初心者講師の気づき
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:樋口夏奈子(ライティング・ゼミ夏季集中コース)
〝Color your life (彩りある人生を) 〟
アナタのカラーを引き出す美爪認定講師
滋賀県栗東市のマスター美爪クリエイター 「ヒグチカナコ」です。
爪から自信を施すネイリスト「美爪クリエイター」を養成する認定講師の仕事をしながら、
ネイルサロンで現役ネイリストとして施術をしています。
認定講師とはいっても……実は現在、私の元で美爪クリエイターを目指している受講生はたった
「一人」
まだたったの「一人」。
そう、初心者講師です。
1年前に認定講師の資格を取得して、本格的に活動を開始したのは5ヶ月目。生徒はまだ1人。
講師業について偉そうに語れることなど何もありません。
そもそもここで私から何かを学ぼうなんて思っていないでしょうね。
お察しの通り、まあー面白いほど思うようにいきません。
100%伝えて10%入れば良い方、という手応えです。
手探りで、もがき苦しみながら「初めての先生」をしてます。
やる前は正直、
もっと上手くやれると思い込んでいました。
もっと講師に向いていると思い込んでいました。
もっと簡単に人って育つと思い込んでいました。
もっと簡単に受講生が集まると思い込んでいました。
しかしやってみると、
全然上手くいきません。
準備不足・脱線・失敗・反省ばかりです。
講師としての器はありませんでした。
期待していたスピードで育ちません。
人を育てる難しさを思い知らされました。
なかなか認知度が上がらず受講生が増えません。
想像していた講師像と現実のギャップに打ちのめされました。
今もなお、です。
とても歯痒い感覚です。
美爪クリエイターの「技術・理論・マインド」はこんなにも素晴らしいのに、
何故伝わらないのだろう……。
本当に悔しくて、自分の力量にガッカリしてばかりです。
一体自分に何が足りないんだろう。
どこが違うのだろう。
生徒という「鏡」を通して自分と向き合っています。
苦しいけれど。
「相手に反応する自分」
ここにいつも向き合うようにしています。
言葉にイライラ、ガッカリ。
行動にイライラ、ガッカリ。
『ん?』
『私は何に反応したのかな?』
『どこにムッとしたのかな?』
『何が嫌だったのかな?』
『なんで辛かったのかな?』
『どうして欲しかったのかな?』
と、相手の言動に反応したのは「ナゼ?」を掘り下げて考えるようにしています。
この「ナゼナゼ分析」は、美爪クリエイターがとても大切にしているマインドの「核」とも言える部分で私自身も受講生時代に何度も「ナゼ?」を自分自身に問うてきました。
「自分自身の心の在り方」について日々向き合って、「自分のことを知る」ことが増えました。
美爪クリエイターになる前の私は、いつもベクトルを相手に向けて自分と向き合うことを知りませんでした。
矢印(意識)が外に向いていたので、
周りの評価や世間体を気にして相手の顔色を見たり、納得いかないことがあれば一方的に相手のせいにして非を認めることができずにいました。
太々しくて自信たっっぷり!かと思いきや、全然自分を認めることができずバツを沢山つけていました。
先生に何度も叱咤激励してもらう中で
「その矢印(意識)を内側(自分)に向ける」ということを知りました。
『自分と向き合うってこういうことか!』と、発見しました。
初めての考え方で、衝撃を受けたのをよく覚えています。
そして日々実験を繰り返す感じで、なんでも全てベクトルを向けては
自分の至らなさにショックを受けていました。根深い思考グセによる変な捉え方も度々していました。
「自分はなんて嫌な人間なんだ」とバツをつけたり
「周りのみんなはよくこんな私と居てくれるもんだ」と申し訳なくなったり。
苦しい時期もありました。きっと誤った解釈で思考を停めていたからだと思います。
その方が都合がよかったのかもしれません。
「考える・向き合う」って本当にエネルギーの要ることなので。
向き合うことに疲れて、
「まあいいか、しょうがないか、めんどくさい」で終わらせて逃げていたのだと思います。
しかしそこからまた少しずつ、更に向き合えるようになり、
相手に「今までごめんね」
そして「ありがとう」
と思えるところまで行き着き、自分のことが本当に好きになりました。
「自分を知り、認める」
「自分を理解し、許す」
「自分を敬い、さらに好きになる」
今、講師初心者の私は
美爪クリエイターの受講中のこの感覚に似ている気がします。
先生の言ってる意味が分からずスムーズに進まない、あの感覚。
自らの経験の中で感じる新しい価値観。
相手(生徒)に対して「反応」したとき、
『自分の何が嫌だったのかな』
『自分はどうしたかったのかな』
を意識しながら初めての「人を育てる」ことに引き続きチャレンジしていきたいと思います。
相手の立場に立って考え、ただ信じて
「真意を伝える努力」
をしていきます。
己を教えてくれる、大きな学びを与えてくれる
大切な生徒さんに感謝です。
***
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