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メディアグランプリ

カメラから学んだ婚活


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事 えみちゃん(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
女性が結婚相手に求める条件として、
「低依存・低姿勢・低燃費・低リスク」の4低男子が話題となっているが
 
そうは言っても、「ハイスペ男子と結婚したい」という女性はまだまだ多いように思う。そして私も「ハイスペ男子と結婚したい」と思い婚活を続けてきた。
 
しかし、一向に実ることなく月日ばかりが流れていく現状に、
焦りを通り越し、諦めムードで婚活は低迷状態に。
 
私の周りのアラフォー、アラフィフ婚活女性は、
婚活短期決戦で、早々とゴールインするか、
私のように長期化して迷走する、という二極化が激しいことになっている。
 
最近私は、この婚活低迷から抜け出せるかもという
一つの手がかりを得た。
 
それはカメラ選びの経験を通じてのことである。
 
仕事で撮影する機会が度々あり、
そのことがきっかけで写真を撮影することが好きになった。
 
主に旅行先での風景写真で、
自分のカメラを購入する際、持ち歩いた時に荷物にならない程度で、
気軽に撮影できるけれども、
いい感じに仕上がるものを探した結果
SONYのRX-100にたどり着いた。
 
ほぼほぼオートでも仕上がりは満足行くものばかりで、
購入して満足していた。
 
しかし、使い続けるうちに、欲が出てくるもので、
特に人物撮影をする際は、RX-100というコンパクトデジタルカメラでは
気分的にも乗らず、
やはり一眼レフでファインダーをのぞきながら撮影する
ザ・カメラマンな雰囲気に憧れだした。
 
そこで、近所のSONYストアに通い出し、スタッフの方から説明を受けつつ、ディスプレイされているカメラやレンズなど試し撮りさせてもらった。
 
ある程度満足していたコンパクトデジタルカメラと比べると、驚くほど鮮明で感動を覚え、それを持つ自分を想像すると、とても誇らしさも感じた。
 
私が選んだのは、フルサイズのミラーレス一眼レフカメラはα7ⅱとレンズはカールツァイスで、金額は25万円程度だったと思う。私にとってはまさに清水の舞台から飛び降りる勢いの買い物だった。
 
「このカメラをもって、あちこち撮影するぞー」と張り切っていたのは最初の数ヶ月。
実際にカメラを持って外出するとなると、重いというのが最大のネックとなった。
 
ミラーレスとはいえ重く、1kg以上になる。フルサイズにしては軽いと言われているが、長時間の持ち歩きは重い。また見た目も大げさな雰囲気となる。
 
紅葉など撮影のベストシーズンになると、趣味で撮影している風のカメラマンを多く見かける。おそらく私が「重い、重い」とぶーたれているカメラよりも重そうだ。さらには大砲のようなレンズも携帯し、私には真似できないと感じた。
 
そこで私が気づいたのは、私はカメラで撮影するのは好きだけど、重いのは無理という単純なことだった。
 
実際に手にして経験してみなければわからないことだったが、私に合うスペックというものがあり、それがわかった。
 
カメラ選びは自分が何を求めているのか、
そしてどこまで許容可能なのか知ることが重要のように思う。
 
私の場合は、当初、
とにかくフルサイズ一眼レフで、かっこいい写真撮りたい!という衝動で
カメラを購入したが、
 
フルサイズのかっこよさとカメラの重さを天秤にかけると
カメラの重さは私にとっては許容可能とはならなかった。
 
また、かっこいい写真、自分が満足いくような写真を撮影したいという
思いは変わらないが、
それはフルサイズ一眼レフでなければいけないのかというと
そうでもないことにも気づいた。
 
これは婚活中の相手選びにも言えるような気がする。
 
私は現在婚活中だが、自分が何を求めているかというよりも、
一般的に言われるハイスペックな条件に目が行きがちである。
 
ハイスペな男子をつかまえて、のほほんと有閑マダムな生活を妄想しているわけだが。
 
結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティ、友人等からの紹介、
婚活というフィールドでの出会いは様々あるが、
実際に会うか会わないかの判断基準を、
年収は? 身長は? 学歴は? 仕事は? など条件が最重要となる。
 
実際に条件が合う人とお見合いなどすることもあるが、
お互いにしっくりこず、破談となることがほとんどだ。
 
そんなこんなで気づけば婚活歴が5年以上となり、
いい加減何か方向性などがおかしいのかもと思いはじめた。
 
私の婚活への動機、それはさきにも挙げた
「ハイスペな男子をつかまえて、のほほんと有閑マダムな生活」である。
 
しかし、そもそも「有閑マダム」に憧れているのかも今となっては謎で、
自由気ままな生活を満喫する手段として、
ハイスペ男子の嫁が唯一の道と信じていたように思う。
 
カメラの場合と同様、
できれば、実際にハイスペ男子の嫁となり
有閑マダムでのほほんと暮らすという経験をしてから、
 
「実は私、こういうの求めていなかったかも」というような
気づきを得たいところであるが、現実はどうあれ、
婚活が長期化する原因のひとつに、
自分にとっての心地よさは何なのか、何を求めているのか
自分自身把握できていないことがあるように思う。
 
そして自分が何を求めているのか、何がフィットするのか
婚活を通じて気づいているはずなのに、
目をそむけて、カメラのように自分に合うと思われるものに向かおうとしないのは、
一般的によしとされている価値観を盲目的に信じてしまっていることにあるように思った。また、その価値観に執着し、良い相手が来ても、そのことに気づかないことがあるかもしれない。
 
カメラ選びを通じて私は自分自身のちょうど良さについて知ることは重要であると知った。自分自身のちょうど良さを知るというのは、結婚相手の選び方にも通じるように思い、婚活の迷走状態から抜け出せるような気がしている。
 
 
 
 
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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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