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28歳女、ノリで南米行ってみた #1 出発2週間前で『帰り道なし』


*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2025年6月開講】目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」〜たとえどんなに上手くとも、効果がなければ意味がない。〜

記事:ほり(ハイパフォーマンス・ライティング)

 

出国まで、あとちょうど2週間。

行き先は南米。

けれど私はまだ、帰国のチケットすら、買っていない。
準備はゼロに近い。

普通なら「無謀すぎる」「やめとけ」と言われる状況だろう。
でも、不思議と焦りはない。
むしろワクワクしている。

だってこれこそが、私の旅のスタイルだから。
衝動で動き、無計画ながらも「なんとかなる」精神で突き進む。

今回の南米行きも、その延長線上にある。

「28歳女、ノリで南米行ってみた」

このnoteに、その全てを残す。

28歳、本屋アルバイト。ノリで南米に行くと決めた理由

改めて、自己紹介をさせていただきます。
私は東京で本屋のスタッフとして働く、28歳の女性です。
ここでは、ほりと名乗らせていただきます。
名字はもうちょっと長いのですが、
面倒なので普段からほりと名乗っています。
勤務先は「天狼院書店」という、ちょっと変わった本屋です。

天狼院書店 | TENRO-IN天狼院書店 TENRO-INTENRO-IN tenro-in.com

天狼院書店は、ただ本を販売するだけの場所ではありません。
「人生を変える書店」というテーマを掲げ、
ライティングや写真、ビジネスやAIなど、
さまざまな講座やイベントを開催しています。

私はアルバイトスタッフとして働き、
お客様へのご案内を通して、
「人生が変わる瞬間」に立ち会ってきました。
アルバイトでありながら社員と同じように大きな裁量を任せてもらい、
ときには社長や社員の方々と一緒にイベントを
企画・運営することもあります。

本屋でありながら、本屋らしくない。
アルバイトでありながら、アルバイトらしくない。

そんな環境に身を置いているからこそ、
私は「ノリで動いてみる」という自分のスタイルを、
仕事にも人生にも重ね、全力で挑戦できているのだと思います。

そして今、私はこれまでで一番大きな挑戦をしようとしています。
ノリで――南米に行くことを決めたのです。

なぜ南米なのか――現地に友達がいるから。

では、なぜ数ある行き先の中から、南米を選んだのか。
理由はシンプルです。――現地に友達がいるから。

旧来の友人が、3年ほど前から南米に住んでいます。
彼女が渡航する前に私は彼女に言いました。

「私、30歳になるまでに会いに行くから!」

いわば「行けたら行く」の最上級。

でも、彼女は今年に入って、年内の帰国が決まりました。

もし彼女が南米にいないのなら、きっと一生、南米なんて行かない。
だからこそ、今行くしかないのです。

そして、どうせ行くなら――ずっと夢だった場所にも足を伸ばしたい。
マチュピチュ、ウユニ塩湖、イグアスの滝。
(なお、実は南米に何があるのか、ちゃんと把握していません。
これから調べます笑)

会いたい人がいる。見たことのない景色がある。
その衝動に背中を押されて、私は迷わず決めました。

「南米に行く」

出国2週間前、準備はゼロ。それでも「なんとかなる」と思える理由

出国まで、あとたった2週間。
普通なら、もうすべての準備が整っていて当然の時期ですよね。

でも私の場合――帰国のチケットはまだ買っていません。
行き先すらまだ決めていない。
正直「ゼロ」に近い状態です。

常識的に考えれば、不安で眠れなくなってもおかしくない状況でしょう。
けれど私はなぜか焦っていません。
むしろワクワクしています。

本当はこの記事を書くより先に、チケットを買うべきですよね。
でも今は、チケットよりもこの文章を書くほうが楽しいんです!
楽しさ至上主義。
これ、私の怠惰な性格が大いに関係しています(笑)

みなさんは旅行前、きっちり計画を立てる派ですか?
 それとも私みたいに「なんとかなる派」ですか?

思い返せば、私の人生はいつも綿密な計画とは無縁でした。
――衝動と好奇心に任せて飛び込んできたものばかり。
準備不足で失敗したこともありますが、
結果的に「どうにかなった」経験の方が多い。
そして何より、「楽しかった」経験の方が多いのです。
だから今も、この混沌を笑って楽しむことができています。

「なんとかなる」という精神は、ただの楽観主義ではありません。
困難な状況でも目の前のことを一つずつこなしていくうちに、
道が拓けていく
――そんな体験を積み重ねてきたからこそ信じられる、
生き方のスタイルなのです。
(……嘘です。だいぶ格好をつけてみました)

そして今、そのスタイルを試す最大の舞台が、南米。
混沌と不安の先に、きっと思いもよらない景色が待っている。
そう信じて、私はこの無謀な旅に飛び込みます。

この旅を「物語」にしたい

では、なぜ私はわざわざ「出発2週間前、準備ゼロ」という混沌を、
こうしてnoteで書き残しているのか。
理由はシンプルで――この旅を「物語」にしたいからです。

ただの旅行記としてではなく、
行き当たりばったりの準備、
現地でのトラブル……(なかったらいいな)
想定外の出会いや感動……(あったらいいな)

そのすべてを余すことなく物語として共有したい。
そうすれば、読んでくださる方も一緒に
冒険を体感できるはずだと考えています。

もちろん、「旅のしおり」が完成してから始まる、綺麗な物語も素敵です。
でも私は、スタート地点が真っ白なカオスだからこそ、
描ける物語に惹かれるんです。

出国前のこの宣言は、自分自身に向けた覚悟表明でもあります。

「南米に行く。そして、全部なんとかする。」

その過程を、笑いながら、時に泣きながら、ここに残していきます。

これから始まる“南米なんとかする物語”

こうして私は、衝動とノリで南米行きを決めました。
準備はゼロに近いけれど、
不思議と不安はなく、むしろ楽しみしかありません。

このnoteでは、出発までのドタバタも、
現地での予想外の出来事も、
帰国後に待っているであろう余韻も、
そのまま連載していきます。

正直に言えば、どんな連載になるのか自分でもまだわかりません。
だからこそ、予測不能な旅の中で見えてくるものを、
包み隠さず言葉に残していくつもりです。

ぜひ、この「なんとかなる物語」を一緒に追いかけてください。
次回も、きっと私の混沌を笑ってもらえると思います。

「南米なんとかする旅」は、まだ始まったばかり。
帰国のチケットすら未定の私が、
このあとどんな混沌に飛び込むのか
――ぜひフォローして、一緒に見届けてください。

***

この記事は、天狼院書店の目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」を受講した方が書いたものです。「ハイパフォーマンス・ライティング」では、執筆いただいた記事をフィードバックしてもらえます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店/天狼院書店の公式noteのマガジン「READING LIFE/天狼院読書クラブマガジン」にアップされます。

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2025-09-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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