二度見されるほど美人な本屋〜嵐の夜に〜《天狼院通信》
大型の台風が近づいているようです。
交通機関も止まったら大変だったので、お客様には早く帰っていただきました。
こんな雨の中でも来てくれる方がそれでもいらっしゃって、本当にありがたい限りですが。
それで、嵐のおかげで、ふっと時間ができました。
これまで天狼院書店を作るまでも、作ってからもフルスロットルで駆け続けて来て、無我夢中で来たのですけれども、こうして久方ぶりにぽっかり時間があいて、一息つけたような。
あ、もちろん、頂いている仕事の原稿は、これから夜通しフルスロットルでやります、もちろん、無論、いうまでもなく。
数値、というよりも、これは感覚で、ということになりますけれども、どうも、天狼院、いい方向に進んでいるようです。
気負うでもなく、いや、もちろん全力でやりますが、このままいい居場所、いい書店を目指していけば、はるかに面白いことになる予感がいたします。
何より、天狼院に来て下さるお客様が皆様ステキです。
あんなステキな方々に「来てよかったです! ステキな場所ですね!」と言われると、チョッパー的にさすがに照れます。
また、同時に、もっと手をかけてもっとステキにしないと、と身が引き締まります。
本屋と女性は似通っていると思っていて、
「きれいだね、本当にきれいだね」
と言い続けるときっと女性はその気になって、今よりきれいになります。(ま、ふんぞり返ってしまう方もございましょうが、それはここでは例外として)
それと同様に、本屋も
「いい本屋だね、ステキな本屋だね」
と、皆様に言われ続けると、「あ、いい本屋でいなきゃ」と自然とそういう方向に行くのだろうと思います。
天狼院は、生まれたばかりで、方向性もあるいは定まっていないかも知れません。
ただ、お客様から多大な期待を頂き、可愛がられ、本当に「いい本屋」へと今まさに成長の階段を一段ずつ、登っているのだろうと思います。
みんなに愛され、そして、僕らも愛情を注いでいけば、きっと「二度見されるほど美人な本屋」になるだろうと思っております。
誰より、店主の僕が、そうなることを楽しみにしております。
順調に成長して行ってくれればと思います。
そのために、僕はこの書店に愛情を注ぎ込もうと思っております。
これからも、天狼院書店をどうぞよろしくお願いします。