メメントモリ 心身が枯れ切る前にチャレンジして生き尽くす
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:punneko(ライティング・ゼミ9月コース)
「歌手になりたい」
「小説家になりたい」
あれが好き、これが好き……。
子どものころ、
大好きだったこと、
周囲の期待からではなく、
本音レベルで本当になってみたかった職業。
年齢を重ねるにつれ、
「どうせ目指したって無理」
「成功するのは一部の天才」
とあきらめてきた大好きなものごと。
皆さんは、ないだろうか。
「メメントモリ」。
ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」
という意味の言葉だが、
人生の折り返し地点を迎え、
最近とみに「あのときああしていたらどうなっていたんだろう?」と思いながら死ぬのはいやだな、と思うようになった。
死ぬまでにやっておきたいことリスト、
会っておきたい人リスト、
行きたい場所リストなどを作成することはよく聞くが、
もっともっと思考を飛ばして
まだ体力や心のエネルギーが枯れ切らないうちに
昔なりたかった職業・本当はやってみたかったことに、
チャレンジしてみる、というのはどうだろうか。
そのときチャレンジしなかったのには
いろいろな理由があると思う。
私の場合は
「チャレンジして、失敗するのが怖かったから」
「失敗して、やっぱり自分には才能がなかったんだ、
という証明になるのが怖かったから」
それって誰に対しての恐怖だったんだろう?
周囲の友人? 家族? 自分自身?
今はもう、多少の恥くらいかいてもいい、と思える年齢になった。
それでも気になるなら、別に誰にも言わなくたっていい。
そんなことよりも、
あのときチャレンジしていたら
また違う人生があったんだろうか、
と思い続けているほうが悲しく悔しい。
皆さんの、
そのとき一歩踏み出さなかった理由は、
なんだろうか。
それは今だったら、解決できるものだろうか。
意外と、決めたら動き出せる、
そんなことだったりしないだろうか。
なりたかった職業・本当はやってみたかったことを
北極星として紙に書き出して、
そこにいたるためのステップを具体的に考えてみる。
私の北極星・子どもの頃の夢は、
「小説家になりたい」
だった。
私の具体的なステップは、
「文章を書くことを学び、アウトプットする機会を増やす」
大体の期限も決めた。
そこから、会社員を続けながらでも学べる場所を探した。
そして今、
このライティング・ゼミに参加している。
仕事と並行しながら学び、
毎週の締め切りに向け
2000字の原稿をひたすら書き続ける日々だが
中学・高校生のころ勉強そっちのけで
徹夜して小説を書いていた、あのわくわく感、
没入感を今、感じている。
ライティング・ゼミが終わったら、
出版社への応募に向けて動き始めたい。
実は10年位前から、このテーマで、このタイトルで
書いてみたいな、と思っている茫漠とした構想がある。
それを具現化してみたい。
応募して選ばれなかったら、
それはものすごく残念に思うだろうし落ち込みもするだろう。だけど
いざ死を目の前にしたときに「ああしていたらどうなっていただろう」
という後悔は絶対残らない。
今、体力と気力がまだまだあるうちに
チャレンジしておきたい。
死を意識することは
決して後ろ向きなことではなく、
むしろ生きることに対して研ぎ澄まされた願望と
それをかなえることの原動力になる、と考えている。
子どものころは恥ずかしくて
家族を含め絶対に誰にも夢を明かさなかったのに
夫と、子どもたちに伝えてみた。
「いいね! 応援する」
と言ってくれた。
「母」でも、
「会社員」でも、
「アラフィフ」でも、
誰でも、
何歳からでもチャレンジすることはできると
子どもたちが感じてくれたらうれしい。
先日久しぶりに会った学生時代からの親友に、
「小説家になりたかった夢を思い出して、
4か月前から習ってるんだ。死ぬときに後悔したくないから。
みんなより一足早く人生の最終ステージの準備に入ってる」
と言うと、上を向いて少し考えてにこっと笑い
「うん、いいね。楽しみだね」
と。
うれしかった。
親友の反応も、
自分自身がちょっと恥ずかしいくらいの夢を
親友に語れたことも。
チャレンジの結果がどうであれ
家族と親友の反応と、
自分が願望を放てたうれしさの記憶は
幸せな記憶として自分の中に残っていくと思う。
そして周囲の人にも、なんらかの良い影響があると信じたい。
この原稿を読んでくださっている皆さんが
何歳か、どんなライフステージにあるかはわからないが、
誰でも、何歳からでも
本当にやってみたかったこと、なりたかった職業に
チャレンジしてみようかなと思ってみてほしい。
願望を、北極星にして紙に書き出してみてほしい。
そこにいたるステップを考えて、
行動に移してほしい。
きっとそのプロセスは、
わくわくと冒険に満ちていて
エネルギーに満ちたものになるはずで
人生をより豊かに、
後悔のないものにしてくれるはず。
私も最近気づき、
今まだ入口に立ったばかりだけれど
一緒に後悔のない人生へのチャレンジを実行していただけたらと思い
記してみた。
一緒に、
心身が枯れ切る前にチャレンジして生き尽くそう!
***
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