メディアグランプリ

風の時代、どう生きる?


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:棚橋 愛(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
2020年の終わりから、世の中は「地の時代」から「風の時代」へと変化したそうだ。
こう聞いて、頭の中が「?」だらけになった方のために、もの凄くざっくり説明すると、西洋占星術の世界で星座と惑星の配置が200年ぶりに変化する時期が来ているのだというのだ。
これまでの200年は「地の時代」と呼ばれ、物質的な豊かさで人生を安定させることに重きを置いていたが、今後は目に見えない豊かさやつながり、情報が重視される、いわゆる「風の時代」へとシフトしていくのだという。
普段は占いなどをあまり気にしないタイプの私だが、ここ最近あらゆるメディアで「風の時代」という言葉を見聞きするようになり、興味を持つようになった。
 
「風の時代」ではモノを「所有する」ことから「シェアする」ことに価値があるとされている。だから、洋服や車などを多く所有することよりも、サブスクリプションで「使いたいときだけ借りる」とか、フリマアプリやリサイクルショップで「使い終わったモノを他の人に譲る」などといった行動がこれまでよりも活発になるだろう。また、一部の人が実践している「ミニマリズム」もより多くの人に広がることも予想される。
さらに、私たちがついつい頼りにしてしまう「肩書き」も手放すことになるかもしれない。誰もが知っている大企業の社員であることや、特別な資格や技能があることがその人の価値を上げるのではなく、自分自身の在り方自体がその人の価値を決めるようになるとも言われているのだ。
 
何を持っているか、どこに属しているかでその人の価値が判断される時代ではなくなった、ということはモノや肩書きなどが自分を守ってくれなくなったということでもある。
では、これから自分を守ってくれるのは何になるのかというと、その答えは「自分」だと言える。自分で自分を守っていくことが大切なのだ。それを「自愛」という言葉で言い換えることもできる。
では、どのような行動が「自愛」につながるのか。
それは他人からどう見られるかを意識するのではなく、自分自身が良いと思うもの、気分が上がるものを選ぶこと、すなわち「自分軸」で考えて行動することだ。
これまで私たちは、つい他人からの視線(他人軸)で物事を選ぶことも少なくなかった。それは他人から見て良く思われたいという気持ちの表れなのだが、風の時代においては自分軸で動くことこそがその人の価値を上げるのだ。
他人に振り回されず、自分の意思で選択する人が魅力的な人だと言うのだ。
 
その話を聞いて、私はちょっと肩の荷が下りたような気持ちになった。なぜなら、私自身がずっと自分の意思を無視して、他人軸で動いていたからだ。
洋服を選ぶときも、メイクをするときも、SNSに投稿するときも、何もかも常に他人から見てどう思われるかを意識していた。また、大多数が右を向いているときはそれに倣って私も右を向くような行動をしていた。たとえ「私は左のほうがいい」と思ったとしても。しかし自分軸をないがしろにしたことで、窮屈さも感じていた。
でも、時代は変わった。
これを機に、私は少しずつ他人軸から自分軸へのシフトを試みることにした。
誰が何と言おうと私はこれがいい! と思えるものを積極的に選ぶようになったし、自分の思いを積極的に発信するようになった。
そのひとつが、自分が書いた文章を外に発信することだ。
ライティング・ゼミで毎週書いている文章は、スタッフに認められると天狼院書店のサイトに掲載されるのだが、これまで私は掲載されても知人友人へそのことを伝えてはいなかった。自分の内面が露になった文章を出す勇気がなかったのだ。
しかし、潔く自己を解放しようと思い立ち、自身のSNSを通して掲載されたサイトを紹介した。
これを見てみんなドン引きするんだろうな……と不安になったが、みんなからの反響は大きかった。多くの人が読んでくれたようで、好意的な声が毎日寄せられるようになった。そして、私の夢を応援するメッセージも届くようになった。
 
私は「これで良かったんだ」と安堵するとともに、開放感も得た。自分軸を無視することで貯めこんでしまった負債が、一気に消え去ったような気持ちになった。これが自分を愛すること=自愛なのだと実感した。
 
まだまだ「風の時代」は始まったばかりだし、自己解放することですべてがうまくいくとは言えない。けれども自分で決めて、自分で発信することはこれからもコンスタントに続けていきたいと思っている。
これを読んでいる人も、ぜひ自分軸を大事にして日々を過ごしてもらいたい。
みんなに受ける服ではなく自分が着たい服を着て、マイノリティでもいいから自分の意見を堂々と話して、自分を大事にしてほしい。
それが求められる時代が来ているのだから。
 
 
 
 
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2021-03-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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