発見!! 何をしても治らない肩こりの真犯人
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:伊藤 千里(ライティング・ゼミ日曜コース)
何をやっても治らない「肩こり」
その原因が○○だったとは……
私は昔からずっと「肩こり」に悩まされてきた。
ちょっと笑えるのだが、実は小学生の時から肩こりだった。
肩こりがひどすぎて吐き気がするときもあり、ギブアップしてマッサージに行くのだが、効果が続くのは大抵2、3日。すぐまたガッチガチの肩に逆戻り。
姿勢が悪い? 肩まわりの筋力が足りない? 巻肩だから? と自分なりにいろいろ考えた。「肩こり 治す」で検索したことは、片っ端から試した。
そろそろ肩こりの専門家を名乗ってもいいレベルで研究を続けた。
私はそれほど肩こりに悩まされており、日常生活に支障がでるくらいだった。
マッサージのほかに、筋トレやストレッチももちろんやってみたけれど、どれも一時的で抜本的な肩こり解消策にはならなかった。
「肩こり」は体質だから仕方ない、我慢するしかない、ずっとそう思ってきた。
「あること」に気がつくまでは……
そのことに気がついたのは、「糖質制限」をやってみたことがきっかけだった。
私はご飯やお菓子が大好きだったのだが、世間で「糖質制限」が流行していたこともありちょっと試してみることにしたのだ。
とはいえ、全く糖質を取らないのはきついので、量をかなり減らすことにした。具体的には、主食のご飯を減らして、おかずの量を増やし、なるべくお菓子は食べないようにするという緩めの糖質制限をしていた。
1ケ月くらい経ち、あることに気がついた。
「あれ、そういえば最近、マッサージに行ってない」
定期的にマッサージに行かなければ死ぬくらいひどかった肩こりを、糖質制限を始めてからほとんど感じなくなっていたのだ。
もしかして、「糖質」が肩こりの原因だったのか?
ご存知のとおり、糖質は私たちのエネルギー源のひとつとなっている。糖質は、石炭みたいなものだ。石炭を燃やさないと身体という機関車を走らせることができない。
ただ石炭を燃やすと、余計なものが出る。それは「煤(すす)」だ。
そして、糖質をエネルギーとして燃やした時にでる煤が「乳酸」なのだ。
はい! 「乳酸」……聞いたことありますね。あの、筋肉痛の原因になるやつです。
肩こりの原因は、糖質のとりすぎで、身体に「乳酸」がたまることが原因だったのだ。
じゃあ、これから糖質控えればいいんだ!! ちゃんちゃん!
……では、終わったらいいのだけれど、肩こりの専門家はこれで納得しない。
だって、日本人て毎日、白いご飯(糖質)食べているのだから、糖質が肩こりの原因だったら日本国民全員が肩こりじゃないとおかしくないか?
現に職場の同僚で、どう見ても私より糖質を過剰摂取していて、姿勢も悪くてパソコンばかりしているのに、「え! 肩こり!? 何ソレおいしいの?」っていう人もいる。
くそう。なんだそのうらやましい体質。
この違いは何なのだろう……そう思ってさらなる探求を続けたら、ある学問に行き着いた。
それは「分子栄養学」という学問だ。
まず、結論をズバッと言ってしまうと、この違いは「乳酸を分解する能力」の違いだった。体内の乳酸の掃除人、それはビタミンB1である。この掃除人をうまく使えるかどうかが体質の違いで、それが肩こりのなりやすさに関わってくる。
Aさんは、体内にいる10人の掃除人(ビタミンB1)を使うのがうまい。10人全てを働かせて乳酸を分解することができる。
でも、私は体質的に掃除人を10人全員きっちり働かせるのが苦手なのである。私は、10人の掃除人のうち、2人だけしかうまく使えておらず、あとの8人はサボっている。
だから、同じ量の糖質を摂っても、Aさんは肩こりになりにくく、私は肩こりになりやすいという違いが生じるのだ。
なるほどね〜。
これで肩こりの原因と人によってなりやすさが違うことは理解した。
でも、乳酸掃除人のビタミンB1をうまく使えない私は、これから白いご飯やケーキを食べる時、毎回、肩こりを覚悟して食べなければならないのか?
……そんな人生悲しすぎる。
そんな嘆きにも分子栄養学は答えを用意してくれている。「メガビタミン」という考え方である。
10人のうち2人の掃除人しかうまく使えないのなら、最初から掃除人をたくさん雇ってしまえばいい。50人雇えば、私の乳酸分解能力はAさんのそれと同じになる。
つまりビタミンB1をサプリメントなどで大量に摂取するのだ。それこそ「メガ」な量を、だから「メガビタミン」。
私はこれを知ってから、糖質を摂ったとき、ビタミンB1を大量に摂取するようにしている。そのおかげで、肩こりに悩まされることはほぼなくなった。
何をやっても治らなかった「肩こり」が、学問で解決するなんて!
「分子栄養学」よ、ありがとう。
肩こりに悩まされている、皆さん!
気になったら、「分子栄養学」や「メガビタミン」を調べてみてほしい。ただし、かなりメガな量摂取することになるので、そこは自己責任でお願いしたいということを申し添えておく。
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