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気軽な小さなリクエストが、あなたに大きなチャンスをもたらす理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:延原恒平(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「なんだ、そんなこと? いいよ!」
恐る恐る頼んでみると、友人から、快い返事が返ってきたので、正直、びっくりした。
毎日、忙しく飛び回っている友人に、自分が抱えている難しい案件の相談がしたく、自分のために、時間をとってもらえるかどうかわからずに躊躇していたのだが、どうしても力を貸して欲しくて、思い切って相談してみると、冒頭のような嬉しい返事が返ってきた。
 
また、今度は逆に、私が、思いつめた表情の知り合いから、重々しく相談を受けた。
「今度、この内容をみんなの前で、発表してほしいんだけど、いいかなぁ?」
自分の中では、いつも行っていることであり、大したことではなかったので、二つ返事で相談を承諾した。
 
「これって、なんだろう?」
この2つの出来事が重なって、自分の中で、何か違和感のようなものを感じた。
自分にはハードルが高い相談だと思っていたが、相手からすると、簡単な相談であった。
また、相手からすれば、私への相談は、ハードルが高いものであったようだが、私には、簡単な内容であった。
 
「わかった! 得意・不得意によって、人が許容できる範囲が違うんだ! そして、得意・不得意の前提条件が、お互いに見えていないから、このようなズレが生じているんだ!」
わかってしまえば、単純である。
このズレがあることを前提に、相手の得意なことを意識して、コミュニケーションをとれば、良好な関係性が築けると思い、実際に、チャレンジしてみることにした。
 
今、IT技術を使ってシステムを構築する上で、自分では、なかなか解けない問題があった。
そこで、今回知り得た、この経験則を活かして、自分一人で悩まずに、早速、IT技術に詳しい昔からの友人に、この件について、相談してみることにした。
すると、快くよく相談にのってくれて、問題解決に向けて、力を貸してくれた!
 
「やっぱり、そうだ! この経験則は使える!」
味を占めた、私は、二匹目の泥鰌を狙い、今度は、最近、知り合ったばかりのデザイナーの方に、あるデザインについて、相談をしてみることにした。
 
「それについては、少しお応えすることは難しいですね」という回答が返ってきた。
内心、経験則に従えば、快諾をいただけると、勝手に思い込んでいただけに、少し肩透かしを食らった。
「あれれ?」と思い、なぜ、難しいのかを突っ込んで、相手に聞いてみると、なんでも、いくら得意な領域であっても、お互いのことをよく知らない中で、一緒に不確かな案件を進めることには、かなり不安があるということであった。
 
「うーん、単なる得意だけではダメで、知り合ったばかりの信頼関係がない中では、この経験則は使えないのかぁ」と思い、少しがっかりした。
 
そう思っていた矢先、ある企画をやってみたいなぁと、SNSで、気軽に呟いてみると、そのことについて、得意でもなく、信頼関係もまだ築けていない方から、「その企画の実現に向けて、サポートするよ!」と、力強い一言をいただけた。
 
「えっ、なぜ? なぜ?」
今まで考えていた、経験則を全く裏切られるような形での協力の申し出に、正直戸惑った。
「一体全体どうなっているんだ?」と思い、その方に協力するに至った理由を聞いてみた。
すると、どうだろう、「なんとなく、面白そうだから」という、まったく予想もしなかった答えが返ってきたのである。
「うーん、ますます、わからなくなってきた」
 
こんがらがった頭の中を一度整理してみると、気づいたことがあった。
「要するに、相手が何に協力してくれるかどうかは、傍から見ていてもわからないんだ。だからこそ、相手を恐れず、相手にリクエストをしてみるしかないんだ!」
私は、そう、結論づけた!
 
それからというもの、私は、何か困ったことがある時、何かしたい時、恐れることなく、心の中で、「駄目で元元」とつぶやきながら、相手に、自分のリクエストを伝えるようにしていった。
すると、人それぞれによって異なる、「許容できる範囲」が重なりあって、大きな結果へと結びついていったのである。
具体的には、著名な講師と一緒に学びたいとリクエストすれば、その人につながっている方が、その講師に連絡をとってくれて、講演が開催した。また、真冬に焚火を囲んで対話会をしたいと友人達にリクエストすれば、その企画が、十数人で実現した。そして、これ以外のやりたいことも、同様にリクエストすることによって、次々と実現していった。
 
そこで、わかったことがある。
世の中には、言わないだけで、同じようなことを考えて、同じニーズを持つ人がいたり、言わないだけで、自分が抱えている問題を容易く解決できる力を貸してくれる人がいる。
要は、それらがつながりあっていないだけなんだ!
 
だから敢えて、私は言いたい。
「人からどう思われるかは別にして、まずは、自分の素直な気持ちを相手に伝えてみる!」
そうすることで、自分のリクエストを叶えてくれる人たちとつながりあい、自分のリクエストの可能性の扉が開かれる!
 
だからこそ、あなた自身が、自分の思い込みだけで、自分のリクエストを勝手にNOとしてしまい、行動しないことは、本当にもったいない!
リクエストすることで、期待が裏切られ、傷つくことはあるかもしれないが、自分の素直な気持ちを相手に伝えることで、
「なんだ、そんなこと? いいよ!」
と、気軽に言ってくれる人は、世の中に、きっといるはずだ!
 
「さぁ、勇気を出して、気軽に、相手にリクエストしてみよう!」
 
 
 
 
***
 
 
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2019-10-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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