクの出来上がりになります。1年分作ったつもりでも、あっという間になくなる紅生姜、我が家では、もう最初に作ったやつがなくなりかけているので、新生姜があるうちにもう一度仕込もうと思います。多すぎかな、くらいに作っておくのがいいかもしれませんね。
おいしい新米のごはんと一緒にどうぞ!!
Let‘s try 紅生姜!
 
 

紅生姜の使い道


ご飯やラーメンにそのまま載せて、牛丼などの丼物に、お好み焼きに載せる、紅生姜の天ぷらなど……
 
*おまけ1*梅酢って何?
梅酢は、梅干しを作る時にできる副産物です。梅の実を塩漬けして重石をしておくとしばらくしたら梅の水分と塩が混ざって梅酢が上がってきます。梅酢は殺菌作用があるので、お漬物などにも使われます。赤しそを漬けてないものは白梅酢、赤しそをつけたものは赤梅酢といいます。自然食品店や産直市などで見かけますが、スーパーなどには置いていない場合もあるので、インターネットで買う方が便利かもしれません。
 
 
*おまけ2*生姜の保存方法
生姜って買ってくるけど使い切れない……そんなことありませんか?
 
もともと生姜は、収穫後に大きな穴の中で長期間保存するなど、保存は比較的しやすい食材です。生姜にとってベストな状態は温度10~13℃、湿度65%とのこと。また、生姜は冷蔵庫の保存よりは冷凍庫保存の方がよさそうです。
中には、瓶に水を張って、その中に生姜を漬け込んで冷蔵庫にいれておくという保存方法も。私も試してみましたが、水をこまめに替えられる人はむいています。私は、ズボラさんなので、瓶にいれたまま冷蔵庫の隅っこで標本みたいになったままダメにしてしまいました……。
干して保存することもできます。スライスにして何日かすると乾くので、ミルサーなどで粉状にしても。ひと手間かかりますが、蒸してから干すと栄養価が上がるそうです。
 
生姜が使い切れないので、買って来たら保存調味料にしてしまうという意見もありました。
 
我が家は冷凍保存をメインに、炊き込みごはんやお味噌汁の具にしたりなるべく早めに使い切るようにしています。
 
 
(文:赤羽かなえ、写真:たけださなえ)

□ライターズプロフィール
赤羽かなえ(READING LIFE編集部公認ライター)

広島県在住。横浜から広島に移住した当初はほぼ外食暮らしをしていたが、産直などで手に入る自然の恵みに魅せられて保存食作りを始める。今では味噌や沢庵などの発酵食品から梅干し、栗の渋皮煮などを手作りしながら、発酵仕掛人として発酵の魅力を伝えている。また、子供達が自分達の力で一汁二菜を作るキッズキッチンのインストラクターをしていた経験から、単に料理を作るということにとどまらない食文化を伝える食育の必要性を感じている。

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2022-10-19 | Posted in 1時間で仕込む保存食作り

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