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幸運をつかむには?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:橋永 雅夫(ライティングゼミ6月コース)

 
 

「幸運をつかむにはどうしたら良いのだろう」
誰しもこう思うことはあるでしょう。特に不運に見舞われた人はより強く思うかもしれません。
 

「幸運をつかむには」には、大谷翔平選手のようにグラウンドのごみを拾う、審判や相手チームに敬意を払う、ストイックな生活を送り、野球に専念する、みたいなことをやればよいのでしょうか。
これらの行動によって、彼ほど、他人に好かれている人はいないでしょう。嫌われないから幸運に恵まれるということは十分考えられます。
 

また、勝負に挑む人はこだわりのルーチンワークを大事にします。例えば、靴下は左から履くとか、電車は1両目に乗るとか、トイレは真ん中のトイレを使うとか、があります。
 

あるギャンブラーは勝負の前に日には必ず、鰻を食べる、服装は季節に応じて決めていて、下着や靴下まで決めています。そして、勝負の朝には目を覚ますためのドリンクを飲み、勝負の時に食べるつまみのスナックは京都のあるスーパーでしか売っていないナッツとおかきが入ったものに決めていたりします。
 

このようにルーチンを守る、あるいは、ジンクスを担ぐというのは安心感を呼ぶのでしょう。勝負の時は何より自信が大事です。
 

日頃の行いが大事というのもそうかもしれません。神様が見ているとよく言いますが、結局は自分自身が自分の行動に納得していることが大事なのだろうと思います。
 

もちろん、そういう正しい行いを他人が見ていて、あの人は信用できると思われることが協力を得たりするときに重要なことです。
 

私自身の人生を振り返ると、幸運に恵まれた人生と思えます。常に自分はツイている人間だと思ってきました。
 

しかし、病気で死にそうになったこと、仕事で苦しかったこと、人間関係に悩んだことはたくさんありました。
 

65歳で前立腺がんの手術で大学病院に入院するときにカウンセラーと面談したときに
「いろいろ大変ですね」
と言われましたが、自分自身はあまり大変とは考えていませんでした。
 

確かにその時は、自分は入院してがんの手術を受ける、90歳近い母親は大腿骨骨折で入院中、定年退職で別の会社で別の仕事を始める、京都から堺市に引っ越しをしないといけない、東京で暮らす上の娘は臨月で妻はその助けのために東京に行っている、という状況だったので、客観的に見たら、大変な時だったかもしれません。
 

でも私はあまりくよくよしない性格で、いわゆる鈍感力があったのか、結構前向きで、入院中に今度書く小説の構想を考えようと思っていたのです。
 

そう、鈍感力も大事かもしれません。不幸を不幸と思わずに、良い経験を積んでいると考えられるからです。
 

手術が失敗したら、と考えたことはありませんでした。この手術の15年前には心臓の大手術を経験しています。この時、手術の失敗確率は17%くらいあると事前に言われましたが、手術を受けないと半年以内に100%死ぬということだったので、迷うことはなかったですし、そもそも自分の幸運を信じていました。
 

また、不幸なことは続かない、と考えられることも幸運を呼び込むには必要なことかもしれません。
「これだけ不運が続いたら、今度は良いことがあるだろう。その時のために今は我慢して頑張ろう」
と考えるのです。
 

大事なのは運の流れを見ること、そして、注意深く、幸運の種を探すことです。
 

課長島耕作シリーズという弘兼憲史さんの1000話を超える漫画があります。30年くらい前に課長島耕作の最終話で島耕作が部長になるところまで読み、その続きは読んでいなかったのですが、なんと現在も連載中です。
最近になってネットの漫画で残りのシリーズ全話を読みました。
島耕作は70代後半の今まで、課長、部長、取締役、常務取締役、専務取締役、社長、会長、相談役、そして社外取締役とサラリーマンの出世コースを極めます。
彼は若い時から、社内の政治抗争に巻き込まれて、何回も地方や外国の支店、関係会社に左遷されます。しかし、彼は絶対にあきらめることはなく、その場所その場所で全力を尽くし、成果をあげていきます。そのことで最終的な幸運に恵まれているという感じがしました。
漫画の中で明確には言っていませんが、彼は「自分がツイている人間だと信じている」と思っています。
 

先日読んだ、脳科学者が「エビデンスに基づいて運のよい人を研究した結果をまとめた本」にこう書いてありました。
 

自分がツイていると思うことで、あるホルモンが分泌されて、集中力と能力が上がるのだそうです。
 

人間は思ったような人になる、ということもあります。こうなりたいと思うことが実際に実現するということです。ならば、幸運をつかむために自分はツイている人間だと思いこむことは大事なことなのです。
 

幸運をつかむためには、
「行動を慎み、人に嫌われないようにする、勝つためのルーチンを大事にする、不運があってもあきらめず、運の流れを見極めて幸運の種を探し、チャンスがあったらつかむ、そして、自分はツイていると思うこと」
が大事だということですね。

 
 
 
 
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2024-10-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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