メディアグランプリ

情報は溢れているのに、成果が出ないその理由は


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:南園 貴絵(ライティング・ゼミ夏期集中コース)
 
 
テレビをつけても、新聞や雑誌、書籍を読んでも、インターネットを検索しても、日々多くの、体を変えるための「〇〇法」が飛び込んでくる。
バナナが良いと言えば飛ぶようにバナナが売れ、納豆が良いと言えば店頭から納豆が消える。
健康法、ダイエット法、美容法、食事法ときいて、誰しも一度や二度は飛びついた経験があるだろう。
「これであなたも変われる」
「本当に効果があるのは、コレだった!」
なんて言葉に駆り立てられ、より良い自分を目指し、情報を追い続ける。
自分に合った情報をキャッチし、自分に合った取捨選択ができるということが、この情報化社会を生き抜くうえで重要なスキルと言っても過言ではない。
 
かく言うわたしも色んな情報に飛びついてきた。
アトピーが治る。冷え性が改善できる。肌がきれいになる。代謝がよくなる。疲れにくくなる。痩せる。数えたらキリがない……。
それなりの結果が出たと思うものもあるが、結果が出なかったものも少なくない。いや、結果が出なかったのではなく、出るまで続かなかったものが一番多いかもしれない。
 
「成果」とは、成し遂げた結果をいう。
あることを最後までやり通して、はじめて得られる結果なのだ。
だから途中で投げ出したり、やめてしまっては、得られる結果も何もない。
 
なぜ結果が出るまで続けられなかったのか。
続けても満足のいく結果が得られなかったのか。
 
それは、「自分に合ったものを選べる状態をつくる」ということがきちんとできていなかったから。
 
「痩せたい」と言っても、今の体重、食事量、食事内容、運動量、筋肉量、代謝量はひとそれぞれ違う。
3㎏痩せるという目標でも食事の量が多すぎる人と、運動の量が少なすぎる人では、痩せるために何をすればいいか、その手段は異なる。
簡単に飛びつきやすい「〇〇を食べれば痩せる」という情報は万人に効果があるわけではないのだ。
 
自分に合ったものを選べる状態をつくる。
自分に合った情報をキャッチし、自分に合った取捨選択ができる。
それにはまず「自分を知る」ことが大切だ。
 
他の誰でもない、自分のことなんだからそんなこと言われなくても知っている。
そう思う人も少なくないだろう。
でも本当に自分のことを知っていると言えるのだろうか。
 
「自分を知る」とは、どういうことだろう。
 
例えば、あなたは無人島に行くことになったとする。
今、自分がどこにいて、どちらを向いていて、無人島がどこにあるかわからなければ、無人島に着くことは難しいだろう。
 
自分がどこにいるか =「今の自分の状態」
どちらを向いているか =「自分の心と体のバランスの状態」
無人島 =「なりたい自分」「目標とする変化や結果」
 
自分がどこにいるか、無人島がどこにあるかは、意外とすぐにわかったりもするが、「どちらを向いているか」というのがわかっているようで、わかっていない。
 
冷え性と言うと一般的に「体を温める」という方法が注目されやすい。だが、冷え性の原因はそれぞれ違う。大きく分けて、熱を産み出すことができないタイプと、熱を全身に送ることができないタイプがある。
熱を全身に送ることができないタイプの冷え性の人は、どれだけ体を温めても冷えは改善されない。逆に、少し体を冷やす方が末端の血流がよくなり熱を全身に送ることができるため、冷えの改善につながる。
一般的に良いとされる方法とは逆のことが効果的な場合もあるのだ。
 
この、熱を産み出すことができないタイプなのか、熱を全身に送ることができないのかを知るということが、無人島に対してどちらを向いているか、ということであり、「自分の心と体のバランスの状態」を知るということだ。
 
小さな小舟や筏で無人島を目指せば、波や風の影響でその向きがくるりと変わることも少なくない。
 
どちらを向いているか =「自分の心と体のバランスの状態」は、小舟や筏に乗ったときのように、いつも一緒ではなくちょっとした影響で変わるものだ。
今、自分がどちらを向いているかわかるように、羅針盤をうまく使いながら確実にゴールを目指したい。
 
そして、無人島まで行く方法はひとつとは限らない。
ひとりで黙々とオールを漕いでもいいし、波に揺られてゆっくり向かうのもいい。途中で仲間を増やして進むのもいいし、お金があるならモーターをつけて楽をして進むのもいい。
 
無人島まで行く方法 =「なりたい自分・目標に向かうための手段や方法」
 
この手段や方法も、合うか合わないかはひとそれぞれ。
ここをうまく選択できるかどうかで、成果が出るまで継続できるかどうかもかわってくる。
自分にとって辛すぎることや、急激な変化を伴うものは長くは続かない。それは、精神面、体力面、金銭面だけでなく、生活習慣や仕事などの時間管理も大きく影響してくる。
 
こうして考えるだけでも、テレビや新聞、雑誌、書籍、インターネットなどから得られる「〇〇法」が万人に効果があるとは言えない、ということがわかる。
 
日々溢れている情報から、試してみよう! と思うのは案外簡単なことだ。
自分が求める結果が出ているもの、自分に合いそうなもの、憧れの有名人もやっているもの、たまたま見て興味をもったもの……など、やってみようと思う動機は人それぞれ。
 
でも、せっかく何かを始めるのであれば、自分に合った選択をして、結果が出るまで続けたい。
自分に合わないことをして遠回りをするよりも、自分に合ったことをして確実に、早く結果を出せたら、より充実した日々を送れるだろう。
限られた大切な時間を、より良い自分で過ごすために。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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