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メディアグランプリ

「自分とミーティング」のすすめ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:つちやなおこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
時間って不思議だ。
意識の持ち方で、半分になったり、倍になったりする。
 
この10年ほど、以前は好きだった本が全く読めなくなった。
須賀敦子、白洲正子、背伸びをして読んではうっとりしていた本たち。それらを手にとっても、頭の片隅に洗濯機の仕上がり時間だったり、翌日の献立だったりがちらつき、頭に入ってこなくなった。
 
代わりに読むことが多くなったのが、暮らしにフォーカスした雑誌、丁寧なくらしを謳った本たち。実用書だ。でも、それは理想の世界で、省みて自分の生活の乱れっぷりに、自分を満たしてくれるどころか、かえってストレスばかり溜めていた。
 
もうじっくり本を読む時間なんて、子供が落ち着くまでないんだろうなとあきらめていた。それが、最近、また本を読むようになった。学生時代のように贅沢に本だけ読む時間はないと思っていたのが、集中して読む時間が取れている。時間の使い方が変わったからだ。
 
きっかけは、あるインタビュー本に掲載されていた記事だ。インテリア&フードスタイリストの江口恵子さんが「ミーティングミー」という方法で、気持ちの整理をしていることが書かれていた。
 
「ミーティングミー」とは、「自分に出会う」の意味。「自分の中を整理して、自分を客観的にみつめること」らしい。特にやり方が書かれていたわけではないので、私の場合は、一日15分、夜寝る前に時間を作ってこんな風にしている。
 
・ノートを四分割して、まず「自分」「家事」「仕事」「子ども」に分けて、気付いたことを何でも書いていく。
・毎日書いていると、前日の分があるが、必ず明日のことだけ考えて新たに書き直す。
・夜、寝る直前に書いて、一度書いたらそれはもう翌日の同じ時間まで見ない。
 
たかが15分、されど15分だ。
15分あるなら本を読もうと思っていた頃より、この15分を強制的に確保した方が思考が統合され、後に集中して本を読む時間がとれる。「ミーティングミー」は江口さんの言葉だが、私の中では「ミーティング ウイズ ミー(meeting with me)」=「自分とミーティング」に近い。もう一人の頭の上にいる自分とミーティングしている感じだ。
 
書いたらそのまま寝てしまう。すぐ寝ることで、睡眠中に何かが熟成されているかのようで、朝、このノートを見返すことはなくとも、なんとなく時間が分割されて頭に浮かぶ。それはまるで、頭の中のバーチカル手帳だ。To do Listとは思っていないので特に縛られていると感じることなく、なんとなくタスクの量が意識されてきたことで、結構、空き時間があることに気づいた。
 
空き時間には、リストに書いていない用事は敢えてせず、「自分」の枠に書いていた、時間があったらしたかったことをする。読みたい本を読む、行きたい所に行くなど、自分の欲求を満たす時間にあてる。
 
先日、丸一日、兄弟の小学校と中学校の学校行事のため、有休を取った時も、少しだけ空くお昼の時間に何を入れるのか前日に「自分」欄の中から決めていた。そして、その日はそのお昼の時間に美術館に行くこともできた。自分のやりたいことがぼんやりしていたら、なんとなく学校に残り、誘われるがままにランチに行っていただろう。ほんの少しの違いなのだが、自分の満足度が格段に違う。
 
働く母は心づもりがずっと頭の片隅にある。物理的に手伝ってもらえても、総括は母がすることが多い。ついついあれもこれもと空き時間にやってしまいたくなる。でもそれだと、自分の時間は永遠に確保できない。そんなストレスがだんだん減ってきた。どんな時間も少しずつ集中できるようになり、「自分」の時間も増えてきた。
 
これは、もしかするとマルチタスクを極めていることになっているんじゃないか。再就職を考える今、強みとなるような気がしている。目指す方向がわかれば、やる気がでてきた。
 
たとえどんな職についても、マルチタスクが得意なことを強みにしたい。そうなるには、逆に、目の前のこと一つずつに集中して向き合うことが重要だ。「自分とミーティング」を始めてから、集中力が少しずつ上がってきているのを感じる。生活の積み重ねに実感が湧いてきた。今まで避けてきた役職を引き受けることにも、練習になるかと思えば躊躇がなくなってきた。
 
少しの意識で持ち時間が変わる、人はみんな24時間、平等に時間があるのに、その可動率が人によって違う。以前は、それは睡眠時間の違いだと思っていた。睡眠時間を削ることでしか、自分の時間を確保できなかったから。でも、そうではなかったと今はわかる。
 
時間がない! という方は、手帳でもいい、ノートでもいい、「自分とミーティング」を始めてみてほしい。1日のうちのどこかで自分とミーティングする。自分には意外と時間があったのだと気づき、一日の充実度が変わるかもしれない。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-10-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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