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主婦の9割は夫の愚痴でストレスを発散している


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事: 岩根かな子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「ねー、久しぶりに女子会しようよ」
 
そんな誘いが来たのは私が結婚して1年経った頃でした。
確かに結婚してからは夫とのお出かけで忙しく、なかなか友人との時間をつくることができていませんでした。久しぶりの誘いをとても嬉しく思いながら、私はすぎに了承の返事をしました。
 
「いいよー。日程とかは土日であれば、大丈夫。 任せるよー」
 
そんな風に返すと、その週末に早速女子会という名の夫の愚痴大会の開催が決定したのでした。
 
「そういえばあの子も、もう結婚して3年になるのか……。 年月って早いなぁ」
 
私の友人は3年前に結婚し、専業主婦をしていました。私の友人の中では比較的早く結婚した彼女の近況はSNSなどでは知っていたものの、結婚するまでは毎週のように遊び、とても親しくしていたので、久しぶりの再会にワクワクが止まりませんでした。
 
待ちに待った週末、喫茶店で久しぶりにあった友人と昔話で大いに盛り上がりました。
 
「そういえば、〇〇ちゃんも今度結婚するらしいよ。 続々と仲間が増えて嬉しいね」
と私が言うと
「あー……。 今が一番楽しい時期なんだろうなぁ。 羨ましい!」
と不穏な空気が漂い始めました。
 
そこからは堰を切ったかのようにずーっと夫の愚痴のオンパレード。
今まで会えなかった分の愚痴が溜まっていたのか、途切れることなく出てくる愚痴にわたしも負けじと夫の愚痴を披露したのでした。
 
「本当に夫は家事を一切手伝ってくれない! たまに手伝ってくれたと思ったら、全然ちゃんとできてないし……。 これなら手伝ってくれない方がマシだと思わない?」
 
「わかるわかる。 中途半端に手伝われると困るよねー。 しかも手伝ってやったでしょっていう感じ出してこない?」
 
そんな風にお互いに愚痴を言いつつ、気が付けば頼んでいた紅茶は冷めきっており、3時間もたっていました。
 
「久しぶりに会えて楽しかったよ。 夫の愚痴なんて、同じ結婚してる人にしか言えないし、分かってもらえて、めちゃくちゃストレス発散になったよ」
 
友人は会った時よりもスッキリした顔で、そう言うとにこやかに去っていきました。
私も友人と色々と夫の愚痴をいうことで、なんだかすっきりしたような気がしていました。
 
夫への愚痴の内容は本当に様々です。給料が少ないから始まり、家事を手伝ってくれない、帰りが遅い、気が利かない等など、本当に多岐にわたります。
夫側の男性の皆さんには申し訳ないのですが、多少誇張して愚痴を話すこともあります。それはきっと、話して共感をもらうことでストレスを発散しているからだと思います。
 
夫の愚痴、それは花火と同じなのです。
盛大にいくつもの話を投げて愚痴ったら、話題が広がり、とても場が盛り上がるのです。そして最後にはスッキリとして消えてしまいます。
大きければ大きいほど、周りの反応が大きくなるのも一緒です。
 
夫の愚痴を女子会で話してストレス発散している、なんて聞いたら、
 
「なんてひどい会なんだ!」
 
と思う人もいるかもしれません。
でも実際は愚痴りつつも夫と結婚できてよかった、と思っている人の割合はとても多いんです。楽天オーネットの「夫婦関係に関する意識調査」では9割の女性が結婚してよかったと回答しています。
私の友人も散々愚痴った後に、
 
「まぁ、こんなこと言ってるけど、実際困ったこととかがあったら、すぐに対処してくれる頼もしい夫なんだけどね」
 
と最後に惚気を聞かせてくれました。
女子会での愚痴はただのストレス発散。花火をパーっと打ち上げてしまいたいだけなのです。
 
毎日顔を合わせているとどうしても嫌なところが目についてしまいます。普段は気にしていなくても、積もり積もって、たまに開催される女子会で発散したくなります。
ネット上にはわざわざ夫の愚痴を書き込むだけの場所まで用意されています。タイトルも「夫の愚痴を言ってストレスを発散しよう」みたいなものばかりです。
それだけ夫の愚痴をいうとストレスが発散される、ということなのかもしれません。
 
花火のようにその場で数時間盛り上がり、沢山打ち上げることで、そのあとスッキリと日常に戻っていくことができるのだと思います。
もちろん主婦の皆さんが全員夫の愚痴を言っているわけではありません。中には別のストレスの発散方法を見つけている人もいるでしょう。
夫の愚痴でストレスを発散するだけでなく、それぞれのストレス発散方法を見つけて、無理のない生活をしていきたいですね。
 
 
 
 
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2019-11-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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