会社やチームにオススメ!新しいカードゲーム「GIFT」
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:小野田輝子(ライティング・ゼミ日曜コース)
カードゲームと言えば、どんなものを思い浮かべるだろうか。たいていの人は「トランプ」や「UNO」を連想するはずだ。子供の頃、ババ抜きや七並べ、神経衰弱などを家族、兄弟で遊んだだろう。または正月やお盆など親戚同士で集まる時に遊ぶ定番のものだ。
先日、新しいカードゲームに出会った。皆さんはGIFTというものをご存知だろうか。GIFTは正式にはコミュニティトランプゲームGIFTという。トランプとUNOの掛け合わせのようなものだ。
カードゲームをするのは学生の時以来、実に10年以上ぶりだった。久しぶりにした新しいカードゲームは、驚きと感動の連続だった。そう、初めてディズニーランドに行った時のような感覚に似ていた。
GIFTには二つの遊び方がある。
ひとつは「一番にあがった人が勝ち」
トランプやUNOと同じだ。周りに勝つために頭を働かせてあれこれと策を練りながら、自分が勝つことだけを考えて進める。経験を積めば積むほど、相手をだましたり、自分に優位になる作戦が蓄積していく。その中から必要な手を使い、ただ勝つことをゴールとする。
もうひとつは「みんなで成功する」
どういう意味だ? と思った人も多いだろう。私もそうだった。カードゲームでみんなが勝つなんてできるの? と、とても不思議だった。だがこの遊び方こそが、あなたの世界を広げるきっかけとなるものだ。
勝つ人がいるということは、負ける人がいるということ。
ゲームに限らず、私たちの生活は勝ち負けに溢れている。テスト、運動会、コンクール、大会、受験、出世、結婚……。自分が有利に立つために、順番や表彰、役職など上を目指す。それがあるから、自分は成長することができる。そう思っていた。だから、勝ち負けでない世界があるということは驚きでしかなかった。
ゲームではまず通常と同じ「一番にあがった人が勝ち」を行う。トランプとUNOの掛け合わせとは言え、初めてするゲームに四苦八苦する。勝ちたいがために、やり方を理解しようとする。「難しい!」自然と出た言葉は、実は勝つためにもっとわかりたい! という本音なのだ。そして久しぶりにしたカードゲームは、いかに自分がずる賢く、相手の不幸を望んでいるかを嫌でも感じることとなった。私ってこんなに性格が悪いんだ……と落ち込んでしまうほどだった。
存分に勝ち負けを味わった後は、「みんなで成功する」方法で行う。全員が同じタイミングであがれるように、周りを見ながらゲームを進めていく。今までは自分ひとりが勝つために、いかに相手を苦しくさせるかが焦点だった。しかし「みんなで成功する」方法は、自分ひとりの状況ではなく周りの状況を見ながら行う。相手に必要なことを率先して行っていく。
全くゲームの進め方が違う。そして、自分の気持ちも全く違うのだ。カードゲームをする時の心境が、こんなにも違うものなのかと驚く。そして、全員が同じタイミングであがった。そう、みんなで成功した瞬間、感動で鳥肌が立った。感情が高ぶりうっすら涙が出たほどだった。こんなことってあるの? 何だ! この感覚は! と言葉で言い表せないほどの感動。
みんなで成功する。みんなで豊かになる。ってこういうことか! と身体中で体感した。知識がたくさんある人は多いだろう。だが、その知識を「できる。わかった」というレベルまで落とし込む経験をした人は多くないかもしれない。体感するということは、身体がその感覚を覚えている。そして、自然と気持ちも変わってくる。
勝ち負けの世界にいた私。勝つことを目指すことは当たり前だと思っていた。でも今考えれば、それはとても苦しかった。一時的に勝つことができても、またすぐに次の何かに立ち向かわなくてはならない。もし負けたとしたら、勝てなかった自分を責める。そして勝つために、また立ち上がる。ずっと戦っている感覚だ。この戦いにゴールがあるかと言えばない。いつまでも繰り返し続いていく。
だが、別な世界があることを知った。その世界は苦しくない。むしろ圧倒的な安心感と信頼に包まれた、とても温かい世界だ。こんな世界は初めて!
まるで、初めてディズニーランドに行った時のような気分だ。今までの人生における遊園地の概念を覆される。こんなに夢のような世界があるの? なんて素敵な世界なのだろう! と、すぐにまた訪れたくなるような温かい世界だ。この世界を知ったら最後、他には行けなくなる。
コミュニティトランプゲームGIFTは、会社やチームなどでぜひ行ってほしい。リーダーや管理職として、またはチームの一員として自分がどのような姿勢で過ごせばいいか体感できるからだ。上になることが偉い。とか自分には才能がない。と思っている人には、そうではない、一段上から俯瞰した世界を知ることができる。
とにかく、体感することが早い。体感は知識を超えていくから
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