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「三日坊主よりは続くけど急に飽きてやめる」パターン対策法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:菊川美咲(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
タイトルに挙げた「三日坊主よりは続くけど急に飽きてやめる」パターンの人とは、私のことだ。
新しく始めたことをある程度の期間は続けるし、それなりにできるようになる。
しかし完成とか完結に至らない。
身近でいうと、主人は「コツコツ努力の積み重ね」ができる人なので、私のようなタイプは「えっ、ここまでできたのに、続きをやらないの?」と理解できないらしい。
 
私ように「急に飽きてやめる」は少々極端かもしれないが、「仕事に役立てようと語学の勉強を始めたのに続かない」など「続かなさ」に悩む人は多いことだろう。
というのも世の中では「三日坊主」という言葉が昔も今もよく使われているが、あまりいいニュアンスではないからだ。
「継続は力なり」と続けることが良しとされて、「三日坊主」は悪いこととされている。
つまり「継続できないのは良くないことだ」という概念に少しでも苦しい思いをしている人がいれば、この方法を試してみてほしい。
 
私は興味を持ったことに対しての取り掛かりは早い。すぐやる。
接客業をしていて、外国人のお客様がかなり増えた時期に、英語もそこそこに「韓国語会話」の勉強を始めた。
聞き流すだけで習得できることが売りの学習教材を申し込み、接客に使えるくらいの言葉はまあ覚えることができた。しかし、全部で32巻あるCDの半分の16巻で休会してしまった。
半分まで来たところで、内容が接客というよりはもっとビジネスとか歴史とかだんだん込み入ってきたからだ。
というより飽きたからだ。
「三日」よりはもう少し続いたけれども。
もし最初の勢いでしっかり続けていれば、今頃はペラペラになれていたかもしれないのに。
 
ほかにも「ビーズアクセサリー作り」や「パワーストーン集め」とか、「ブログを書く」や「冷凍ストックで時短料理」とか、いいと思ったものをすぐにやってみたくなる性分で、趣味と実益を兼ねていつかこれがビジネスになって……と妄想が膨らんで材料をしこたま買い込んで、結局放り出して自己嫌悪に陥る。
これの繰り返しなのだ。
 
なんて情けない。
自分が本当に価値の無い生き物のように思えてくる。
 
しかし、である。
集中力がないわけではない。
計画はばっちり立てる。無理のないようにペースも考える。
やりだしたら結構順調に進む。
なのに、飽きるのだ。
 
この「飽きる」ポイントがどこにあるのかが大事な気がする。
自分の経験を振り返ると「ゴールがちらっと見えてくる頃」という仮説が立つ。
韓国語会話の時も「お客様に韓国語で接客したい」と思ってやり始めて、雑談できるレベルには至らなくても必要な定型文はだいたい言えるようになった。
だから自分としては「欲しい結果はまあまあ得られたから満足」して、なんだかもういいかな、って気持ちになってしまったのだ。
 
他のも「道具や材料は揃った」「やり方がわかった」「いつでもできる」という万全の体制が整い、全貌が見えてくると、そこで満足して飽きがくる。
だから「やり遂げた」感がないし、一芸に秀でることもない。
誰にも誇れず、せいぜいよく言って「多趣味」といったところか。
 
このモヤモヤを抱えながら、家に籠っている期間も遊びまわる子供たちを見ていて気付いたことがある。
一時もじっとせず遊び続ける。しかも遊びをコロコロ変えながら。
テレビでゲームをしていたかと思えば、画面がYouTubeに変わり、気が付いたらパソコンでゲームをしている。かと思えば子供部屋に籠ってレゴブロックで車を作り、そしてまたテレビでゲームをしている。
その様子を見ていて「興味関心がとっ散らかっている」とあきれつつ笑いつつ、しかし自分にも似たところがある分笑い飛ばしきれずにいた。
そして彼らが「いろいろ遊んだけど、またテレビゲームに戻ってきた」ことに気付いたときに、これだ!! と思った。
 
子供の遊びは「お試し期間」の連続だ。
「やりたいからやる」「つまらなかったら、次のもの」「はまったものは延々とやる」
それだけだ。
この童心丸出しのスタイルを、大人の自分にも当てはめてみたらどうだろう。
 
飽きていい。
飽きるけど、また戻ってくればいいのだ。
 
「また戻ってくる」と言えば、映画館では新作が公開できない状況の中、ジブリ作品のリバイバル上映が好調らしい。
これまで何度もテレビ放送されて、レンタルビデオでも見たことがある作品でも
「一生に一度は、映画館でジブリを」
と謳われると、行きたくなってしまうものなのだろう。
その気持ちもわからなくもない。
いい作品は何度見てもいいし、この先新旧問わずジブリ作品を映画館で見ることができる機会もそうそうないかもしれない。
 
好きなものは好き。
何度見てもいい。
ただ「ずっと」だとやっぱり飽きるけど、でもまた見たくなってしまう。
 
だから「三日坊主」も、やっぱり好きなら「リバイバル」すればいい。
 
そしてこれにはコツがある。
「やめ方」が肝心だ。
それは「再開するときに一気に始められる状態にしてやめる」ことだ。
韓国語会話の場合、持っているCDも付属のテキストも、ついでに買った書き取りのドリルもひとまとめにして仕舞ってある。
クローゼットを開けるたびにちらっと目にしていれば、「またやろう」という気になったときの勢いに乗って再開できる。
実際、自粛生活中に再び勉強を始めた。
CDの内容をアプリで聞き流したり、ハングルを書く練習をしたりした。
久しぶりで新鮮さもあったし、面白いと思った。
ただ、一週間ほどやって、またほかの関心事に取って代わられたけれども。
 
何事にもやってみて「なんか違う」と思ったら、それは「お試し期間終了」ということでいいと思う。
 
もし「やろう」と思い立って、結構好きで、でも続かなくて落ち込むことがあったら、この「三日坊主リバイバル法」を試してみてほしい。
三日坊主も2回、3回とやってみてだんだんインターバルを短くしていけば、それは「継続」になり、いつかあなたの力になる、かもしれない。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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