メディアグランプリ

144カ月の苦悩はライザップが2ヵ月で解決してくれた


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記事:牟田 和裕(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「え〜! ぜんぜん想像できません」
職場の大学生アルバイトに言われたショックな一言だった。
「いや。ふつうに昔はむしろ痩せ型、だったんだけど」
「え〜。でも痩せてるとこなんて想像できません」
冗談でしょ、と言わんばかりに返してきた。
痩せているところが、もはや想像できないなんて、ショックである。
「いやでも、身長172センチで体重は80キロはもう完全に肥満だよ」
「そんな事はないですよ。そのフォルムじゃないとムタさんじゃありませんよ。逆に痩せても似合いますかねぇ?」
なんとショックな事を言うのだ。
痩せたら似合いますかね?
そんな発想があること自体に驚いた。
痩せてるに似合うもクソもない。
痩せたら大方カッコよくなるのが世の常ではないのか。
それを、似合いますかね? だなんて。
豚は太ってる方が美味しい、とでも言わんばかりである。
ただその子には少しも、失礼な事を言っている素振りすらない。
「いやいや。20歳までは『どうやったら太れるの?』て周りに言ってたくらいだよ」
たしかに、認めたくはないけど、自覚はあった。
「20歳の時にね。まったく太る気がしなくて暴飲暴食してたの。そしたら1年で16kgも太っちゃってさ」
「え〜。16kgやばくないですか? 途中で太ってきたなぁ、とか思わなかったんですか」
「いやそりゃ思ったよ。会う人会う人に『太った?』て言われてたし。でもその時の口癖はね『いや、いつでも痩ようと思えば痩せれるし』って言ってたの。それは強がりとかでもなんでも無くてね。本当にそう思ってて」
いま思えば、人生で一度も太った事がないという事が大きな問題だった気がする。
これは太った人あるあるだと思っている。
太り始めた時、
(こんなわけがない。太るわけがない。今は仮の姿に過ぎない。ちょっと食事を制限すれば、運動すれば、元どおりになる)
心の底からそう信じていた。
ただそれが慢心だと気づく瞬間もちゃんとやってくる。
64kgから70kg。70kgから80kgと16kgも成長してしまった時である。
「80キロに達した時にね。いよいよやばいな、と思って食事を抑えたり、ちょっと運動してみたりしてみたんだよね。そしたらね。本当ビックリするくらい体重がビクともしなくなっちゃったの」
80キロに達した時にはもう遅かった。
何をしても減らなくなってしまった。
自己流で努力はするけど、少し痩せてもすぐ元どおり。
現状維持が精一杯だった。
人より食べる量を減らしてもなかなか減らない体重を前に、言い訳も変えた。
「少し食べただけで太るんだよね。20歳から体質が変わっちゃったみたい」
 
それから早12年。
32歳の春。
もう144カ月も経ってしまった。
干支もびっくり、1周である。
「いつでも痩せれる」
どころの話ではなくなってしまった。
むしろ大人になってからは太っている自分しか経験していない。
そんな自分に嫌気が指している時に言われたのが
「え〜。でも痩せてるとこなんて想像できません」
である。
ショックだった。
だから本当にチャレンジしようと思えた。
痩せてるところを、痩せれる事を証明してやる、と。
何か捨てないと得る事なんてできない、と決心の象徴として何か捨てようと思った。
「今度からは、身に着けるようなものじゃなくて、内面をカッコよくするんだ」
と、25歳の時に買ったロレックスの時計を質屋に入れ、そのお金を手に。そのままの勢いで、ぶっちぶっち! でおなじみのあのジムに行った。
僕の12年間。
痩せられない、という144ヶ月の苦悩は、物の見事に2ヶ月で解決した。
結果は2ヶ月で16キロ減。
80kgから64kgのダイエットに成功した。
体質のせいでもなんでもなかった。
原因は意志の弱さと知識のなさ、だけだった。
想像できない、と言った、きっかけをくれたあの子にもきちんと結果をもって報告した。
「え〜! ムタさんがムタさんじゃない! なんか……。前の方が良かった」
ひどい。ひどすぎる。
でも大丈夫。それから5年、37歳。現在も64kgを維持し、太っている時にはとてもじゃないけど味わえなかった、健康で楽しい毎日を過ごせている。動機はなんでもいいが、ライザップはオススメである。

 
 
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2018-06-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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