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借金こそ学びを得る最高のツールである


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記事:福田聖也(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「え、お金もうないじゃん」
気づいたら銀行口座にあったお金がほぼ0になっていた。
 
当時19歳だった僕は大きな買い物をした。
何を買ったかというと、75万円するバイクだ。
 
バイクのローンを契約した瞬間に僕のお金はなくなった。
 
ひとり旅が好きで、群馬の草津温泉や千葉県の海を見に行くなど色んなところに行っていた。
レンタカーで行っていたのだがあるとき、
「風になってみたい!」
と思うようになった。
すれ違うバイクの人たちが楽しそうなのだ。
 
だから僕は免許を取り、バイクを買った。
免許を取るのに大体10万円。
バイクの値段は75万円。
ヘルメットなどその他色々合わせると、100万円近くになる。
 
僕は高卒社会人だったので給料もあり、貯金もあったが100万円を貯金するのはかなり難しい。
当時の僕の貯金は50万円。
だからバイクを買うとなるとローンを組まなければならない。
 
ただ未成年がローンを組むのは難しい。
親の同意が必要だからだ。
 
親に同意してもらうのは問題なかった。
「いいんじゃない?」とあっさり許可してくれた。
問題は親の直接のサインがいることだ。
 
親が直接バイク屋さんに来てサインしなければならない。
代筆やFAX、電話による確認もできない。
 
僕は埼玉に住んでいて、親は静岡県に住んでいた。
バイクのサインを書いてもらうだけに来て欲しいとは言えない。
 
バイクを買うことはできないと諦めかけたがひとつだけ道があった。
残額30万円になるように頭金を支払えば、電話による確認だけでいいのだ。
 
つまり、頭金45万円払えればバイクを買うことができる。
免許取り立てですぐにでも乗りたいと思った僕は、
45万円を支払いローンを組み、無事にバイクを買うことができた!
 
ただ、そこで僕は気づいた。
銀行の預金残高が0に近い数字だったのだ。
 
現金も正直ほぼない。
ヘルメットなどを買ってしまっている。
 
僕はめちゃくちゃあせった。
お金がなくなるなんて考えたことが無かったのだ。
 
給料日まであと2週間もある。
そこから僕の生活は苦しいものになった。
 
ストックしていた食品とポイントで購入した食材でなんとか過ごし、
大きな出費はクレジットカードでやり過ごした。
 
 
「急な支払いないかな」
とか
「電気代払えなくて電気止まったらどうしよう」
とめちゃくちゃ不安だった。
 
結論を言うと、全然大丈夫だった。
給料日まで問題なく過ごせた。
 
だけどずっと不安だったのだ。
 
僕はかなり反省してお金の管理と勉強を始めた。
 
まず家計簿をつけて支出と収入を管理した。
家計簿をつけてまず思ったのが、携帯の料金がやたら高いことだった。
 
対して使わない携帯とインターネットに8000円は払い過ぎだと思ったので格安スマホに変えた。
固定費以外でいうと無駄な雑貨を多く買っていることもわかった。
 
便利そうだから買ったはいいけど、使っていない雑貨がほとんどだったのだ。
 
次に本屋さんで本を数冊買ってきて、お金の勉強をした。
金利や保険についてなどを知ると、どうすれば自分にメリットがあるのかわかるようになった。
 
貯金の仕方も変わったのだ。
つみたてNISAで資産運用を始めたりして、2万円ほど利益が出たりもした。
 
お金がただ入って出ていくものではなく、お金をどう使うか考えることができるようになったと思う。
 
なぜできたかというと、借金をしたからだ。
人生初の借金をして、生活がやばいなと思えたからだと思う。
 
だから学びを得たければ借金するのがおすすめだ。
人は失敗から学ぶと言うが、その通りだと思う。
 
ひとつアドバイスするとしたら取り返しの付かない借金はしないほうがいいと思う。
 
学びを得たいという理由で住宅ローンを組んだり、車をフルローンで買うと借金に追われるだけになるので気をつけよう。
 
100万円くらいのものを1年〜2年で借金するなら、金利的にも金額的にも返しやすいと思う。
月2万円くらい返すことはアルバイトさえできれば全然可能だ。
会社員の人ならもっと楽だと思う。
 
「借金するなんてどうかしている」
と思うかもしれないが、起業とか何か自分でお店をやりたい人はうまく借金することが必須になってくる。
 
人生を上手に生きる=借金をどうするか
と言っても過言ではない。
 
ひとつの考え方ではあるので参考までに。
借金をして学んでいるライティング・ゼミにて。
 
 
 
 
***
 
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2023-08-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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