【最高の人生の見つけかた】
＊この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
記事：谷やん(ライティング・ゼミ日曜コース)
「先生、もう少し動けるうちに、もっと好きなことをやっておけばよかった」
とある患者さんが漏らされた。
ある患者さんとは、私が毎週往診に伺っている70歳の末期がんの女性です。
彼女は2年前に大腸のガンが見つかった。
ガンが見つかった時には、同時に肺や肝臓にも転移していることがわかり、手術の後、抗がん剤治療を頑張られた。
しかし、最近になって転移した肺のガンが急速に大きくなり、治療の効果がないということで在宅での緩和医療を希望されたのだ。
最近は、ガンが大きくなり肺を圧迫し、正常の呼吸もできないくらい苦しくなっている。
在宅の酸素療法で酸素を吸っているけれども、少し動くと息苦しくなり肩で息をする状態だ。
だから、外出などは困難で、終日自宅のベッドで過ごされている。
ベッド上だけの生活では、自分のやりたいことが制限される。
「昨日の夜も息苦しくて眠れなかったんです。横になると苦しいから、座ってなんとか1～2時間うとうとするだけなんです。1日くらいは熟睡したいです」
と、彼女の言葉。
ガンの末期の患者さんの言葉は身につまされる。
このように人生の終末期は誰にでも訪れます。
そんな彼女の在宅医療を医者として支えながらも、彼女の終末期の人生を悔いなく過ごしてもらうにはどうすればいいかを考えていた時に、
めずらしく家内からの誘いがありました。
「久しぶりに、映画でも行けへん？」
「えぇ、映画なんか誘ってくれるの？ どうしたん？」
「見たい映画があるねん」
「なんという映画？」
「最高の人生の見つけ方」
というわけで、先日、家内と映画のレイトショーを観に行ってきました。
この映画は日本の映画で吉永小百合さんと天海祐希さんが主演です。
余命宣告された2人のガン患者さんが、あるきっかけで人生の残り時間を見直すことによって、最高の人生とは何かを考え、行動する物語です。
私は10年前にハリウッド版の、「最高の人生の見つけかた」を見て感動し、
それからの生き方が変わりました。
その時の主演は、モーガンフリーマンとジャックニコルソンでした。
二人とも名優で名演技でしたが、今回の日本版の映画もそれに勝るとも劣らない素晴らしい映画でした。
人それぞれの人生には残り時間が決まっています。
だから、その残り時間を意識して、その残り時間に自分が何をしたいのかを考えて行動することが最高の人生を見つける鍵になります。
でも、これは大切だけれども、殆どの人ができていない。
なぜなら、多くの人が日常の忙しさに追われて、やるべきこと、やらねばならない事を優先してしまい、本当にやりたいこと、本当に大切な事を見失ってしまっているから。
いつまでも残り時間はあると思っているのだが、
気がついた時には、人生のタイムアップが迫ってしまっていることが多い。
『人は必ず死ぬ。
人生は一度きりしかない。
人はいつ死ぬかわからない。』
この言葉も1年前に、同年代の友人が突然に亡くなった時に、偶然に本の中で出会った言葉だ。
この3つの真実を再認識したときに新たな人生のスイッチが入った気がした。
この人生の3つの真実をしっかり噛み締めて、
今日一日を、今この瞬間を大切にして、
今、やりたい事をやっていくのが最高の人生。
後悔のないように生きるのが最高の人生かもしれない。
それに気付くためにも是非一度、映画館に足を運んでみてください。
残り時間を意識して、その残り時間に自分が何をしたいのか、何をすべきなのかを考えて行動することが、最高の人生を見つける鍵になる
と、先ほど書きました。
その、自分のやりたい事を意識するために簡単な方法があるのですが、
知っていますか？
簡単だけれども、多くの人があまりやっていないことです。
それは、
やりたい事をノートや紙に書くということ。
そして、それを絶えず意識しておくこと。
簡単なことだけど、なかなかできていないことです。
映画の中では、少女のノートの中に、死ぬまでにやりたい事リストが書かれてありました。
スカイダイビングをする。
お金持ちになる。
モモクロのライブに行く。
日本一大きなパフェを食べる。
他人のために何かをして喜んでもらう。
逆上がりができるようになる。
パパとママにありがとうを言う。
ウェディングドレスを着る。
好きな人に告白する。
宇宙旅行をする。
こんなことが書かれてあり、吉永小百合さんと天海祐希さんが彼女のやりたいことリストに従って、次々とやりたい事を叶えていったのです。
そのように、やりたいことがあったら、まず最初にやることは、
紙に書く。
そして、それを絶えず意識して行動する。
そのために手帳やノートの初めのページに貼っておくのもいいかもしれません。
私は10年前に、アメリカ版の最高の人生の見つけ方を観て、感動し、自分のやりたいことリストをつくりました。
その中の一つに、セミナー講師になるという目標を掲げ、セミナーコンテストのグランプリ大会に出場しました。
その時の演題名は、「最幸の人生の見つけかた」
最高でなくて、最幸。
最も幸せに生きるためのノウハウを400名の観客の前で語りました。
その時の、私のノウハウは
心からやりたい事を見つける（趣味を持つ）こと、
そして、
旅に出ること
といった簡単なことでした。
でも、その簡単な事すら意識しないとできないのです。
今年の残りの2ヶ月、そして来年2020年に向けての
自分の最幸の人生を実現するために、まずやってみることは、
それは、映画でやっていたように10コのやりたいことリストを作ってみること。
そのリストの一つ一つを具体的にやってみることが、あなたの幸せにつながり、
最幸の人生を見つける手掛かりになるかもしれません。
最幸の人生を実現するために、
あなたのやりたいことはなんですか？
＊＊＊
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
http://tenro-in.com/zemi/102023
天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠２階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
【天狼院書店へのお問い合わせ】
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね！」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
