小6の僕が考える農業の未来
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:寺島いぶき(ライティング・ゼミ夏休み集中コース)
「種ってすごいなぁ」
僕は、小学1年生の時に母と一緒に家のベランダにあるプランターで、カブを育てた。そのカブは、土の上に種を撒いて水を毎日やれば育つと思った。でも実は、僕は3日に1回程度しか水をあげなかった。それでもカブは美味しく育ってくれた。そのカブを、両手でスポッと抜いて洗った。そして切ってから漬物にして食べた。その漬物はとってもおいしかった。今でもその味を覚えている。僕は野菜が大好きだ。
それからも家の小さなベランダで、毎年野菜を育てている。
小学5年生の時、農業の授業で、「日本の農業にはいくつかの課題がある」と先生が言っていた。
その問題とは、後継者がいないこと、食料自給率が低いことなどだ。
それを聞いて僕は、日本の農業が今の状態のままでいいのか心配になった。今は畑や、ビニールハウスで育てているけれど、そのやり方は、都市部ではできない。
なので、僕は食料自給率を上げることに関しては、街路樹を果物の木などにすることを考えた。
街路樹を果物の木にすることで、いつでも実をとって食べることができる。外なので日光や水がしっかりとあるので少し手入れをするだけで、果物が育つだろう。
だから、僕は街路樹を食べられるものに変えることを提案したい。
他にも先生が言っていた後継者不足に関しては、よくわからなかったので調べてみた。
すると、
- 時間がはっきりしていない
- 農業をする場所から、地方に人が移動する
- 仕事量が不安定
- 天候に左右されやすい
- 豊作、不作等があり、給料が安定しない
などの問題があることがわかった。
これを知って僕は、全てが不安定なことは、あまりやりたくないと思った。だから、後継者不足になることは、当たり前だと感じた。
けれど、日本の農業がなくなると、輸入品だけになったり、加工食品が増える。万が一輸入がストップすると、食べるものがほとんどなくなることが考えられる。だから、僕は心配だ。なので農業がなくならないように、解決策を考えてみた。
人手不足や時間などのことを考えると、何人かで当番制で行うというのはどうだろうか。例えば、3人で1週間ずつで交代にする方法だ。その場合、1週間仕事をすると、残りの2週間は休むことができるし、一人一人の労力は小さいので、どのような年代の人でもできると考えた。
ほかにも、農作物を「ブランド化」する方法があると思う。例えば作っている大根がブランド商品だったら、おしゃれなイメージがついて、都会からも田舎に作りに来る人が増えると思う。
いろいろ調べていたら、ほかにも問題がいくつかあることに気がついた。それは、主食が米の人が減ってきている傾向があることだ。
農林水産省のホームページには、
「お米の1人当たりの消費量は、1962年度をピークに減少傾向です。ピーク時は年間118.3キロのお米を消費していましたが、2022年度は年間50.9キロまで減少しました。」
と書いてあった。
僕はそれを知って、米を食べる人が減ると、米をどんなにたくさん作っても売れなくなってしまう。なので、農業をする人がますます減ってしまう。僕は、「このままでは困る!」と思い、昔の人は、米をどのように使っていたかも調べてみた。
昔の人は、普通に米を炊いて食べるだけでなく、餅や団子、せんべい、酒や甘酒、味噌や醤油を作ったり、米がお金の代わりになっていた頃もあった。
これを知って僕は、昔の人はすごいと思った。
米の使い道として現代に取り入れるとしたら、団子やせんべいなどは、今でも人気があるし、おやつとしても食べられる。これを知ってふと思い出した。小学校の給食の時間に、クラスメイトの中には大きな唐揚げを見て、太りたくないと言っている人が何人かいた。今、はやっているケーキやチョコレート、クッキーなどよりも米スイーツの方が太りにくいので、みんなにも米スイーツを勧めたいと思う。
そして日本は、弥生時代から米を主食にしていたのに、米を主食にする人が減ってしまうと、日本の古くからの文化も失われてしまうように感じる。僕は日本人として、日本の文化が失われてしまうことは、日本じゃなくなってきているように感じて、少し悲しい。
日本の文化が、これ以上減らないように、僕は米を食べようと思う。
そして僕と同じように、米を主食にする人が増えれば、米がたくさん売れて、農家の収入が増えるから、農家になりたい人が、増えると思う。
日本の農業が活性化してくれたら、僕は嬉しい。
≪終わり≫
***
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