占い側の意見に寄せて生きていく
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:きりの鮎美(ライティング・ゼミ1月コース)
占いを信じる、信じないは人それぞれであることは大前提として、
占いが当たっても当たらなくても、私は占いが大好きだ。
1週間の始まりは各占いサイトをすべて確認する、占術方法にこだわりなし。
今週のおうし座、B型、二黒土星、土星人、巳年の運勢は〜、と見ていると、
めちゃくちゃ良いことも、悪いことも、普通のことも書いてあるから、それを見るとなぜか安心感が湧いてくる。
何が起こってもおかしくない、今週も普通の1週間になるんだな、と。
実は今まで、対面の占いも何度かしてもらっていて、それも1回何万円もする占いもあった。
インド占星術や四柱推命に手相などなど、占ってもらう内容はもちろん、ただ一つ!
「私はいつ結婚できますか?」だ。
さて、すべての占いの結果の通りだと、私はすでに結婚しているはずである。
そう、占い師さんが見ている未来では、私は結婚をしているのだ!!
それも、遅くとも35歳5ヶ月には!
おかしい、すぎてしまった。もうすぐ36歳になってしまう。
私の守護星どうした? 機能してないのかな?
一体何を見えていたんだと思うと同時に、そりゃ占いだからね、当たるも八卦当たらぬも八卦。
むしろ、占いが当たらないのではなく、私が占い通りに動いていないことが原因ではないだろうか。
いくつか、心当たりはある。
まず、口コミでよくあたると言う四柱推命の占いの先生に占ってもらった時。
その時の彼氏は結婚する気はないから、別れて違う人を探した方がいいと言われても、そんなはずはないと別れなかった。
占いなんて当たらないよ、私はこの人がいいんだから、と。
高いお金を払って謎の反発心を燃やし、意地でも別れない。
占い師さんに言われたからって別れるほど盲信していないと言うのもあるけれど。
結局、2年付き合った挙句、結婚願望がないと告げられ別れることに。
当たってるじゃん! その占い師さん、結婚する気なかったよ、見えてたんだ、すごい。
この出来事は占い師さんの言うこと聞かなかった自分の落ち度のように感じた。
さて、彼氏とも別れ、次はいつ彼氏ができるかなと、これまた口コミでよく当たると言われていた、インド占星術のインド人の先生。
インド占星術では、生まれた時の星の位置で、人生のほどんど全部が統計学的に決まっていると言うものだ。
スピリチュアルというよりも、どことなく学術的な雰囲気がかっこいい、信じられるぞ、と思った。
そんな占いの先生からはなんと、34歳4ヶ月〜35歳5ヶ月に結婚できると言われる。
よっしゃ〜、私の人生、そう決まっているのか〜。
と、思うだけで、その後はただただ推し活に狂い、婚活どころか、恋活も全くしなかった。
そしたら、もうすぐ36歳になってしまう。
これって、占いがどうとかじゃない。
そりゃ、何もしなくて結婚が突然降って湧いてくるなんて、そこまで人生甘くない。
そんなこと考えれば分かるはずなのに、占い結果に胡座をかいて何もしなかった自分が悪い。
占いが当たらなかったのではなく、私が占いの結果に寄り添わなかったんだと思った。
結局、占いなんて、根拠がないとか、心理学的に誰にでも当てはなるようなことを言われているけど、その通りだと思う反面、どこかで信じている気持ちもある。
いいことを言われれば嬉しい。ただ、いい事を言われた時の行動や、悪いことを言われた時の向き合い方こそ、占いに救われるきっかけになるのではないかとも思う。
良いことは一旦置いといて、今週は運気が悪いから、気をつけましょうと言うことの、気をつけることにフォーカスを当てていったら、結果的に難から逃れる確率が上がるのではないか。
でもこれは、占いだけに言えることではないなと気づいた。
人からの意見だって、厳しい意見はなかなか素直に聞けなかったり、自分の中に落とし込むこと
が、いい意見を言われた時よりも難しく感じるから。
自己の成長と言うほど仰々しいことではないかもしれないけど、やっぱりそこでもいい意見に胡座をかいていると、それ以上は成長できないとは思う。
だからこそ、これからもやっぱり占いを見ては、良いことは一旦置いておいて、悪い意見にこそ注視して、占い側の意見に寄り添って行動しながら生きていきたいと思った。
ちなみに、私は42歳で女性の幸せのすべてを手に入れるという、最高の占い結果も残っているから、これは頭の片隅にいつも置いたままにしている。
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