イベント情報

【7/9 天狼院LIVE】名著が放つ雰囲気を感知する!孤高の翻訳家弓場隆さんはなぜいい本がわかるのか?「名著を選ぶ黄金律」について語り尽くす!このLIVEのために京都からお招きします。


天狼院書店店主の三浦でございます。

まだ天狼院をオープンする前のお話しでございます。
僕は一書店人として、大量に押し出される本の中から光り輝く「いい本」を見出すことを得意としておりました。
大量の本の中から、光り輝く本を見つけ出し、それをひとりでも多くのお客様にお届けする。いかにして、お客様の心に届くかを考える。これこそが、書店人の醍醐味だと思い、様々仕掛けて参りました。

その軌跡にか関しましては、こちらに詳しいのでご覧頂ければと思います。

 

 僕はこうして本を届けてきた。

 

僕がプライドをかけて選書する中で、ふと気づくことがございました。選ぶ本に共通点があったのです。

出版社や著者名は違う。けれども、ひとつの項目だけは一緒でした。

「翻訳 弓場隆」

最初に気付いたのは『バタフライ・エフェクト』アンディ・アンドルーズ(ディスカヴァー21)を仕掛けようと思った時でした。前に、仕掛けていた『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』リック・ピティーノ(ディスカヴァー21)と、翻訳者が一緒だったのです。そして、次に仕掛けた別の出版社の作品『希望をはこぶ人』アンディ・アンドルーズ(ダイヤモンド社)も、なんと同じように「翻訳 弓場隆」とある。

その当時、被災地を支援しょうという『バタフライ・エフェクト』プロジェクトというものがあって、その打ち合せでディスカヴァーさんを訪れる機会があり、そこで『バタフライ・エフェクト』担当編集の著名な編集者、藤田さんに弓場さんについて聞いてみたのでした。

「どうも、僕はしらずしらず、弓場さんの翻訳された本を気に入って仕掛けているようなのですが、この方、どういう方なんですか?」

「目利きの方で、自分で海外の本を見つけて来て、自分で翻訳される方なんですよ」

自分で作品を探し出し、しかも自分で翻訳まで手がける。

なるほど、そういう方がこの業界にいるのか、と大変興味深く思いました。

想像するに、世界には日本よりもはるか膨大な数の書物が生み出されていることでしょう。
その中にはきっと、売れている本もあって、そうではない本もある。
そういった、膨大な本の山から、外国の人に受け入れられている、あるいはまだ原稿の段階の本からも、光り輝く本を見つけ出し、それを日本に自分の言葉で紹介する。

それはまるで、世界中の大きな鉱脈から、わずかな原石を探すような作業であって、そして、見つけ出した原石を、日本に合わせて研磨し、光り輝く宝石に磨き上げる。

なんとロマンのある仕事だろうかと思いました。

そして、その仕事はどこか書店人と似ているのではないかと思いました。

その後も、弓場隆さんが手がけた本に、僕は書店人として以前に一読者として感銘を受け続けました。
『金持ちになる男、貧乏になる男』スティーブ・シーボルト著(サンマーク出版)を読み、大きなマインドチェンジを体験しました。いかに自分が貧乏マインドだったかを痛感させられ、それでは「清貧」という言葉は何だったのだろうと深く考えさせられました。そして、お金に関するスタンスが大きく変わりました。
『希望をはこぶ人』アンディ・アンドルーズ著(ダイヤモンド社)では、ほんの少しだけ見方を変えれば、世界が大きく変わるのだということを、面白いストーリーを体験する中で実感しました。
弓場さんが見つけ出し、磨き上げて書店の店頭に並んだ本に、僕だけではなく本当に多くの方が、それを弓場さんの仕事だと意識することなく、大きな影響を受けていたのだろうと思います。

いつかは弓場さんに会いたいと思っておりました。
そして、本について、深く本質的なところまで話してみたいと思っておりました。

そして、今回、その夢が実現します。
天狼院書店では来る7月9日に、弓場隆さんを京都からお招きすることになりました。

僭越ながら、光り輝く本を掘り起こすことを得意とする書店人のひとりとして、僕が弓場さんに、いい本について、いい本がまとうオーラについて、伺って行きたいと思います。

弓場さんだけでなく、その場には、ディスカヴァー・トゥエンティワンの編集部長であり、弓場さんと長年に渡りタッグを組んできたミリオン編集者藤田浩芳さんもお招きして、弓場さんとのお仕事についても詳しく伺えればと思います。

もしこの先10年、出版で食べたいと思っているのなら、このLIVEに参加しない理由はないでしょう。
もし、出版社や書店、取次に勤務している人ならば、間違いなく経費を申請していい内容になると思います。
参加しない理由が見当たらないLIVEになるかと思います。

もちろん、出版に関係のない方でも、「本当にいいものとはなにか」という本質に迫るこのLIVEは、楽しんで頂けるだろうと思います。

今回ももちろん、予定調和なし、予測不能のスーパーLIVE形式で行きたいと思います。

お早めにお申込み頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

【概要】
日時:7月9日(水)
19:30-21:30 (19:00受付開始)
参加費:5,000円
定員:30名
場所:天狼院書店「東京天狼院」

【お申込はFacebookページか問い合わせフォーム、もしくはお電話でもお受けします。】


2014-06-26 | Posted in イベント情報

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