授業はLIVEだ!
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記事:ゆみエール(ライティング・ライブ大阪会場)
私の仕事は、幼児教室の講師です。始めたのは昨年の2月からですから、まだまだ新米講師です。石の上にも3年と言いますが、1年経ってようやく講師らしくなってきたなぁと自分で思います。
幼児教室とはどんなところか、ご存じない方も多いことでしょう。対象は、幼稚園入園前の3歳児から幼稚園保育園の年長、6歳児までです。こんな小さな時期に、何をするのかと思われますよね。パズルや折り紙、計算や言葉などを学びます。家庭でもできることですが、バランスよく授業に組み込み、年齢に応じて難易度を高めていくことで、無理なく能力を伸ばしてゆけるようにカリキュラムが作られています。
生まれて数年しか経っていない幼児にとっては、多くのことが「初めて」の体験なので、学びと遊びの線引きはありません。やってみて「楽しいか」「楽しくないか」それしか判断基準がないのです。
「楽しいか」「楽しくないか」しか判断基準のない幼児に、「学びは楽しい」と感じてもらうことこそが、幼児教室の講師に求められている能力です。人格形成の大切な時期である幼児期に、「学びは楽しい」という価値観が作られると、この先、積極的に学ぶ大人になっていきます。
昨年から講師になった新米講師の私ですが、どうすれば「学びは楽しい」と感じてもらえるかがようやくわかってきました。
それは、「授業はLIVEだ!」ということです。
最初の半年は、決められたカリキュラムを時間通りに教えることで精いっぱいでした。子ども達が楽しんでいるかどうかよりも、理解しているかどうかばかりが気になります。もちろん自分が楽しむ余裕なんてありません。表情はかろうじて笑顔を作っていますが、きっとぎこちない作り笑顔だったことでしょう。
そこから、また半年が経ち、1年経ったころ、ようやく「教える」ということから、子ども達と一緒に授業を楽しむということができるようになってきました。
2人から4人の小人数制クラスの授業ですが、小さいながらも生徒一人一人に個性があります。得手不得手があります。その時の気分によって集中力が違います。そういうことが、しっかりと見え始めました。
「そうそう、それでいいよ」
「うん、できてる」
「いいね~」
「上手になったよね」
と、たくさんのほめ言葉を生徒にかけます。まるでカメラマンが、モデルをほめるような感じです。
私の声かけで子ども達がノッてきます。「できたよ!」「早かった?」「自分でできるから手伝わないで」と、子ども達が応えてくれます。それを聞いて、私もノッてきます。
「うん、上手にできてる!」
「計算が早くなったよね」
「自分一人でできたね!」
「すごい!」
「さすが!」
子ども達と掛け合いになっています。
そう、この一体感!
このLIVE感!
「授業はLIVEだ!」
教えようとしなくても、楽しければ、子ども達は自分で考えて、気づいて、どんどん吸収してゆきます。
そういえば、自分が生徒のときだってそうです。楽しかった講座や、上手だと思う講師は、会場に一体感があります。みんなが大きくうなずき、笑ったり、考え込んだり、時には少ししんみりしたりして、同じ動き、同じ気持ちになっています。そして、なによりも講師が生き生きとしています。前で講義をしている講師自身が楽しそうなのです。
私が今受講している、天狼院書店の「ライティング・ライブ大阪会場」の講師、三浦先生は、いつも楽しそうにお話をされます。昨日の講座では、講座開始前に行ってきた大阪城のことをとても楽しそうに語っていました。いろいろな気づきや発見があったそうです。それを聞いて、何度も行ったことのある大阪城に、また行ってみようという気持ちになりました。私以外の受講生も、きっとそう思ったに違いありません。
受講生の私たちのうなずきが大きくなると、先生のジェスチャーも声も大きくなってきます。
そう、もうここは、LIVE会場なのです。
講座の名前通り、「ライティング・ライブ大阪会場」
子どもに限らず、大人だって「学びは楽しい」
それは、誰と一緒に、どんな講師の講座を受けたのか。
その講師は会場が一体になれるようなアーティストだったのか。
受講者は、「よし、今日は楽しむぞ」と、ノリノリでやってきたのか。
講師と受講者みんなが学びを楽しむ姿勢だからこそ、そこはLIVE会場になるのです。私は、講師としても、受講生としても、これからも学びをLIVEで楽しみたいです。
***
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