メディアグランプリ

グーグルフォトは郵便屋さん


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ふかまさ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
先日、わたしの子どもたちが通う保育園で運動会があった。写真撮影が趣味のわたしは土日の公園遊びでもカメラを欠かさず持ち歩いているが、運動会となるとここぞとばかり望遠レンズや三脚を背負い込み、シャッターチャンスだらけの運動会でいつも通り大量に写真を撮影した。
 
我が子だけにしておけばいいものの、出番がなければ子どもたちと同じクラスのお友達もついつい撮影してしまう。リレーが始まると調子に乗って流し撮りなんか始めてしまう。背景が「しゅっ」と流れて早く走っているようにみえる撮影方法だ。みんなとてもいい表情をしていてシャッターを押す指が止まらない。楽しくて仕方がない。
 
問題はこの後にある写真の仕分け作業だ。これが大変めんどくさい。この日の運動会でも調子に乗って1,000回近くシャッターを押していたのだから当然である。できる限り、知っている子供のお友達にも渡したいのだが判断できない写真もあり、頼りになる靴の色や形をみたりして分類するしかない。
 
今までなら調子に乗った自分を恨みながら人数分、これは○○くん、これは△△ちゃん……と繰り返すしかなかった。運動会当日の夜からヘトヘトになりながら仕分けをするが、当然終わらないので平日の残業後に帰宅してからコツコツやるしかなかった。
 
撮った写真を全部渡そうかな、と考えた事もあったが基本的にはほとんどが我が子の写真である。それを差し引いても数百枚の写真が残り、誰が写っているかわからない写真だらけのアルバムはさすがに雑すぎるので実行することができなかった。
 
ところが今はグーグルフォトがある。グーグルが提供している画像や動画の保存サービスだ。一定のサイズ以下であれば無料、さらに容量無制限で保存してくれる。大きな画像だと自動的に小さくされるが、普通のパソコンやスマホで見る分には十分に見ることができるサイズだ。
 
これがとんでもなく便利で、一言で言うと顔別に自動でグループ分けをしてくれるのだ。年賀状を扱う郵便屋さんのようにどんなに大量にあっても一枚づつ、丁寧に分けてくれる。どこに写っているのか分からないくらい小さな写真や、半分ボケた写真でも分けてくれる。
わたしが今まで時間をかけていたほとんどの仕事を勝手に行ってくれる。
 
あとは日付で絞り込み、渡したい子が小さすぎる写真やぼけているものなど不要な写真を消してアルバム名を決めだけ。さらに複数選択することもできるので兄弟がいれば一緒のアルバムなんかも作ることができる。
一通り確認が終わったらリンクを作成ボタンを押す。するとURLが発行されるので写真を渡したい人にラインやメールで送ると作業は終了する。
 
イベントがあるたびに毎回あほみたいな枚数を撮影しているのでアップロードには時間がかかるが、その後はほとんど自動になる。今まで数時間、下手すれば数日かけていた作業が「あっ」という間に終わる。事前に不要な写真を可能な限り減らしておくとさらに楽ちんになるので必須だ。余力ができるので少し色味を調整したりもするが、そこは凝り性なため結局時間が足りなくなるので程々にしておくのが重要だ。
 
分類はもちろん完璧ではなく、間違えたりすることがある。全く知らない人と勘違いされることもあるが、先日は妻の幼い頃の写真を取り込むと、娘と間違えてグループされていた。いとこ通しも同じグループにされていたりして、お正月などみんなが集まるタイミングで見るといい話の種になることもある。
 
またこのサービスのすてきなところはその時だけではなく、後日撮った写真も同じルールで分類するように設定することができる。
 
わたしは自分の部屋のフォトフレームに子どもたちの写真が表示されるようにしている。撮った写真を自動的にアップロードするようにしているので自分はパソコンとカメラを繋ぐだけだ。
小難しい設定をすることなく表示されるので、とても重宝している。2年ぐらい前の写真と、今の写真を並べて表示してくれたりすることもあり、ついつい見入ってしまう。フォトフレームを見ていると完全に手が止まるのでちょっと危険だ。
 
また子どもたちの写真のリンク先をおじいちゃんやおばあちゃんに伝えておくと、写真の催促がなくなるかもしれない。
ぱっと送るのにはラインはとても便利だが、機種変更を失敗して何度もデータを消している自分としては、バックアップが取れているグーグルフォトを使っていきたい。
 
まだ使ったことのない人とも写真を共有したいと思いながらも、1日で1,000枚撮っても大丈夫!と言ったところで共感してもらえる友人とは未だ出会えていない。
 
今後もどんどんリンクを配布して便利さを伝えて行きたいと思いながら、今日もシャッターボタンをバンバン押しまくる昼下りの公園でした。
 
 
 
 
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2019-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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