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私流『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』の楽しみ方

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:赤羽 叶(ライティング・ゼミ特講)
 
「え? これ、なんなの? 放送事故??」
 
『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』という番組を初めて見た時に抱いた感想だ。
 
天狼院書店は一体、何を始めたんだ?
私は、逆に興味をそそられた。
 
天狼院書店のYouTubeチャンネル『海の放送局』は工場見学をしているような面白さがある。
 
工場見学と異なるところは、実際の商品がサービスなので、あくまでも作業の過程を眺めるだけなのだが、確実にそこに時間とエネルギーをかけて取り組んでいる人の姿が見られる、というのが面白い。
 
さて、そんな海の放送局で、先日から突如として始まった不思議な番組がある。
 
『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』
を見せますという番組だ。
 
ライティング・ゼミというのは、天狼院書店の看板講義で、ライティングについて独自の視点から講義を展開し、短期間でそのスキルを確実に上げるというもので、受講者数は2021年1月時点で8300人を超えているという。
 
大まかには講義と、16回に渡る2000字の課題提出とその講評に分かれているのだが、この講評が毎回ドキドキなのである。
 
2000字と言えば、400字詰め原稿用紙に換算すれば、5枚程度。そして、テーマはフリー。小学生の読書感想文の規定枚数より多い。最初のうちは、とにかく時間がかかる、頭を悩ませる。そのうちネタが切れる、悩む……。それでも提出した文章が、合格だったらものすごくうれしくて、苦しくても浮かばれるのだが、的確で冷静な講評と共に不合格になるということが、まあまああるのだ。
 
「女性の方の講評が冷たい気がするの!」
 
私がライティング・ゼミを勧めた友人は、苦労した文章が通らなかったときに、納得ができなくて訴えてきた。確かに気持ちはわかる。でも、冷静になって、不合格になった文章を読み返してみると、やはり指摘されたことは、ああ、なるほど、と納得ができるのだ。
 
講評を受けることに慣れていない人は、裁判の判決を受けるようなそんな気分になるのかもしれない。自分の文章が不合格になると、自分だけではなく、起こったこと全てを否定されるような気持ちなりがちなのは、なんとなくわかる。
 
つらい、なんでこんな一喜一憂を毎週やっているのか。……っていうか、講評の人は、私の文章を本当にちゃんと読んでくれているのか。そんな風なことまで考える人も、もしかするといるのかもしれない。
 
しかし、視点を講評する方に移すと、賽の河原で石を積むような、それはそれは果てしない作業をされていることだろう。沢山の数の文章を読み、合格よりも不合格だった時の講評をとても丁寧に書いてくれる、その作業は本当に大変だと思う。
 
その果てしない作業の様子を中継しているのが、
『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』
という番組なのである。
 
2時間余りの間、講評をされる天狼院書店の川代さん(女性)と永井さん(男性)の二人が並んだまま延々と講評の作業をする。といっても、彼らが公表している最中の文章が表示されるわけではないので、二人が黙々と作業している姿を眺めるだけ。
 
この番組が始まるというお知らせをもらった時には、
「あーここ、盛り上がりがいまいちなんだよねえ!」
とか、
「出だしがつかめてないんだなあ! もったいない!!」
とか、2人の実況が入るのかなと思って待っていた。
 
にもかかわらず、既に2回目の放送も終わっているのだが、はじめとむすび以外、質問がなければ、終始無言で作業をしている。
 
これで、一回につき200以上のビューがあり、リアルタイムで10人くらいの人が見ているという数字が出るのだが、一体誰が見るのだろう……と最初は不思議だった。といっても、なんだか気になって見ている私もいるので、きっと他の視聴者もそんな感じなのだろう。
 
それでも、ツッコミたいところは、まあまあある。
 
川代さん、スマホで講評しているよ……(驚)!
とか、
永井さんの眼鏡に画面が反射して青くなっているわ……
とか、
あああ、入力している時間長いよ……この方、不合格だなあ。おいたわしや。
とか。
 
ずっと観察しているとクセになってくるのは、天狼院書店の策略にバッチリはまっているということだろう。そのうちに、だんだん無言で作業する二人が面白くなって、得意な妄想が発動してしまう。
 
大学の講義を受けているシーン。ちょっと不真面目な川代さんは、暇そうにスマホをいじっている。一方で隣に座っている永井君は、真面目に授業を受けている……みたいな。永井君、美人の川代さんが隣に座って、内心ドキドキしながら、話すチャンスをうかがっていて、川代さんが授業後に永井君に『ノート写させて♡』って頼んで、『いいよ』なんて答えちゃって……みたいな!
 
見たことがない方は、『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』をYouTubeで検索して見てほしい。きっと私の妄想の意味がきっとわかってもらえる……はず。
 
……妄想話はこのくらいにしておいて、私達が毎週産みの苦しみを味わいながら提出している文章は、講評してくださる皆さんが、きちんと読んで戻してくれている。それが確認できるありがたい番組なのだ。
 
ちなみに別の番組で、講評のポイントを解説していたことがある。
 
タイトル
冒頭
中だるみしていないか
クライマックス
着地
 
この5つのポイントを見ているとのこと。
 
真摯に講評してくれる皆さんに敬意を表しながら、私も次の『真剣な1本』に取り組むのだ!
 
時々、『ライティング・ゼミリアルタイムフィードバック作業』の番組をニヤニヤと眺めながら。
 
《終わり》
 
 
 
 
***
 
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2021-02-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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