「2:8の法則」挑戦を後押しする魔法の数字
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:岩井聡史(ライティング・ゼミ日曜コース)
「この言葉が私を変えてくれたんです。」
プロのスポーツ選手や成功した経営者のインタビューでたびたび聞く言葉だ。
自分を変えるため、何万と自己投資をして、自己啓発本やセミナーに通う人もいる。
その一方、偶然出会った、たった一つの言葉で変われる人もいる。
先月僕も良い言葉に出会った。実際は言葉というより、数字なのだが。
その数字は僕の人生を変えるまでには至っていない。
でも確実に、現在の僕の行動を変えているのは間違いない。
僕を変えた数字、それは「2:8の法則」だ。
「たいていの物事は2:8でできているんだ。例えばビジネスなら、全商品のうち2割の商品が売り上げの8割を占めている。全社員のうち2割の社員が、会社のパフォーマンスの8割を占めているんだよ。」
「2:8の法則」を教えてくれた先生が僕に説明してくれた。
その先生は大人の働き方について年間50講演以上開催している人だ。
僕はこの法則を聞いて「なるほど」と思った。
なぜなら日常にこの数字が見事に当てはまったからだ。
例えば、友人たちと飲み会をしたとき。
自分が幹事だったので、店や集合時間をLINEのグループでアナウンスした。
そのとき、アナウンスに対して反応するのは10人のグループのうち2人くらいだった。
別の例えをしよう。
YouTubeで自身のチャンネルを開設したとき。
僕はぜひ、みんなにチャンネル登録をしてもらいたかった。
そこでFacebookに動画を挙げて、チャンネル登録をお願いしてみた。
ここでも、実際に反応してチャンネル登録してくれるのはだいたい2割くらいであった。
もちろん、僕の人となりや友人との関係でこの結果だったのかもしれない(信じたくないが)。
他にも、「2:8の法則」はよく当てはまっていくし、当てはめることができる。
しかし「2:8の法則」は何も、ビジネスや日常にあてはまる法則だけではない。
「2:8の法則」には、人の挑戦を後押しする力があるのだ。
「努力は報われる」
有名な言葉で、非常に前向きになれる言葉でもある。
僕は「努力すれば、した分だけ報われる」そう解釈した結果、この言葉に対して少なからず不信感をもった。
なぜなら、人生において10やったことが10報われることは、ほぼないと思っているからだ。
学生時代の頃なら、成績というわかりやすい数値で、努力が報われた感じがした。
しかし社会に出てから、「努力は報われる」を前ほど感じなくなった。
そして、この言葉を聞いて「挑戦しよう!」と思う気持ちも、以前より湧かない自分がいた。
もし、同じように感じている人がいたら朗報だ。
ぜひ「2:8の法則」のスタンスをもってほしい。
このスタンスを持てば、結果にあまり期待をしなくなる。
結果にあまり期待をしなくなると、失敗の想像も軽くなり、挑戦へのハードルは下がる。
「2:8の法則」のスタンスとは、10の挑戦をして、2成功すればよしとしよう、という気持ちを指す。
これくらいラフな気持ちであれば、失敗への恐れや努力が報わないという不安から解放される。
この法則の重要な点は、成功にも少し期待していることだ。
だからこそ、「どうせできない」という投げやりな気持ちにならない。
むしろ、2は成功させるという攻めの姿勢をもつことができる。
僕は現在webライターとして、主にクラウドソーシングで仕事を受注している。
ちょうど3か月前、2019年7月頃に始めたのだが、最初は提案が苦手だった。
クラウドソーシングだから、相手の顔はおろか、声すら知らない。
しかも始めたばかりだから、ダメでもともと、そう思ってもなかなか提案ができなかった。
しかし、先月出会った「2:8の法則」のおかげで提案する気持ちが楽になった。
10件提案して、8件落ちてへこむのではなく、2件通って喜ぶ。
そのためにも、2件は絶対に通してやろう。
そう思うと、提案文にも気合が乗る。気合が乗って、少し誇張が入っちゃったりしたかもしれない。
「2:8の法則」を知ってからの1ヵ月、僕は約20件提案した。
文字単価1円以上、とwebライター駆け出しが挑むには若干ハードルが高めな仕事に提案した。
結果、3件の提案が通った。
目標の4件には通らなかったが、満足している。
もともとは、提案すら苦手だった自分が、単価の高い仕事3件で提案を通したからだ。
期待し過ぎず。
けれども諦めはしない。
そんな、挑戦をほどよく後押しする魔法の数字、それが「2:8の法則」なのだ。
失敗が怖い人へ。
そんな人へ、僕は「2:8の法則」という素敵な魔法の数字を贈りたい。
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