コロナワクチン接種体験記
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記事:宮崎亜子(ライティング・ゼミ日曜コース)
この文章を書いている数時間前、私は1回目のコロナワクチンを接種した。
コロナワクチンは1回目の接種から3~4週間後(ワクチンの種類により異なる)に2回目を接種する必要がある。まずは1回目の感想を記録する。
なお、あくまでも一個人の体験、事例であり、全ての人に同じような経過・感想が当てはまるわけではないことを最初にご了承いただきたい。
さかのぼること接種10日前。
社会人になってから通っていた大学が職域接種を実施し、卒業生も対象である旨の案内が届いた。
ちなみに職域接種とは、「地域の負担を軽減し、接種の加速化を図るため、賛同する企業や大学等において職域単位での接種を可能とする」ことである。
コロナワクチンを受けるか否か、については様々な議論がなされている。
本当にこのワクチンは有用なのか。
将来的に大きな疾病を引き起こす可能性はないだろうか。
副反応の影響はどうか。
私も、接種の案内を受け取った時、受けようかどうしようか、と考えた。ネットで情報を調べてみても、確実な情報はなく(様々な立場の人が異なる意見を述べている)、正直何も分からなかった。
結局受けることにしたのは、同じ案内を受けた大学の同級生の多くが受けるらしい、という何とも緩い理由だ。医学的な情報よりも、信頼できる知人の行動の方が、時に判断の決め手になるものだ。
「接種後に副反応が起きるらしい」という点については、多少懸念した。しかし、私自身はインフルエンザにもかかったことのない位の健康体で、きっと副反応なんて起きないだろう、と極めて楽観的に考えていた。
かくして、映画館の予約をするようなお気楽な感覚で、ワクチン接種の予約ボタンをポチっとするのであった。
接種前日。
持ち物として以下を指示されている。
①本人確認書類(免許証、社員証、マイナンバーカード、健康保険証など)
②接種箇所(肩)を出しやすい服装
③予診票記入用情報(スムーズな接種のため事前に準備しておくとよいとのことだが、健康状態の問診がメインで、特に調べるような内容はない)
④自治体配布の接種券(持っている場合)
①は普段から持ち歩いているし、③は厚労省のホームページで一応確認、④は私の住む地域ではまだ届いていない。②は、ノースリーブのトップスを着ていくことにする。今は6月末なので問題ないが、冬だったら長袖や上着を着ているので着脱が大変だろうなと思った。接種するなら春~夏のうちに済ませるのがよいかもしれない。
当日、会場に到着。
間隔を空けて椅子が並べられた部屋で、「新型コロナワクチン接種の予診票」と「新型コロナワクチン接種記録書」に記載をして待つ。
5分ほど待って問診の後、医師が待機しているブースに行くと、すぐに接種に入る。え? もう打つの? という感じで拍子抜けした。もっと物々しい雰囲気を想像していたが、あっさり終了。ちなみに注射は全く痛くない(一般的な予防接種等と同じレベル)。
接種後、すぐにあらわれるかもしれない副反応にそなえて、会場で15分待機する。その間にスマホから2回目の接種予約を行う。素晴らしくスムーズなオペレーションだ。
15分経過して体調に変化がなければそのまま帰宅できる。この時点では何の違和感もなく、安心して帰路につく。
接種5時間後。
注射した腕付近に筋肉痛のような痛みを感じる。軽く押すと少し痛い。とは言え、日常生活には全く支障のないレベルだ。なお、接種当日の入浴は問題ない。アルコールを飲んでよいのか、は記載がなかったが、念のため控えることにする。なお、副反応は、高齢者よりも若年者に、男性より女性に多く出る傾向にあるらしい。
接種翌日。
朝起きると、昨日より注射した左腕の痛みが増している。腕を上げたり、左腕を体の右側に動かしたりするような動きが非常に辛い。パジャマとして着ていたTシャツを脱ぐのが大変だったので、接種した夜は前開きボタンのパジャマで寝ることをおすすめする。接種した部位が少し腫れている。
夜になるにつれ、痛みに慣れてきたのか、回復してきていると感じる。調子に乗って、普段行っている筋トレを行ってみる。きっと明日には回復しているだろう。
接種後2日目。
なんということだ、再び痛みが復活している。昨晩の筋トレが良くなかったか。腫れも、昨日より大きくなっている。
しかし、この日も夜には痛みが治まってきた。この日はさすがに筋トレなどせず、安静に過ごした。ちなみに発熱や頭痛などの全身症状はあらわれていない。同日に受けた大学の同級生の中には、熱が出てきた人もいたので、私の症状は比較的軽度といえるだろう。
接種後3日目以降は、肩に多少の違和感は残ったものの徐々に落ち着いてきており、いつも通りの生活に戻ることができた。
接種前は「副反応なんて起きないだろう」と楽観的に考えていたのだが、ものの見事に腕の痛みに襲われたので、リスクはきちんと考えておかなければならないと反省した。発熱や倦怠感などは起きなかったため、副反応の中でも軽い方だったのは幸いだった。
2回目の接種の方が、副反応があらわれる人も多く、重めの症状が出やすい傾向にあると聞くので、1か月後の2回目接種に向けては、解熱剤や非常食を準備しておこうと思う。また、副反応は接種後1~2日以内にあらわれるため、仕事をしている方は翌日が休みの日に接種することをおすすめする。
ワクチン接種に対する考え方は人それぞれであり、受ける、受けないも自由だ。そして受けた後の反応も人それぞれだ。いくら調べたところで自分に当てはまるかどうか、を判断するのも自分次第。
この体験談が、接種を検討している方にとって、何かの参考になれば幸いである。
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