「ガイアの夜明け」画期的アイデアが人気農産物を生む!「儲からなくなった原因」を特定し「アイデア」で覆せば「衰退産業」が宝の山になる!
天狼院書店店主の三浦でございます。
農業は岐路に立たされているとよく言われることです。
海外産の農産物が怒涛のように押し寄せて来ていて、関税という防波堤が崩れ落ちそうになっており、もはやどうすることもできないという諦観がある。
ただそれだけでなく、出荷時期が限られているので、様々な品種の出荷時期が重なり、値崩れが起きて単価が性ていると言います。
昔の「清見」という種類のみかんは、昔と比べると半値ほどになっている。
みかん農家を救うために立ち上がったのが、「みかん研究所」です。
ここで研究員の井上氏が編み出したのが、みかんを長期保存できる技術。
これができるとどんなメリットがあるのかと言えば、出荷時期を意図的に遅らせることが出来るのです。そうすると、供給過剰になっている時期を避けることができるので、値崩れが起きない。ライバルの品種が少なくなっているので、過剰な時期の1.5倍で売ることができる。
すごい技術。
たとえば、「俺のイタリアン」は回転数を操った錬金術とすれば、これは時間を操った錬金術。
2ヶ月待つだけで、農家の収入は2倍に増えるのです。
今、東京池袋、押しも押されもせぬ大都会でビジネスをやっている僕ですが、実を言えば、みちのくの農家の長男です。
農家は慢性的に後継者不足に陥っているわけですが、その理由は明白。
未来が見えないからです。
けれども、画期的なアイデアがかたちになって、収入が増えるのであればどうでしょうか。
後継者も増えてくるのではないでしょうか。
神奈川県伊勢原市の亀井さんは、その街では数少なくなってしまった養豚家です。
豚の餌は普通配合飼料が使われているのですが、この値段が高騰しております。
豚の肉の値段が変わらないのに、餌代が倍になっていた。
それで、続々と廃業を余儀なくされ、40年前160戸あった伊勢原市の養豚農家は亀井さんを含めて4戸しかない。
最大の原因が餌代。
亀井さんを救ったのは、新しい液体の餌でした。これで、餌代が半分になった。
元々、ヨーロッパで使われていた液体の餌ですが、これを養豚の餌に使えないかと考えたのです。
この餌の元になっているのは実は大量に作りすぎた残飯。
これが日本フードエコロジーセンターに毎日170社の契約会社から作りすぎた食品30トン集められ、液体(リキッド)化され、これが豚肉の元「リキッド発酵飼料」になっているのです。その食品は人間にとっても豪華なものが多いので、絶品の豚肉ができる。
一頭あたり2000〜3000円高く売れるようになったのは、この餌で育てた豚「旨香豚」の味の評価が高いからです。
これらの事例は別に農業だけに活きる話ではないと僕は思いました。
「清見」の話しであれば、儲からなくなった原因、「出荷時期」にポイントを絞り、アイデアで何とかした。
「旨香豚」の話しであれば、儲からなくなった原因、「餌」にポイントを絞り、アイデアで何とかした。
ポイントは、「儲からなくなった原因」を探り、「アイデア」でその原因を取り除く。
そうすれば、ビジネスは生き返るということです。
もっと丁寧にいえば、儲かっていた時期と儲からなくなった時期を比較し、原因を探りだし、それをアイデアで覆すことができれば、どの業界でも逆転ができる。
そう考えると、俗に「衰退産業」と言われる業界は宝の山になる。
もちろん、書店にも言えることです。
たとえば、従来の書店で言えば「儲からなくなった原因」は「低い粗利率」です。これまでは、売れる量が大きかったので、この部分がそれほど問題にされていませんでした。けれども、売れる量が経ることによって、このビジネスの弱点が明らかになってきた。
この原因を取り除く「アイデア」があれば、このビジネスはきっと息を吹き返す。
天狼院にはそのための様々な秘策がございます。
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