スタバが好きな理由
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:櫻井創太(ライティング・ゼミ平日コース)
「よく行くコーヒー屋さんとかあるんですか?」
こう聞かれたら私は必ず「はい! スタバですね!」 と言う。
私はスターバックスが好きだ。
仕事柄、今まで色々な場所に住んだが、引っ越ししてまず調べるのは一番近いスターバックスの場所と居住地からの距離だ。
一度、店舗に行くと1時間は必ず滞在するし、コーヒー豆も基本スターバックスで買う。
グッズも少し高くても買うし、タンブラーなどはコレクションしている。
こんなスタバ愛を他の人に話すと若干引かれてしまうが、好きなのだから仕方がない。
私がこんなにも好きな理由はいくつかある。
まず、コーヒー、フラペチーノといったドリンクやチーズケーキ、スコーン等のフードが美味しい。洗練されたコーヒーの味とそれに合うフード……考えただけでよだれが出てきそうだ。次に、店内の雰囲気。これは自分の感覚なのだが、スタバの店内の雰囲気の中にいるとゆったりもできるし、何か一つのことに集中できるのだ。
しかし、私のスターバックスが好きな一番の理由は別にある。
それは、全国津々浦々、どこのスターバックスの店舗に行ってもスタッフの方の接客が非常に気持ち良いからだ。
店舗に入れば「いらっしゃいませ!」 と笑顔で挨拶してくれるし、注文の際は必ずと言っていいほど一言声掛けをしてくれる。それも我々にとって面倒くさいと思われない程度に。
ドリンクを購入したらカップに似顔絵やメッセージを書いてくれ、接客が終わった後も我々を楽しませてくれる。また、コーヒー豆を買う際、悩んでいるときにはその豊富な知識で色々なことを教えてくれる。
私はこのような経験をたくさんしてきて、なぜスターバックスのスタッフの皆さんはこんなにも人当たりが良くて、親切で、コーヒーの知識が豊富なのかと疑問に思うようになっていた。
そして、私はある日偶然にもその疑問が解消できる体験をした。
その日は仕事が早く終わったので、職場から近い店舗に行き勉強をしようと思い、コーヒーを注文し席に座った。
勉強をしていると、近くの席におそらく先輩後輩の関係にあると思われるスタッフ2名が座り、何やら話をし始めた。
どうやら研修らしきものを行っているようだった。私はどんな内容の研修を行っているのかとても気になった。聞き耳を立てていると、内容はコーヒーの知識に関してだということが分かった。あまり知識がない私でも「あ、なんか深い知識についてだな……」 と思う程の。
私が一番驚いたのは、これでもか! というほど丁寧にそして分かりやすく教えていそうだと感じた点だ。研修を受けている人が理解しているかどうかを何度も確認し、寄り添いながら行っているように見え、教える側が決して偉そうな態度をとっていなかった。大企業の研修でよくある講師、受講生といったいわゆる講義形式ではなく、あくまで一スタッフ同士、同じ立ち位置で教育しているように見えた。それは2人の言動にも表れていて、笑顔が絶えない明るい研修になっていた。
私はこのような体験を通じて一瞬ではあるが、スタッフ教育の場を垣間見れた。
得をした気分になった。と同時に、安心感を覚えた。
「私はこの素晴らしい研修を受けてこられたスタッフの方々に接客してもらっている!」
と思ったからだ。安心せずにはいられなかった。
偶然見かけた研修はコーヒー知識についてであったが、接客、接遇についての研修もきっとこのようなものなのだろうと推測できる。内容はもとより、雰囲気が堅苦しくなくすっと頭に入ってくる、そんな研修なのだろう。そのような研修を受けたら嫌でも、いや嫌な人はいないだろうが……能力や知識が身につくだろう。
そして、スタバにいるとなぜ気持ち良いのかが分かった気がした。
スタッフ全員が体験した研修と同じような教育を受け、同じ目標や方向性を共有できているからこそどこの店舗に行っても人を惹きつける魅力を持ったスタッフが大勢いる。その魅力が店内に充満しているので、落ち着いた素晴らしい雰囲気となる。それが私の気持ちを落ち着かせてくれたり、集中することができるようになるのだろう。
私は今後もこの素晴らしい雰囲気を味わうためにスタバに通い続けるだろう。今まで以上に長居するかもしれない。季節ごとに発売されるグッズも買うだろう。
この文章をスタバで書けて良かった。というか、これを書くためにスタバに来てコーヒーを飲んでいるのだが。
文章も書けたので、もう一杯コーヒーでも頼みに行こうとするか。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325
■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984