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1万円でおつりがくる!?「セクシー写真撮ってもらった♡」自分を好きになる、こんな機会、なかなか無いかも


*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

記事:和田 千尋(ハイパフォーマンス・ライティング6月コース)

 

 

「セクシー写真、撮った♡」と口にした日


「セクシー写真、撮ったんだ♡」
この一言に反応しない女子はいない。
「え、どういうこと?」「どこで? 誰に?」
質問が矢のように飛んでくる。

そして一瞬の沈黙。
……まさか、お金のため……?

ぎゃはは、この年齢で需要があるわけないでしょうが! むしろお金は私が払ってます。ただし思ったより格安で。その場の女子は誰もが興味津々。予想通り、しばらくの間は私が「話題の主役」になった。

格好の話のタネになると思っていた。これが参加を決めた理由の1つ。いつでも投下できる鉄板ネタを手に入れた。自虐により笑いの方向に持って行けば誰も傷つけない楽しい話題だ。誰もがチラリと憧れをよせ、でも自分にムリだと尻込みするそんなエリアに足を踏み入れた自覚もある。

質問は次から次へと飛んでくる。人数分の質問だけじゃない。みんな1人で3つも4つも投げてくる。
皆の質問に丁寧に答えながら、この調子だと1日の平均質問数を超えるかもとひそかに考えていた。

 

質問されることは生きること


ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は1日平均2万回以上もの選択をしているらしい。
つまり2万の質問に心の中での答えているということだ。今回のように外から持ち込まれた質問もあれば、自分の中での選択──「今日のランチAとBどっちにする?」──もあるだろう。
NO質問,NO LIFE。我々は、常に投げかけられる問いと向き合っている。

「セクシー写真を撮りに行くか?行かないか?」
これも参加前に考え続けた質問であった。

参加を決めたら決めたで、別の質問が続く。
「その誰に見せても恥ずかしい、我儘ボディで行くつもり?」
ブルブルブル、そんなわけない。頑張りますよ。絞りますとも。

過去にセクシーさが必要な、そんな役割に自分がいたことはない。
求められるのはムードメーカーや、その他大勢といったところ。
若い頃であれば、生々しく感じられた願望も、歳をとって枯れた状態の今
あえて意識してみてもいいんじゃないかと思ったのが、参加した別の理由だ。

シャツのボタンを上から大胆にあけても、周りをふりむかせず、眉をひそめさせない年齢となった。
このままでは、セクシーとは無縁のまま一生終わるのもどうかと焦ったこともある。

ちょっと違う自分に会いに行くのもいいかもしれない。
毎日運動するモチベーションにもなる。
ただ、参加を決めた一番の理由は友人との日帰り温泉での出来事からだった。


日帰り温泉と化粧問題



遠出の最中、日帰り温泉施設を見かける。つい、ふらっと立ち寄り、露天風呂で空を見上げながら「はぁ~!」っと息を吐きたくなる。


しかし、女性にとって急に温泉に行くことには“大問題”がある。
それは──「化粧、どうするか問題」。
急きょ立ち寄ることにしても、お風呂に入る前に洗面台の前でフリーズする。
落とす?落とさない?落としたら同行者や周囲の人にすっぴんを見られる……。

眉毛がないとか、目が小さいとか、変に思われたらどうしよう。
チラッと視線感じるだけで、心の眉毛がそわそわするという。
メイクのまま入れば、顔は洗えないし、お湯にもつけられないため、ファンデはどろどろ。最近は「メイクしたまま入浴禁止」の施設も増えた。


友人がまさに典型だった。
クレンジングシートを握りしめて「今日は落とす!」と決意しても、鏡に映る自分を見て「やっぱり無理」と引き返す。
「装うことで気持ちを込めてるからね。
自信をくれるアイライナー、仕事スイッチが入るリップ、心の鎧みたいなファンデーション……」
そう力説する友人。リラックスのための温泉でさえ、”素”の自分をさらけ出せない……。いつしか装った自分が当たり前になってしまっている。

自分はほとんど化粧をしないが、年齢と共に人の目を意識してバカができなくなり、素の自分をさらけ出せなくなっていると感じることは多い。体の中にたまったものが出口を求めてさまよっているようで、なんだかモヤモヤが抜けなかった。

やはり早急にデトックス的な処置が必要かもしれない。


天狼院書店と「秘めフォト」との出会い


今回、参加しようと決めたのは天狼院書店の講座 「秘めフォト」だ。
天狼院書店とは、東京・渋谷以外に湘南・名古屋・京都・福岡の主要都市に店舗を構えるちょっと変わった本屋さんで、「本を売るだけじゃない」ことで知られている。最初スマホによるカメラ講座を検索して、その存在を知った。

普通の書店と違って、店内では本はもちろん、カフェのように飲み物を楽しんだり、イベント・講座・ワークショップに参加できたりする。名前の「天狼」は、シリウス(おおいぬ座の一等星)のこと。本好きの好奇心を照らす星、という意味も込められているそうだ。

そして「秘めフォト(通常会)」とは。
天狼院書店主宰のイベントで、「秘め」と「姫」をかけていると思われる、女性限定のイベント講座だ。「自分史上最高にSEXYな1枚を撮る」をテーマに開催される人気の撮影会だ。参加者の70%が初めて参加という、気軽に参加できるもので、今までで18歳から69歳までの幅広い年齢の4,320名が参加している。

撮影料は3840円(税込)と破格の金額設定でもある。全データ渡しでもプラス5500円(税込)だ。

ということは1万円でおつりがくる(撮影料+全データ料)!? 

え??いいの???

ちなみにデータは1枚1100円(税込)でも購入可能だ。しかし平均1人20枚以上撮影データがあるので、全購入の方がお得となる。さらに学割もあるという破格っぷりだ。

衣装は自由だが、多くは下着姿。実際に出来上がった写真を見て驚くのは、
高価な服より、凝った服より、生の肌が放つ光沢の美しさだ。

より完璧な美しさを追求するのであれば、極端な話、身体を覆うものは無いほうがいい。そう確信できる根拠が、数十枚の写真の中にあった。


カメラマン三浦氏の「引く美しさ」


カメラを握るのは天狼院書店店主・三浦崇典氏。小説家で編集者で経営者で、そしてこの日は「寄り添うカメラマン」。

撮影前のブリーフィングで、彼はこう言った。 「傷も、あざも、ほくろも、ケロイドも……隠さなくていい。むしろ、あるほうがいい」 その瞬間、空気が変わった。 彼が撮ろうとしているのは「足す美しさ」ではなく「引く美しさ」。 生命力を美しさに変換する流儀が、皆に静かに浸透していった。

当日は10代から60代まで、さまざまな女性が集まった。
10代の女性は、セクシーな写真を安心して撮れる貴重な機会だからと言っていた。

最多年齢層は子育て中の女性たちだ。いつもは母であり奥さんである女性が、お気に入りの下着を身につけ、自分という一人称でカメラの前に立つ。
キレイに撮れるようアドバイスはあるものの、誰にも何も強制されない。やりたくないことはやらなくていい。自分主体で自分のキレイを試行錯誤で堀り起こしていく。

生命力を美にかえる秘めフォトでは、装ったセクシーは全く良い写真にはつながらない。
丁寧に自分に向きあい、コレ!と思ったものを心からグワッと出さないと、写真が活きてこないのだ。1回の撮影で完璧に出来る人はあまりいないだろうと思う。だからこそこの講座は脅威のリピート率を誇る。

日帰り温泉で感じた、さらけだせないモヤモヤなど彼方に吹き飛ばすような、ありのままの自分を出せる爽快さがココにはあった。


撮影は肯定の連鎖


誰もが前向きに撮影に取り組めるのには、さらに、いくつかの秘密がある。
まずはこれ、
「そのお腹、めっちゃいいじゃん! 見てよ俺なんて〜」


カメラマンの三浦氏の笑いが起きるほどの自虐。誰かの緊張で強張った顔がふっとほぐれた。彼だけがこの場で唯一の男性だが、全くそれを感じさせない。

撮影者がスタジオに集合した後、出張から帰ってきたお父さんのように自然にスタジオ入りし、ささっと機材を組み立てる。
撮影の合間に健康や食生活についてなどの話題を振りまきながら、ごく自然なトーンで周囲に話しかける。彼がまるで友人同士の集まりのように振る舞うことで、参加者同士の距離もぐっと縮まっていく。

「『秘めフォ』」はお客様から、彼氏が出来たり結婚が決まったり、子供が生まれと多くの報告が寄せられるほどエビデンスが高いんだけど、即効性もあって、帰りがけナンパされまくったという人もいるから気を付けてね~」

笑いを交えた説明によって、するすると全員をチームとしてまとめ上げる。
撮影中はカメラと一体で、良い写真を撮ろうという集中力がレンズを通して伝わってくる。

もう1つはこれだ。
「うわ肌きれー」「ほんと!」「すてきー!」──肯定の声が自然と飛び交い、スタジオは前向きな空気で満たされている。

実は撮影は大勢の中で行われる。合計3ポーズ撮るのだが、それぞれ順番に撮り、自分の撮影時以外は他の人の撮影を見学する。

え!無理!人に見られるなんて!!

そうではない。リピーターの方がムードメーカーとなってくださり、率先してやってくださることで心の準備や、自分だったらこうしようといった余裕が生まれる。

他の参加者を応援することで、その人がどんどん活き活きしていくるのがわかる。その喜びは自分に跳ね返ってくるのだ。
そして実際、自分の番には今まで言われたこともないような人数から、誉め言葉が雨あられと降ってきて、恥ずかしいのと同時にやはりうれしさもあり、テンションが爆上がりする。

最初はやはり表情が硬かったが、終盤には、みんな堂々とレンズの前に立てるようになっていく。
そうなると、より「好きになりたかった自分」が目を覚まし、不要な殻がスルリと落ちていくのだ。


心のすっぴんを出せた瞬間


そして撮影終了。やはり照れくささもあり、各々そそくさと帰り支度を済ませる。

帰り道、誰かが言った「さようなら」に振り返った。そこに立っていた女性の姿はあまりにも瑞々しく美しかった。思わず足が止まる。

そして確信する。彼女はきっと、心のすっぴんを人前に出すことができたのだ、と。


おまけ ☆撮ってみてわかったこと☆



実は、チキンな私は撮影日が近づくにつれ、年齢や体型が頭にチラつき躊躇しまくった。自信はゼロ。もっと正直に言うと、1回は体調不良を口実に延期したほど(スタッフの方、本当にすみませんでした)だった。

でも今後あなたが、もし同じように事前に後悔しまくったとしても、絶対に参加をしてほしい。
あとはカメラマンとスタッフと参加者の方々が自然にノセてくれる。

撮影時、例外なく誰もが本当に美しかった。考え抜かれたライティングと撮影技法を抜きにしても、覚悟と期待をもった生身の人間がそこに存在するだけで、こんなに美しいのだと心を動かされた。

そして撮影日以降、確実に鏡で自分の顔以外を見る時間が増える笑。自分の身体など全く興味も自信もなかった。見る角度やポーズを変えてみたりすることで、他は全部ダメダメなのに、たった10センチ程度の範囲ながら、この曲線いいんじゃない♡など、恥ずかしながら、全く怖れを知らない、ふとどきな感想を持ってしまったりする。


話題の種にはなるし、普段は見られないセクシーな自分にも出会える、

でも、何より

ありのままの自分がちょっと好きになる、こんな機会なかなか無いかも……。

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2025-08-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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