屋外ワークのすすめ
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記事:uriko(ライティング・ゼミ集中コース)
皆さんは、「屋外ワーク」をしたことはあるだろうか。
「屋外ワーク」を私なりに定義すると、屋外の公園やオープンスペースなどで座って仕事をすること、である。
新型コロナの影響により、ここ2年近く在宅ワークが中心の生活が続いている。
そのため、外出機会が減り運動不足になったのだが、それだけでなく日光浴不足にもなってしまった。自宅マンションの北部屋にこもって作業をしていると、一日を通して、まともに陽に当たらなくなってしまう。
良く言われていることだが、自律神経バランスを整えるためには、朝起きて日光を浴びた方が良い。
運動不足による腰痛の悪化だけでなく、日光浴不足による自律神経の不調。
これは、まずい……。
ということで、外出がない日でも、気分転換も兼ねて数時間は近所のカフェで仕事をすることにした。最近は電源コンセントがついているカフェも多く、パソコン作業は非常にしやすい。カフェの中の適度な雑音も、集中力を上げてくれている気がする。
だが、課題もあった。
毎回、ドリンク代を出費しなければならないこと。
数百円のドリンク代で2~3時間も粘らせてもらっているのだから、ぜいたくは言えないのだが、毎日積み重なるとボディブローの用に懐に効いてくる。
それから「席がなくてさまよう問題」。
家の近所にカフェは多いほうなのだが、自分と同じような境遇の人も多いのか、結構混みあっている。気分転換して仕事はかどるぞ! と気合を入れて家を出たのに、さまようことになると、せっかくの気合が一気にしぼんでしまう。
さて、そんな時には「屋外ワーク」である。
家の近所の川沿いの道には、ベンチとしても使えるような階段がある。日中は陽当たりが良いので、そこでランチをする人も多い。
私も日光浴不足解消のためと、そこでランチをしていたとき、ふと「ここで仕事しても良いのでは?」と思った。
若干人の目が気になるような気もしたが、食べているのと、パソコン作業や本を読んでいるのは、遠目には大して変わらない。というか、実際、通行人は大して見ていない。
ということで、試しにやってみると、これがなかなかいい!
ポケットWi-Fi等があればインターネットも使えるし、パソコン作業でも不便はない。周囲がそれなりに静かであれば、Web会議も出来なくはない。
自宅ではパソコンにじーっと向かい続けてしまいがち。顔を上げても目の前の壁が見えるだけ。
それが屋外ワークでは、顔をあげると、木々や川面が見える。大自然ではないが、そんな都会のささやかな自然でも、目に入るとふーっと凝り固まった頭や体を柔らかくしてくれる。
屋外ワークは、先ほどの2つの課題、ドリンク代の出費と「席がなくてさまよう問題」も見事に解決してくれる。
安上りだし、まぁよほどのことがない限り、混んでいて座れないということはない。
さらに良いこととして、必然的に集中しやすい状況になる。
さすがに、暗くなったり寒くなったりしては作業ができない。例えば午後3時ごろに屋外ワークを始めれば、日の入りまでと目途をつけて集中して作業できる。
また、屋外で寝ては風邪をひいてしまうと気が引き締まり、うっかりうたた寝という危険性も低くなる。
屋外ワークに似たようなものとして、「ワーケーション」があると思う。
これは「ワーク」と「バケーション」をかけ合わせた造語で、プライベートな旅行の時間を一部仕事に充てるといった働き方だ。普段とは異なる場所で働くことで生産性が高まる、有給取得促進につながる、といった効果があるとされている。
私もワーケーションをやってみたことがある。
沖縄の離島のホテルで、Web会議に参加した。
ほうほう、海や島の緑を見ながら仕事するというのは、気分転換にもなっていいなぁ。
なんて思うかーい!!!
なんで、こんな南の島にまで来て、仕事しなきゃならんのだーーー!!!
という感情の方が、明らかに大きくなってしまった。
バケーション感が強すぎては、だめなことを悟った。
それに比べると、自宅近くでの屋外ワークは自然を感じられつつも、バケーション感は0である。それでも、壁に囲まれ、窓があってもろくに自然も目に入らないような部屋よりは、気持ちをリフレッシュしながら仕事が出来る。
屋外ワークをするにあたって、その場所が座って長居していい場所かどうかは確認していただいた方が良い。
警備員さんに注意されてしまっては、せっかくの解放感も台無しになってしまう。
真冬になってしばらく出来ていないが、少し暖かくなったらまた屋外ワークを再開したい。
家の近所の川沿いには、桜並木がある。時折、満開の桜を見ながら仕事。何だかいいアイディアが湧きそうである。
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