デザインは「センス」ではなく「言語」。鍛えることができるスキルである。
「私はデザインのセンスがない」
そう思い込んではいないでしょうか?
「センスがない」ということで諦めてしまってはいないでしょうか?
「センス」の意味を調べると、
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
と、出てきます。
なるほど。
センスは感覚。だから生まれ持ったもので「ある」と「なし」で分類されて、できない=ない となってしまうのでしょう。
でも、違うんです。
その後に書かれている「また、それが具体的に表現されたもの」というところに注目してください。
「それ」=「感覚」が具体的に表現できればいいのです。
幸運なことに、今の社会はデザインが溢れています。
モノを買うときに、中身は同じでもパッケージが素敵な方を選びます。
例えば、ビジネス本。ひと昔前は、タイトルと著者だけが明朝体で書かれているだけの表紙で売れていました。しかし、今はそれだけでは手にとってもらえないので、さまざまな装丁の表紙が並んでいます。
これからの時期、バレンタインのチョコを選ぶときには、パッケージで思わず手にとってしまう人もいるでしょう。
「ジャケ買い」なんていう言葉もあるくらいです。
既に素敵にデザインされたものに取り囲まれていて、「なんかいい」「ちょっと違う」という感覚は、みなさんの中に既に取り込まれているのです。
あとは「なんかいい」を具体化すればいいだけなんです。
ただ、イチから自分で学ぼうとすると、もちろん大変です。
なぜいいのか、なぜこちらを選ぶのかと、考えることは面倒です。
そこはプロに「デザインの鉄則」聞いてしまいましょう。
AとBのどちらを選ぶのか。
信頼性を感じるデザインとはどんなデザインなのか、色や文字で見え方がどんなふうに違うのか、教えてもらいましょう。
一流の現場で活躍している方々は、感覚で仕事をしていません。
感覚を具体化して、言語化しているのです
センスは誰でもつくれます。
鉄則を持っているからこそ、プロなのです。
プロから「センス」を学び、身につけましょう。
そうして手に入れた「センス」は「言語」になり、自分で制作するときにはもちろん使えますが、誰かに伝えることができるようになります。
誰かにデザインを依頼するときに
「いやーここがちょっと違うんだよね」
ではなく、
「この文字が見にくいので、背景を少し暗くしてもらないかな」
という指示ができるようになります。
また、
「かっこいい感じにしてください」
ではなく、
「青を基調に、文字はローマン体がいいかな」
なんていう指示をすることができます。
これからの時代、デザインセンスは持っていることが当たり前のスキルになっていくでしょう。
今のうちに「デザインスキル」を手に入れておきませんか?
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