天狼院通信

今までなんで人間ドックにいかなかったんだろう/超絶臆病人間の人間ドック体験記《後編》《天狼院通信》


人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:三浦崇典(天狼院書店店主)

 

超臆病人間が人間ドックに挑む

前回の記事「お尻に何か入れられるくらいなら死んだほうがマシだ」では、いかに僕が臆病で、人間ドックが怖かったかについて書いた。

 

 

で、今回はいよいよ、人間ドック体験記を書こうと思っている。
結論から言ってしまえば、

なんで今まで行ってなかったんだろう

と思うくらいに、行ってよかった。本当によかった。
詳細な結果については、医師の荏原さんにフィードバックを受けてから公開するが、まずは大きな病気が見つかっていない。

実は、これまでかなり不摂生な生き方をしていて、かつ、コロナ禍では精神的にキツイことが多くありすぎたので、50%くらいの可能性で初期のガンが見つかるのではないかと覚悟をしていた。

それが、今のところ、なさそうである。

それよりもよかったのは、人間ドックが思ったよりも遥かに苦痛ではなく、毎年行っても大丈夫、いや、もう毎年行きたいと思えたことだった。

なぜ、そう思えたのか?
理由を順を追って述べていこう。

 

理由①:思ったよりも多くの項目を調べてもらえた。

最初、人間ドックと聞いて想像していたのは、胃カメラと大腸カメラだろうと考えていた。ところが、それだけでなく、一泊二日で、

便潜血検査
一般血液検査
肝機能検査
腎機能検査
脂質検査
電解質検査
糖代謝検査
生化学検査
血清学検査
胸部単純放射線検査
尿検査
身体測定
視力検査
眼底カメラ
聴力検査
肺機能検査
心電図検査
超音波検査
骨密度検査
胸部CT検査
脳CT検査
脳ドック(MRI検査)
心エコー検査
胃内視鏡検査
大腸内視鏡検査
栄養士による食生活改善指導
医師による問診

と、ほとんど初心者にしてはフルコースの内容で、あそこまでやれば「自分の解体新書」ができると思った。
もちろん、オプションなどのものも、腫瘍マーカー以外は結構入れてもらったので、盛り盛りになったのだろうが、これくらいはやってみたかったので本当によかった。

 

理由②:胃カメラと大腸カメラがまったく苦痛ではなかった。

一番怖かった、胃と大腸の内視鏡(カメラ)検査だったが、これが拍子抜けするくらいに苦痛ではなかった。

胃カメラのときなのどは、始まった記憶もなく、終わったのもわからず、なかなか始まらないな、何かトラブルかなと思い、

あれ? いつ始まるんですか?

と看護師さんに聞いたら、

もう終わりましたよ

と言われたくらいだった。
僕は怖い怖いと言っていたので、麻酔をしてもらったのだと言う。
にしても、「ちょっと眠くなりますね」と言われたくらいで、元からしていた点々に追加されて麻酔を入れられたようで、まったくそれも麻酔とは気付かないレベルで、終わってから、確かに麻酔をしますかと最初に看護師さんに聞かれて、ぜひ、と言っていたのだけれど、イメージしていた麻酔はもっと大掛かりなものだったので、あんなに容易だと思わなかったのだ。

そのおかげもあって、人生初の胃カメラは、まったく負担なく終わった。
あっけないものだった。
麻酔をしても、嘔吐反応をする人がいるらしいが、僕はそれもなく、どうやらすやすや眠っていたらしい。

僕は麻酔をしてもらったが、麻酔ができない病院もあるらしい。また、鼻から入れる胃カメラもあるらしいが、それだともし怪しいポリープが会った場合などに処置が難しくなるらしく、その病院では口から入れる胃カメラを推奨しているとの医師の説明だった。もっともだと僕は思う。麻酔をすれば、まったく苦痛がないので、次回も口からでいいと考えている。

で、鬼門の大腸カメラだったが、まず前夜に下剤を飲み、朝に2リットルの腸管洗浄剤を2時間かけて飲むのだが、別段、これを苦痛ではない。ちょっとまずめのポカリスエットを飲む感じで、まあ、2時間かければ問題なく飲めたし、カメラを入れるまで10回ほどトイレに行くのだが、僕は元々お腹が弱く、トイレにいっぱい行くプロだったので、腹が痛くこともなく、腸が現れる感覚もあって、むしろ爽快だった。47年間ほとんど空になったことがなかった腸がリセットされる感覚もあって、これはいいなと思った。

で、いざ、大腸カメラだったが、これはさすがに気付かないうちに、ではなかく、大腸がなかなか押される感覚はあったが、まあ、その程度だ。痛くもなく、気分が悪くもなかった。最後に暗い部屋で顔の見えない先生から、

「問題ありませんでしたよ」

と言われたのをぼんやりと覚えている。
お尻に入れた入れられたの関係はちょっと気まずいから、あまり、顔を合わせるようにしていないのかもしれない。それなら、ありがたかった。

 

理由③:ご飯が美味しかった。

1日目のお昼と夜、そして、2日目のお昼にご飯を出してもらったのだが、それが健康的かつ、美味しかった。

病院のご飯というのはイメージ的に印象が良くなかったが、その常識を覆されるものだった。
肉も魚もあり、フルーツの盛り合わせもあり、実に美味しかった。

 

理由④:泊まった個室がホテル並みに綺麗だった。

泊まった個室が、ホテル並みに綺麗で、過ごすのにも仕事をするのにも快適だった。部屋にトイレもついていたので、大腸カメラの前などは非常に助かった。

消灯は21時くらいで、ちょうどよかったので早めに寝ることにした。
すぐに寝付けて、普段よりもたくさん寝ることができた。

大きなテレビもあったが、普段、テレビを観ないので活用しなかったが、観る人にはいいだろうと思う。

 

理由⑤:先生方と看護師の皆さんの対応が非常に丁寧で優しかった

様々な先生方や看護師さん、スタッフの皆様に対応いただいたのだが、皆さんの対応が非常に丁寧で優しく、不安を抱えて来ていた僕としては本当に心強く、もうここ以外で人間ドックはしない、と思うほどだった。

元々、本気で140歳を目指す「AIウェルネス倶楽部」などでお世話になっている荏原先生の病院ではあったが、それでなくても、いいスタッフさんが多くいる病院で安心できた。また、心配事も気軽に相談できた。

 

 

理由⑥:現在の自分の問題点が明瞭化された

まだ詳細な結果はもちろん来ていないが、そのときに迷惑に分かったことの一つに、内臓脂肪がかなり多いことがわかった。脂肪肝も確定した。

だからこそ、これまで4ヶ月で6Kg体重を落とした流れが、非常によかったのだとわかった。もし、あのまま何も手を打たなければ、健康に大きなリスクとなっただろう。

この内臓脂肪は、今までの長年の、数十年にも渡る不摂生の塊で、いわば”健康負債”である。そして、すでに猛烈な勢いで、僕はこの返済を開始しているのだ。次の人間ドックまでは、この負債が0になるまでにしようと目標が明確になった。

これが非常によかった。現状を認識することができれば、攻略法も見えてくる。

AIウェルネス倶楽部で、これは徹底して返済して行こうと思っている。

 

理由⑦:人間ドックの結果を活かすための仕組みが整っている。

そして、今回、すでに「AIウェルネス倶楽部」が始まっており、140歳を目指す多くの仲間がいる。また、医師の荏原さんのサポートもあるので、この人間ドックの結果を、徹底して公開して、フィードバックしてもらう体制も整っている。

これは非常に大きなことだと思う。

人間ドックのやりっぱなし、健康診断のやりっぱなしで、大きな病気が見つからなかったことに安心して、数値に向き合わない人が大半だと言う。

だが、AIウェルネス倶楽部では、結果が出てからが本番だ。

その結果を使い、自分だけの『140歳までの生きるための教科書』をAIとともに創っていき、その本を読み込ませたオリジナルAIも創っていく

毎月入りやすい形にしたので、ぜひ、皆様も参加してほしい。

 

 

また、今回の人間ドックで出た結果は、このマガジンでも公開しようと思うので、お楽しみに。
医師の荏原さんによるフィードバックの回もYouTubeで健康診断のときのようにできればと思っている。

最後に、今回大変お世話になった病院も紹介しておこう。
もし、僕は140歳まで生きることができたら、一番の恩人はこの病院ということになる。

医療法人すこやか高田中央病院の皆様、本当にありがとうございました。

来年も必ず行きますので、どうぞよろしくお願いします。

 

クリックするとHPに飛びます。

 
 

▪️ライタープロフィール

三浦崇典 | Takanori Miura
BOOKLove結婚相談所仲人総取締役

株式会社東京プライズエージェンシー代表取締役。株式会社インパルス代表取締役。天狼院書店店主。小説家・ライター・編集者。雑誌「READING LIFE」編集長。劇団天狼院主宰。プロカメラマン。秘めフォト専任フォトグラファー。ビデオグラファー。AIパイロット養成講座主宰。

2016年4月より大正大学表現学部非常勤講師。2017年11月、『殺し屋のマーケティング』、2021年3月、『1シート・マーケティング』(ポプラ社)、2022年1月、『駆け出しクリエイターのための時間術』(玄光社)を出版。

2025年4月、IBJと正式契約、BOOKLove結婚相談所開設、BOOKLove結婚相談所仲人総取締役に就任。

2009年4月1日に、「株式会社東京プライズエージェンシー」を設立登記し、その後、編集協力や著者エージェント、版元営業のコンサルティング業等を経て、2013年9月26日に「READING LIFEの提供」をコンセプトにした次世代型書店(新刊書店)「天狼院書店」を東京池袋にオープン。今は全国に店舗とサービスを広げている。現在の旗艦店は渋谷宮下パークの天狼院カフェSHIBUYAである。
長年にわたり雑誌『週刊ダイヤモンド』、『日経ビジネス』にて書評コーナーを連載。

【メディア出演】(一部抜粋)

NHK「おはよう日本」「あさイチ」、日本テレビ「モーニングバード」、BS11「ウィークリーニュースONZE」、ラジオ文化放送「くにまるジャパン」、テレビ東京「モヤモヤさまぁ〜ず2」、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、J-WAVE、NHKラジオ、日経新聞、日経MJ、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、雑誌『BRUTUS』、雑誌『週刊文春』、雑誌『AERA』、雑誌『日経デザイン』、雑誌『致知』、日経雑誌『商業界』、雑誌『THE21』、雑誌『散歩の達人』など掲載多数。2016年6月には雑誌『AERA』の「現代の肖像」に登場。大小合わせて400回以上メディアに登場。

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2025-05-18 | Posted in 天狼院通信, 天狼院通信, 記事

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