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社畜で終わるのは嫌だ

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:松山 慶太(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「いま死んでも、私の人生は後悔ないと胸を張れるだろうか」
 
そんなことをふと考える事がある。
 
今年で社会人になって11年目である。
 
会社の中堅として大きいプロジェクトを任されるようになり、やりがいは多少感じているが、なんとなく、毎日が面白くない。
 
8時に起床し、朝ごはんを食べ、パソコンに向かう。
 
メールを見て、その後、会議をしたり、資料を作ったりする。仕事を終えたら、家族と夕食を食べ、娘とお風呂に入る。最近、そんな感じで過ごしている。
 
与えられた仕事で手を抜いたことはない。お客様を満足する為にどうしたらいいのか考え行動しているし、私の担当したプロジェクトは成功している。しかし、ここ最近、物足りなさを感じている。
 
今まではやればやるほど評価されていたし、それが自分の承認欲求を満たしていたが、しかし、今はそれがない。上の階級に昇格して評価の基準がシビアになったかもしれないが、同僚と一線を画す事を果敢にしてきた。新規顧客を受注した事、関連会社と協業し新サービスの製品化など同僚がしないことをしてきた。しかし、上司からの評価は、良でなく、可でもなく、不可であった。とても落ち込んだし、眠れない日が続いた。
 
自分のやり方の何が間違っているんだろうか、出世できないんじゃないかと思い、そんな考えがずっと蔓延っていた。
 
ある時、ふと会社の評価なんてマジでどうでもいいと思い始めていた。出世を追い求めても人間関係や巡り合わせ達成されない部分があるし、考えすぎて不幸になるだけやと。
 
それから、会社という枠組みから離れて、どこか他のところで、力を試してみたいとそんな思いが強くなった。
 
テレビでニュース見たら、新型コロナウィルスで、仕事を失った人は9万人を超えたらしい。倒産件数も一千件らしい。私が勤めている企業は幸いにもコロナの影響が少なく、業績は良いほうだが、コロナ過の悲惨の状況は他人事ではいられないと思い、焦った。個人で稼ぐ力をについて真剣に考えていた。
 
ある日、名古屋城周辺で散策していると、向こうに平屋が見える。近づいてみると、天狼院書店と書いてある。聞いたことないなぁと思いながら、興味津々に入ると、ちょうど何のイベントが終わった様子だった。端を見ればこたつがあり、一風変わった書店だなとすぐに思った。
 
「こんばんは、ここで何かイベントされていたんですか」と、ちょうど片付けをしていた女性の店員に尋ねた。「はい、今日は****というイベントをやっていました。面白い本があったら、先生をお招きしてイベントをやっているんです。興味があれば、ぜひ参加して下さい。どういった事に興味をお持ちですか」
 
「今、サラリーマンをしていて、副業に関心があり、個人で稼げるようになりたいです。例えば、発信力をつけれるようになりたいです」
 
「これはどうでしょうか。ライティングゼミです。4ヶ月かけてライティングスキルを養成するゼミです。プロの方も受講する人気のある講座なんです」
 
受け取ったチラシに、「人生を変えるライティング教室」と書かれていた。刺激を求めていた私にはそのキャッチコピーは輝いて見えた。しかし、毎週2000字の課題提出がある事を知ると思わず後ずさりしてしまった。たださえ文章を書くのが苦手な私が、毎週2000字課題を提出するなんてできるだろうかと不安しか覚えなかった。
 
天狼院書店を後にし、家に帰る途中ずっとライティングゼミの事が気になっていた。
 
仕事中もライティングゼミについて応募しようかどうか迷っていた。
 
週末、明確な目的もなくまた天狼院書店を訪れた。
 
天狼院書店の掲示板に張り出されていたチラシにこんな事が書かれていた。
 

 
終身雇用も危ういと言われている中、会社組織に所属すること以上に、一人の人間としての市場価値を高めることが肝になってきたと感じている方も多いのではないでしょうか」
 

 
これを見て、私はいつの間にか、「ライティング・ゼミ」の申し込みページを開いていた。
 
申し込みしてから4か月目が経ち、今11回目の課題を作成している。
 
予想はしていたが、毎週辛い。書くネタがなくて困っているし、数時間一文字の書けずにパソコンに向かっていた事さえある。天狼院書店のホームページに自分のライティングがなかなか掲載されずに落ち込む事はあるが、最初に比べて段々と上達しているという手応えはある。そして、前々回の課題がようやく天狼院書店のホームページに掲載された。Facebookでそのことを知ると、夜中で妻と娘が寝静まっている中、小さい声でヨシとガッツポーズした。
 
ライティングゼミで自分の人生を変えたい。一人の人間としての市場価値を高めたい。
 
そのような思いを実現できるように課題を提出しライティングスキルを高めて行きたい。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-03-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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