唐揚げを主食にして8kg減量
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記事:えみちゃん(ライティング・ゼミ日曜コース)
小さい頃から私は好きなものを好きなだけ食べても、太るということはなかった。お正月などイベントで多少食べすぎても、日常生活の中でもとの体型に戻るタイプの人間だった。周りからは「痩せてるねー」といわれ、私は何を食べても太らないやせ体質の人間なんだと思っていた。
朝昼晩、お腹いっぱいになるまでしっかり食べ、仕事のお供のおやつは常に常備し、飲み物はカフェオレに砂糖たっぷり。寝る前にはドーナツをたべ、そのまま就寝。やせ体質の私にダイエットへの関心はゼロだった。
私にとっては当然の食生活。私が太るはずなんかないと思っていたのだが、周りから「どうしたの!?顔パンパンだよ!」「大丈夫?」と心配されるようになった。そのころ私は体重計を持っておらず、自分が何キロあるのか把握できていなかったが、周りからの「太ってきたんじゃない?」という声は私の耳にはとどかなかった。
ある日、近所の健康センターで体重を測ってみたら、思っていた体重から8kg増量している。体重という数値から現実を突きつけられ、ここでやっと私は太っているという現実を受け入れ、ダイエットを開始することにした。
まず始めたのが、ジョギングである。朝会社行く前と、帰宅後40分間、ジョギングをした。それまでほとんど運動をしてこなかったため、突然のジョギングはつらかった。そこで、スロージョギング®というのを取り入れた。これは、ほぼ歩く速さ息切れがしない程度にダラダラと長時間走るというものである。歩いている高齢者の方に追い抜かされるほどのスローペースで長時間走り心地よい汗をかき、気分的には満足度が高かった。しかし、一向に体重は落ちなかった。
当時勤めいていた会社で、糖質制限ダイエットブームが到来していた。実際そのダイエットを取り入れた人たちは、ものすごく痩せ、その成果をみた人がどんどん取り入れていた。私もその波にのろうと糖質制限ダイエットを開始することにした。
私が取り入れた方法は、こうだ。それは、ご飯、パン、麺などは食べず、唐揚げを主食にするというものである。主にコンビニのレジ前にあるスナックコーナーの唐揚げである。なぜ唐揚げにしたのかというと、唐揚げが好きということ、食べた後の満足度が高い、手に入りやすい、安いからである。
ダイエットするのに、唐揚げ食べるなんて、一般的な感覚からすると狂気の沙汰かもしれない。味付けが濃くハイカロリーな食べ物だからだ。体によさそうな食べ物とは思えないだろう。しかし、糖質制限ダイエットの世界では唐揚げはOKな食べ物である。例えばセブンイレブンの唐揚げの糖質は、ひとつ4.8gであり、それほど多くない。
糖質が多いか少ないかの基準は、どの程度の糖質を制限するのかによって異なる。たいてい1食あたり糖質を20gに抑えるものを糖質制限ダイエットといわれている。食べ物と糖質について例をあげれば、お茶碗1杯のご飯60g、食パン1枚26g、うどん一玉40g、パスタ100g1束70gである。1食20gに抑えようとすると主食は避けざるを得ない。その中からみれば、唐揚げの糖質4.8gはとてもありがたく感じる。
そんなわけで、ご飯的なものは、唐揚げとキャベツを主なメニューとした。そのほかに高野豆腐を多用した。ここで問題がでてきた。私は甘いものが大好きなのだ。甘いもの問題をどうクリアするのか、色々調べて試行錯誤した結果、まず甘味料はエリスリトールというものを取り入れることにした。
エリスリトールは、デンプンを原料とした発酵甘味料であり、天然由来のものである。エリスリトールの糖は、体内に吸収されても代謝されないため血糖値は上がらずカロリーもゼロといわれている。人工的な甘味料の中で私にとってはエリスリトールは最も違和感がない甘みであった。
カフェオレにはエリスリトールを入れこれまで通り、甘い飲み物を確保した。そのほかの甘いものについては、1回につき13g程度ならOKとした。糖質13g程度のスイーツはけっこうある。コンビニで売られているロールケーキ一切れが13g、そのほか、小さめのチーズケーキ、エクレア、シュークリームなども糖質が低い。
このような食生活を続けるうちに、みるみる体重は減少し、3ヶ月後には8kgの減量に成功した。今もリバウンドすることなく体重をキープしている。
減量ということについては成功だったが、今振り返ってみると、唐揚げを主食にするというやり方はおすすめできない。当時は体力があり心身ともに健康であったため、乱暴ともいえる食生活にも身体が対応できたように思う。様々なダイエット方法はあるが、人それぞれその時の体調とか相性があると思う。過去の成功は当時有効であったということにすぎず、絶対の真実というものはないように感じている。
身体にとって何がいいのか、知っているのはその時の自分の身体であり、身体の声に耳を傾けておいしく健康的な食生活を送っていこうと思う。
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