メディアグランプリ

やればできるじゃん。でも、まだやれよ!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:山口祥平(ライティング・ゼミ日曜コース)

あと1回で終わってしまう。
修学旅行の最終日の前夜に、次の日で楽しい日程が終わってしまう寂しさに浸っているような気分だろうか。
いや、そんな弱々しい気持ちではない。
マラソンを必死に走り、競技場のトラックに入ってきてもうすぐゴールというところに来た時のような状況に近いだろう。
あと少しすればゴールでやりきったという達成感を得らえる反面、終わってしまうという寂しさが交差している。
3ヶ月とちょっと走り続けたライティング・ゼミ講座が、残すところあと1回になってしまった。
どちらかと言えば、達成感の方が強いかもしれない。

ライティング・ゼミを受ける前の私は、文章を書くことに非常に苦手意識を持っていた。
状況を細かく書くこともできないし、自分が考えていることも伝えたいように伝えることができなかった。
何を書いていいかもわからず、ペンを右手の人差し指と中指でクルクル回しながら用紙とにらめっこする時間が長かった。
小学生の頃なんかは特に書くことに対する苦手意識が強かった。
自分が提出した作文を先生がクラス全員の前で読むことがあれば、恥ずかしさのあまり両耳を手で塞いでしまうくらいだった。
文章を書くことを自分から避けていた。
書いてもどうせちゃんとした文章が出来上がらないと、被害妄想だらけだった。

来年の目標は何にしようかと考え始めた昨年の11月、文章嫌いとのさようならをするきっかけになる機会があらわれた。
用事のある前に時間が空いていたので、Facebookで時々アップされる広告を見て前から気になっていた天狼院書店に初めて行った時だった。
数々あるどれも心躍りそうな本の中から2冊を選び、レジへと向かった。
店員さんが快く対応してくれて、本のことや天狼院書店のことについて話をしてもらった後に、ゼミの紹介をしてもらった。
それが、12月から始まるライティング・ゼミだった。
受講生の記事がバズを起こしたり、プロのライターとして記事を書くようになる人もいると聞き、とても興味を抱いた。
まだ何も始めていないのに、文章を書くのが苦手なはずなのに、自分がバズを起こす記事を書けるのではないかと勘違いしてしまうくらいワクワクさせられた。
ライティング・ゼミのパンフレットも貰い、移動中に早速読んでみた。
各日程の講義内容には気になるものが盛沢山だった。
ABCユニットってなんだろう? マーケティングに関するライティングまで学べるの? と、穴が開くくらい何回も読んでみた。
銅像のように動きもせず固まったままであるくらい集中して読んでいたかもしれない。
パンフレットにはこうも書いてある。
「「ライティングスキル」が人生を切り拓く鍵になる」
数日考えた結果、私は人生を切り拓くことにした。

講義初日、聴く内容のすべてが新しくて分かりやすく、楽しめた。
水中に深く潜り込み外の状況が全く分からない時のように講義に引き込まれていった。
これなら自分にだって書けるんではないだろうかと簡単に思い込んでしまうくらいだった。
そんな甘い考えはすぐに打ち砕かれてしまう。
実際に記事を書こうとするが、上手く書けない。要領はわかったつもりなのに、書けない。
なんとか2000字の記事を書き上げ投稿するが、フィードバックの結果を読んで悔しかった。
初めての投稿だから仕方ないと思いつつ、自信を失いそうだった。
やっぱり自分は書くことには向いてないのではないか。このまま続けて果たしてうまく書けるようになるのだろうか。
Webにアップされていく他の受講生の記事を読むと、自分の文章の自信のなさが激しくなりそうで、アップされている記事を読むのを避けてしまうようになった。
逃げようとする自分もいたが、それを必死に食い止めようとする自分もいた。冷静に考えた。
ここで辞めたら何も残らないだろう。唯一残るとしたら、あの時になぜ辞めてしまったのかという悔いだけだ。
今までずっと同じことの繰り返しだった。
好きなことや楽しいことだけやってきて、嫌いなことや苦手なことは可能な限り避けてきた。
たった4ヶ月だし、良い文章が書けないままであってもそれはそれでしょうがないと開き直り、最後まで粘ることに決めた。
素敵な記事を書いている受講生の方に、テストの成績が悪くて居残りで補講をしているように1対1で教えてもらったりして、講義内容についていけるようにした。
受講後も、Facebookにアップされた講義の動画を見て復習もした。
各回の提出期限で課題を提出していくと、記事がWebにアップされた。
自分が書いた文章が初めて褒められたようで、入試に合格したように嬉しかった。
今でも記事を書く時は、何を書こうかどのように書こうか頭を抱えるようなことがあっても、競走馬に鞭を打つように自分を鼓舞し続ける。

課題提出回数も残りわずかとなり、ライティング・ゼミの完走を目の前に達成感を得ようとしている。
文章を書くことを苦手にしていた自分が、2000字の記事を書けるようになった。
私の中では、中学生の成長期の著しい成長のように、急激にステップアップできたのではないだろうか。
しかし、この達成感で満足しては今までの頑張りの成果が無駄になると思う。
達成感というゴールの地点で、また新たなスタートが待っている。
一歩を踏み出し、壁を乗り越えることでゴールにたどり着き、一回り成長できるのではないか。
成長した自分に出会うために、また新たなスタート地点に立つ。
 
*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/70172

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2019-03-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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