メディアグランプリ

言語化という予言を試してみる


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記事:服部達哉(ライティング・ゼミ9月コース)

 
 

 やりたいことは増えるばかりなのに、時間は限られている。以前は習慣だったことまでできなくなってしまっている。それでもやりたいことが多すぎるためについつい夜更かししてしまう。寝るのがもったいない、とまで思ってしまう。このような状態を「リベンジ夜更かし」というらしい。昼間できなかったこと、やり残したことを夜更かししてまでやってしまう、ということでリベンジというらしい。
 
 毎晩リベンジしていても未来はない。「リベンジ夜更かし」という言葉を知ったことをきっかけに、やりたいことを毎日に組み込み、新たな習慣を作るところから始めようと思い立った。
 
 一つ目は、読書の習慣を取り戻すことだ。リモートワーク以前、通勤時間=読書時間だった。リモートワークが中心になると、働き方は自分の理想に近づく一方で、読書時間はどんどん減ってしまった。通勤時間は読書くらいしかすることがなかったが、通勤しないとなると読書以外にもできることがあるため、どうしても読書が後回しになってしまい、ついには1ページも読書しない日が増えてしまったのだ。
 
 そこで、朝起きてから仕事に取り掛かるまでの30分を読書時間にすることにした。この時間は、何か決まったことをする30分ではなかったため、読書のための30分はすぐに定着した。読書習慣を取り戻すという、この数年間できずにいたことがすんなりできたことに拍子抜けした。
 
 2つ目のやりたいことは、SNSに得意を活かした学習コンテンツを投稿し続けることだ。コンテンツ制作では自分自身の学びも深まるのはもちろん、コンテンツ作成のためのデザイン、AI活用スキル、自動化ツールのスキルなどが身に付き一石二鳥だ。
 
 ここに動画コンテンツ作成スキルも学び始めることにした。コンテンツ自体からの学びとコンテンツ作成スキル、自動化ツールの運用というスキルが得られた。さらにフォロワーが増えて収益化となれば一石二鳥どころか一石三鳥にもなる。今は限られたコンテンツしかない状態だが、少ないながらフォロワーが増えてきている。
 
 3つ目のやりたいことは、本の出版だ。最初は絵本、マンガでわかる系の電子書籍から始め、いずれは活字の本も出版できればと思っている。
 
 AIを使って絵本を作り、出版を目指す、とある講座には申し込み済みなので、来年には絵本を出版予定である。その前段階として、マンガでわかる系の電子出版に向けた取り組みを始めている。絵が描けない部分はAIで画像を作成し、ストーリーについてもAIを活用し、本制作に使えそうな自動化ツールも勉強中だ。
 
 本というのは不特定多数に向けたコンテンツであり、不特定多数に読んでもらえるということはプレゼン能力が高い、ということだ。プレゼン能力というのは、本業でも必須のスキルだ。聞いていて退屈しない、なるほどと思わせる、最後まで聞いてもらえるプレゼン能力は憧れの能力の一つであり、コンテンツ制作で身につくとは今まで思ってもいなかった。
 
 4つ目は言語化の実験だ。言語化は、夢を具体化し、言語化することで、達成に必要な行動や支援を得るための重要なツールといわれる。有名人やスポーツ選手が子供のころから夢を周囲に宣言したり、文章化したりと言語化することで夢を実現していることをよく耳にする。言葉として表現することで、夢は「思い描くだけのもの」から「行動可能な目標」へと変わり、実現に向けた行動の源となるのだというが、自分はこれまでその力を実感したことがなかった。言語化してみたこともないのに、だ。
 
 しかし、言語化=予言なんだ。そして、その予言が的中するかどうかは自分次第なんだ、という考えがふと浮かんできた。なぜ言語化は具体的であればあるほどいいのか? それは、未来に何をすればいいか、既に具体的な行動として書かれているからだ。その通りに行動すればいいだけなのだ。結果がその通りついてくるかどうかは確かにわからないが、やることは確かに明確になる。だから結果もついてくるのだろう。大きな夢を実現した人たちは、多くの言語化をした人のうち、ほんの一握りかもしれないが、それでも言語化によって夢を実現させたことに変わりはない。
 
 この文章自体は、実は今から1年以内という比較的短い期間のやりたいことリストを具体化したものとして書いた。単なる箇条書きのやりたいことリストでも、To-doリストでもない。言語化・文章化したやりたいことリストだ。
 
 この文章は予言だ。言語化という予言なのだ。普通、予言というとあいまいで、どうとでもとれる文であることが多い。目標を細分化・具体化し、さらに行動の期限を書くことで、言語化という予言にしよう。予言が当たるか当たらないかは、明日からの自分の行動にかかっている。大きな夢ではないかもしれない。ただ、読書習慣、SNS投稿、電子書籍の出版が実現したとしたら、自分も言語化の力を信じられるだろう。
 
 2025年11月の自分へ。毎日読書をし、SNS運用は軌道に乗っていることでしょう。そのSNSでは既に出版した絵本とマンガを宣伝する場となり、読者がフォロワーになってもくれる場となっていますか?
 
 
 
 

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2024-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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