メディアグランプリ


*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2025年6月開講】目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」〜たとえどんなに上手くとも、効果がなければ意味がない。〜

メトロでスリの標的にならないために——あなたが知るべきワンフレーズ

記事:みゆき


パリのメトロは便利だけれど…

パリ観光に欠かせないメトロ。とても便利ですが、残念ながらスリが多発しているのも事実です。
特に、高齢の両親を連れたときは、格好のターゲットにされてしまいました。

あなたに実例をご紹介しましょう。


実際にあったスリの手口

● ポケットに手を突っ込まれる!

ドア付近に立っていたとき、すれ違いざまに両手でポケットに突っ込まれたのです。
ドアが閉まる瞬間に盗って逃げる、というケースもあるので、出入口付近には立たないのが鉄則です。貴重品はお腹に薄めのウェストポーチに入れてポケットには何も入れていないので被害はありませんでした。


● バッグのチャックを開けられる

地図を広げていたら、すれ違いざまにチャックを開けられそうになったことも。
バッグには必ず南京錠をつけておくと安心です。


● 声をかけて気をそらす

「チケットを買うのを手伝うよ」「ペンを貸して」など、
親切そうに話しかけて注意をそらすのも典型的な手口。

対策:知らない人に話しかけられても、返事はしない!(おさらいです)


在仏の奥様から聞いた「魔法の一言」

そんな中、在仏の日本人奥様たちとの集まりで聞いた、
「スリのターゲットにされない魔法の言葉」に私は衝撃を受けました。

それは…….

「私には仕事がない、仕事がない。」

 

と自分に言い聞かせてメトロに乗ること。


観光客は“浮いている”

観光客はワクワク、ソワソワしていて、車内でも目立ってしまいます。グループで大声で日本語で喋っていたら完全に浮きます。
でもパリのメトロでは、みんな黙っていてどこか憂鬱そう。

つまり、明るい表情=観光客バレ。

「私には仕事がない…….」とつぶやくことで、「ああ、これからどうやって生活していこう…….」自然と顔が沈みます。
その“陰り”がローカルの空気感に溶け込んで、あなたはまるでパリ市民に見えることでしょう。スリのターゲットからも外されるはず。


音楽にも要注意!

観光客が多い路線では、ギターやアコーディオンを弾きながら車内を回る人もいます。
「わあ素敵!」とニコニコしてしまうと、すぐ目の前でチップを要求されます。

目の前に立ち止まられ、ずっと目をみて演奏をされて、私は抗えずにチップを払ってしまった経験があります。

他の乗客たちはというと、完全に無視。
これも「私には仕事がない」モードに入っていれば、動じずに済みます。


溶け込みすぎて笑ってしまうほど

このフレーズを一緒に聞いていた同行者の友人はすぐに適用しました。結果は効果てきめん。あえてちょっと離れたところに座って観察してみると、陰鬱な仏頂面、周囲との溶け込み具合、あまりの暗示効果のすごさに思わず吹き出しそうになりました。
あれから何度も行ったパリ旅行の同行者全員にこのおまじないを伝え、都度実践してきましたが、効果は絶大です。

是非お試しください。

スマホを狙ったスリも急増している

近年はスマホを狙ったスリも多いとか。メトロの中でも街中でも、スマホを見ながら行動している人が増えたな、という印象です。
こちらも、現地の方に聞いたとっておきのとっておきの対策法をあなたにご紹介しましょう。

指一本で防げるスマホのスリ被害


現地で、日本人オーナーさんのアパルトマンを借りたときのこと。何度も警告されたのが、スマホを盗まれないように気をつけて。というものでした。とにかく急増しているとのこと。

外でスマホを使うとき、あなたはどのように持ちますか?
親指を片側、反対側を指4本で握るのが一般的でしょうか。

4本並んだ指の一番上、人差し指をスマホの上の面の真ん中に当てます。

はい、これで終了。
手に持っているスマホを上からサッと引っ張られて盗られることから守られます。

この指一本の位置、がスリから見て「こいつは防犯意識が高いな」と思わせるのだとか。

私は金属製のストラップをつけて更に厳重感を出しています。紐製だと、なんとはさみで切られてしまうこともあるそうです。

まとめ。びくびくせず、堂々と


これらの基本を押さえたら、安心して堂々と振舞ってください。対策をしっかりすることで、スリなどものともしない自信が出来ます。

先ほど紹介した在仏マダムの会によると、日本人は歩き方でわかる。と言われているそうです。猫背で、膝を曲げたままゆっくり歩いていてちょっとカッコ悪いイメージ。

メトロ構内は迷路のようなつくりで、場所によっては螺旋階段もあるようなラビリンス(迷宮)で歩きにくい構造。

それでもとにかくフランス人は歩くのが早いのです。

歩くときは背筋を伸ばして、歩幅広く、颯爽と

堂々としてキビキビして、しなやかな姿勢「éléganteエレガン」を身につけて。スリの防衛、ということだけでなく、自分を大切に扱う心の姿勢を身につけてパリで過ごしましょう。

C’est ça l’élégance!(それこそがエレガンス!)


次回イベントのご案内

「ヴェルサイユから紡ぐ日々の言葉をZineに」

~日記からエッセイへ~文章の手ほどき

エレガンスのお手本と言えば、ドメストル美紀さんが真っ先に思い浮かびます。
元貴族の家庭に嫁いで、本物のエレガンスについて身をもって学んだエッセンスを『どんな日もエレガンス』(大和書房)、『フランス伯爵夫人に学ぶ美しく、上質に暮らす45のルール(ディスカバー21出版)』に綴っておられます。

次回のイベントは、フランス、ヴェルサイユ在住のドメストル美紀さんをお迎えして、ヴェルサイユの暮らしと文筆活動についてお話しいただきます。

美紀さんの日課は日記を書くことだそうです。どんなインスピレーションを受けてどのようにルーティンにしておられるのでしょうか。
美紀さんの執筆の秘密をご紹介頂きます。

参加の皆様には美紀さんのZine3冊セットつき。

フランスの老舗の紅茶ブランド「ダマン・フレール」のウェルカム・ティー付きです。

当日は美紀さんの新作のZine2冊の販売会もあります。こちらは日本の書店では当店のみの一日限りの販売になります。


大変貴重な機会ですので、是非ご参加ください。

 

日時:11月22日(土)11:30~13:00
会場:天狼院カフェSHIBUYA
詳細・ご予約は天狼院書店HPより


***

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2025-10-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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