変わりたいけど変わるのが怖い。その怖さの正体は?
202*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:大塚 久(ライティング・ゼミ2月コース)
「環境を変える! 確かに、なるほどなって思いました。だけど、怖くてできない人もいる。じゃあ、僕は何が怖いんだろうか? (笑) 」
これは固定概念を壊すには環境を変えるのが一番手っ取り早いって話をした後にいただいた感想。確かに環境を変えるのは手っ取り早いけどそれができないでみんな悩んでいる。僕自身も転職するときはかなり悩んだし、行ってみたいなと思った講座も「怖いな」とやめたこともある。中が見えないBarなんか何度お店の前を行ったり来たりしたかわからない。そもそも違う環境に飛び込むことって怖いのだ。今まで安易に「環境を変えるしかないっすね」って言ってごめんなさい。言われてすぐに変えられるようだったらそこで悩んでいないですよね。
じゃあ何が怖いんだろう? 怖いものって人それぞれで、水が怖かったり、火が怖かったり、虫が怖かったり、奥さんが怖いって思う人もいる。怖いものは様々だけど、水や火や虫や奥さんの何が怖いんだろう?それは「わからないこと」が怖いのである。水に入ると息ができなくてどうなるかわからないから怖い、火が急に大きくなって燃え出したらどうなるかわからないから怖い、虫はどう動いてくるかわからないから怖い、遅く帰ってきて奥さんがどんな顔して待っているかわからないから怖い、人はわからないことに対して恐怖を感じる。
ちょっと思い出してほしい、誰でも人生で一度は怒られたことはあると思うが、怒られたときの第一声は「なんでやったんだ? 」ではなかっただろうか? 時間に遅れた時も「なんで遅れたの? 」、何かを壊した時も「なんで壊したの? 」、何か失敗した時も「なんでそんなことしたの? 」とこ起こっている対象は遅れたことでも壊したことでも失敗したことでもなく、「なぜやったか? 」の理由に対して対して怒っている。これは遅れたり、壊したことは「わかっていること」、それが理由は「わからないこと」なので、わからないことに対して怖さを感じ、その怖さが怒りになって相手に向かっている。要は人は「わからないこと」が怖いのである。だから失敗した時はやってしまったこととやった理由を正直に話すと許してくれることが多い。正直が一番だ。
環境を変えるのが怖いのも実際何に値して怖さを感じているかを考えてみよう。考える基準にするといいのが5W1Hだ。
Who:誰が/誰と
What:何を/何が
Where:どこで
When:いつ/いつまでに
Why:なぜ
How:どうやって/どのくらい
例えば転職するとしたら
Who:どんな人間関係で
What:どんな仕事があって
Where:職場の場所、所属部署はどこか
When:出社はいつからか、職場までどのくらいかかるか、勤務時間はどのくらいか、残業はどのくらいか
Why:その職場を選んだ理由
How:仕事のやり方どんな方法があるか
何かしらの講座を受けるとしたら
Who:どんな先生で
What:どんなことを教えてくれて
Where:開催場所はどこで
When:何時に始まって、何時に終わるか、延長はするのか
Why:講座を受けたいと思った理由
How:受講料はいくらか、講座の内容は活かせるのか
などが考えられる。
そして出てきたものを一つ一つ解決していけばわからないものは減ってくる。そしたら環境を変えることはもう怖くないはずだ。でも実際はそうはならない。実はこの方法で分解しても解決できない部分が出てくる。解決できないものがあるとそれが怖いのでやらないというやらない理由になってしまう。でもそこで環境を変えることができる人と、結局変えられない人の差はなんだろうか? 答えは先ほどあげた5W1Hの中に隠されている。この中で1つだけ向いている方向が他と違うものがあるのをお気づきだろうか? 実はwho、what、where、when、howは向いている方向が自分の外なのに対して、whyだけは自分の内側に向いている。この6つの中で一番大事なのはwhyだ。要は自分が何を理由に環境を変えたいのかがわからないと行動ができない、理由がわかると他がどんなにわからなくても環境を変えることができるのだ。
だからまず環境を変えるのが怖いと思ったら自分自身に理由を聞いてみよう。安心したいのか、変わりたいのか、なにかに貢献したいのか、誰かと繋がりたいのか、成長したいのか、楽しみたいのか、この答えが出るならすぐに環境は変えられる、逆に答えが出ないなら今は動くべきじゃない。自分自身のやる理由がわからずに外の情報に振り回されて動くと後で「なんでこうなったんだ」と後悔する。そうなるとまた環境を変えるのが怖くなってしまう。
実は一番怖いのは環境を変えることじゃなくて、自分自身がわからないことである。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325