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就活メイクとは筋トレである


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:海保和美(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
私はキャリアコンサルタントの資格を10年前に取得して、現在人材サービスの会社で、主に女性の就職活動をサポートしています。
 
皆さんがイメージするキャリアコンサルタントのお仕事といえば、お仕事相談に乗ったり、応募書類の添削をしたり、面接の練習をしたりすることだと思いませんか。
 
実際にはもっと幅広いんです。
キャリアコンサルタントのお仕事は、5年後10年後のビジョンを明確にするところから始まります。
それから、その方の強みを洗い出したり、選定企業の分析をしたり、転職が決定した後の勤めている会社への対応を考えたりと色々なサポートをしています。
 
ただその中で面接だけはキャリアコンサルタントが一緒についてアドバイスできないところです。
就職活動で一番緊張する場面で、自信を持てず、素晴らしいものを持っているはずなのに伝えきれず、もったいないな。と言うのをよく見かけます。
 
面接の時間は、その場を未来につながる時間にしなければいけない。
だから自信を持って、面接に向かってもらいたいんです。
 
そこで大事なのは、じつはお化粧、メイクなんです。
 
私は昔、メイクの重要性を知りませんでした。
サポートしていた方が受けた業界は不動産業界の事務でした。
面接での話し方やこれまでの経験のアピールの仕方、今後のキャリアビジョンもしっかり自分の言葉で伝えられるように準備は万全だったと思います。しかし 結果は、総合的な判断で不採用。
 
採用担当者から聞いた言葉は「彼女はどうしてメイクが薄いのですか?うちはホテル業界なので、雰囲気が合わない印象を受けました」
たしかに、受けたその企業はホテルを主に建設している不動産会社でした。
 
当日の彼女は全体的にナチュラルでほんのりピンク色の口紅。清潔感のある爽やかな印象でした。
しかし、面接を行なった採用担当者や役員は、普段ホテルのしっかりメイクで明るい印象の口紅を見慣れていたため、彼女の雰囲気が社風に合わないと感じたようでした。
 
ところで、朝起きてメイクをすると外出モードに切り替わったりしませんか?
大好きな人と会うとき口紅を塗り直したりして気持ちを盛り上げたりしませんか?
普段なら控えめな自分が、メイクをすることで少し自信を身につけられていることに気づきませんか。
 
メイクは自信をつけるための一番簡単なやり方なんですよ。メイクの力を借りて見せたい自分を作ってみてください。
 
「自己流で正しいメイクのやり方がわからない」「本当にこれで合っているのか不安」
そんな質問をされる方の多くは、少し練習すれば大丈夫です。
 
毎日筋トレを続けると、鏡で映る自分の腹筋に自信が出てきたりしませんか?
メイクは筋トレと同じだと思っています。
 
私は最近パーソナルジムに通って栄養士にもアドバイスをいただき体づくりにチャレンジしていますが、体は1日2日では変わりません。
通って1ヶ月ほど立ちましたが、やっと結果が見えてきて、くびれもできてきて、これでいいんだ!って自信が出てきたところです。
 
運動経験が少ない人がジムに行って、いきなりベンチプレスから始めますか?
とんでもない!そんなことしたら事故ります。
先ずは、体を温めるウォーミングアップ。始める準備からです。
でも、腰や膝が痛い。右肩だけ下がっている。一人一人コンプレックスや体の特徴がありますよね。
トレーニングといっても方法は様々で必ず自分に合ったやり方があります。
マットやボールを使ったり、重さは上げずに正しいフォームを癖付けたり。
無理なく続けることで綺麗なボディラインが出来上がって自信が出てきます。
日々の積み重ねや、ジムのコーチからの正しい指導が大切ですよね。
 
メイクも同じなんですよ。
正しいやり方を知らないのに、いきなりメイクするとパーティメイクになります。
先ずは道具やアイテムを揃えるところから。それからお手本を見て真似てみる。
自分の眉毛や目の形に合わせたり、似合う色を選んだりして、理想のメイクに近づく為のトレーニングをします。
最初はうまくできなくても、少しづつできるようになって自信に変わってきます。
 
とくに面接用の就活メイクは、受ける企業の業界や仕事内容も加味してのメイクづくりが必要となります。
業界やポジションによっても、好印象を残せるメイクは違うんです。
だからこそキャリアコンサルタントの意見が必要なんですよ。
 
メイクは事前の準備が何度でもでき、シュチュエーションに応じて自分に自信をつけることができる最強のアイテムです。
 
人は自信を持つと言動や振る舞いまで変わってきます。
 
自信を持った人は魅力的ですよね。
企業の採用担当者も一緒に働きたいと感じる人は、そんな自身があって堂々とした振る舞いの方ではないでしょうか。
 
毎日のメイクのトレーニングが自信を育て、育った自信が面接相手に伝わると「この人を採用したい!」という結果が生まれます。
 
もし、あなたがやりたい仕事が見つかって、でも動き出すことに自信が持てない……という心境ならば、ぜひメイクを勉強してみてはいかがですか?
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 
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2019-09-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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