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保護犬を6頭迎えた私が伝える、犬と暮らしたい方に知ってほしいこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:にしもとまり(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
我が家には小型犬が6頭います。
そしてそのすべてが、元保護犬です。
 
『保護犬の里親になる』ということが、日本ではまだまだ特別なことのように思われていますが、実は仔犬が入ったケースが並んでいるペットショップで犬を買うことのほうが、世界的に見れば珍しいことなのです。
 
ひとまとめに保護犬といっても、その経緯は様々です。
先に書いた、ペットショップに並ぶ仔犬を産まされている繁殖犬や、その時に何かしらの疾患をもって産まれた仔犬。
ペットショップで病気になって売れなくなったり、大きくなって売れ残ったりした犬。
迷子や遺棄で保護され、飼い主が名乗り出ずに殺処分になりかけた犬。
飼い主が飼えなくなったと保健所や保護施設に持ち込まれた犬や、保護された野犬。
他にも、災害などでどうしても手放さざるを得ない事情があって保護犬になることもあります。
ここまでで気づいた方もいるかもしれませんが、保護される犬は圧倒的に成犬が多いのです。
 
保護犬を迎えることが大変だと思われている理由の一つに、成犬から迎える不安をよく聞きます。
成犬からでも懐くのか? と心配する方がいますが、答えはYES! です。
それまでおかれていた環境によって、慣れるまでに時間のかかる仔は確かにいます。
でも、ゆっくり根気よく関わっていくことで、必ず関係性は築いていけます。
 
そして、実は成犬から迎えることは、仔犬を迎えるよりもずっとハードルが低く、おススメできることが多いのです。
まず、すでに成犬ですから、身体の大きさが確定されています。
ミックス犬(雑種)の場合は特に、犬種が混ざれば混ざるほどどれくらい大きくなるのか推測が難しいので、大きさが確定しているというのは、大きなメリットといえるでしょう。
そして、成犬だと性格や性質がわかっているので、自分に合った仔を迎えることができる可能性が広がります。
もちろんどんな仔を迎えても、家族になればかわいくて愛おしい存在になるのですが、家族構成や生活スタイル、犬とどのような生活をしたいかで、どんな性格の仔を迎えるか選ぶこともできます。
 
そして、初めて犬を飼う方には、むしろ成犬を迎えるほうがおすすめです。
ペットショップで売られているような月齢の仔犬だと、一日の食事回数も多く、離乳食も準備しないといけません。
長時間の留守番もできません。
予防接種がすべて終わるまでは、一緒に外出はできません。
連れて帰ってしばらくは、留守にできてもせいぜい3時間くらいでしょう。
成犬だと、一日2回の食事で、ある程度の留守番も少しずつ慣れさせていけば可能な仔がほとんどです。
お散歩の楽しみもあります。
 
仔犬から育てることで、お世話をする喜び、成長を見守る嬉しさもあるので、仔犬を迎える楽しさももちろんあります。
どちらがいいということではなく、保護犬を迎える、成犬を迎えることも、犬と暮らしたい方の選択肢に入るといいなと思います。
 
我が家の元保護犬6頭のうち、4頭は元繁殖犬です。
ブリーダーで仔犬を産まされるためだけに、生きてきた仔たちでした。
8歳、6歳、5歳、2歳で我が家に来ました。
そのうち2頭は人間に全く慣れていない状態で引き取りました。
慣れるまでに少し時間はかかりましたが、今では家族にべったりの甘えん坊に変わりました。
残りの2頭は、ペットショップの自家繁殖で生まれた仔犬で、疾患があったために売れないからと保護されました。
7か月で我が家に来ました。
6頭みんなが元保護犬だと言うと、「大変ですね」とか「そんなことができるなんて!」とか、特別なことのように言われることがほとんどですが、犬と暮らすことに元保護犬だから大変だとか特別だとかいうことは何もありません。
 
そして、保護犬だから病気になる、なんてこともありません。
確かに劣悪な環境で子どもを産まされ続けたことで、保護されたときは健康とは言えない状態の仔もいます。
でも、適切な処置と治療で完治したり寛解したり、薬を飲みながら症状とうまく付き合って暮らしていけたりもします。
ペットショップで仔犬を買っても、病気をしない保証なんてありません。
実際、私がまだ保護犬の存在を知らない頃にペットショップで買った仔犬は、心臓が悪くて4歳までしか生きられませんでした。
 
まだ日本にはたくさんの保護犬がいて、殺処分される犬も数多くいます。
そして、その背景にはペットショップで仔犬を売っている現状が大きくかかわっています。
犬と暮らしたいと思った人が、ペットショップで当たり前に仔犬を買うのではなく、保護犬を迎えるという選択肢をもつことで、何かが変わっていくのではないかと思っています。
 
 
 
 
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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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