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上手くなる秘訣は、「観る」ではなく「成る」

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:岩居雅俊(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
「ナイスサーブ!」
後ろからコーチの声が響き、思わず笑みが浮かんだ。
「今のプレイは肩の力が抜けて、スイングスピードも速く、いいボールが打てましたね」
自分が苦手としていたプレイが、いつもと全く違う感覚で上手くできた実感があった。
 
私はこれまで、趣味で長年テニスを続けてきた。
初めてテニスをやった時は、ラケットにボールが当たらず何度も空振りをしていた。先輩にラケットの握り方から、スイングの仕方まで、1つ1つ教わって覚えてきた。慣れてくると、試合もできるようになり、少しずつ上達するのが楽しくて、ずっと続けてきた。
 
ところが、一通りのプレイができるようになると、徐々に進歩しなくなっていった。年齢を重ねていくと、自分の形に慣れてきて、フォームを変えたりすることが難しくなるのだ。
今までと同じやり方でもある程度はできるので、あまり困ることもないのだが。
 
それでも試合をすれば勝ちたいと思うし、今より少しでも上達したいという気持ちはあった。テニススクールには定期的に通っていた。毎回、同じようなレッスンを繰り返し、コーチからも毎回アドバイスはもらっていた。それでもあまり進歩はなかった。
 
先日、ある仕事でアドバイスをいただく場面があった。「仕事の成果を高めるためには、卓越した成果を上げている人をよく観察し、同じように真似をしてみる」という内容だった。社会的学習理論で有名な、心理学者のアルバート・バンデューラが観察学習・モデリングという理論で提唱したものだ。
 
その神髄は、単によく「観て」真似るというだけではなく、「成る」つまり、その人に成りきって、行動だけでなく考え・感覚・信念などの内面も理解し真似る、というものだった。表面的な模倣ではなく、内面まで想定しその人と同じように感じることが重要という話だった。そして、それは仕事だけではなく、仕事以外でもなんでも応用できるとの事だった。
 
そこで、試しにテニスでやってみようと考えた。いつものテニススクールのレッスンに参加した。その日はコーチが見本としてプレイする時に、いつも以上によく「観る」ことを心掛けた。そして真似をしてみたのだが、どうも上手くいかない。コーチのアドバイスを聞いても、「わかるけど、自分には上手くできない」と心の底では考えていたようだ。
 
コーチにはできるけど、自分の癖ではできないな。無意識に自分の頭の中で考えていたようだった。これでは変化できる訳がない。
 
そこで、コーチは何を考えて、意識してプレイしているのだろう、と考えた。コーチのアドバイスから「体の力を抜いて」「集中して」「身体の回転を意識して」など、コーチの内面、つまり、考え、感覚、信念などのキーワードを思い浮かべて、あたかも自分がコーチの中に入ったかのような感覚になってみた。
 
すると、不思議なことに、心が落ち着いて、集中力が高まってきた。体もリラックスして力が抜けて、遠心力で腕をふりぬく感覚がイメージできた。体の軸をぶれないようにトスを上げた姿勢がまっすぐになるようにイメージしながら、ボールに意識を向けながら体全体を使ってサーブの一連の動作をやってみた。
 
「スパーン」と小気味よい音がして、ボールはサービスコートにまっすぐに入っていった。いつもより球威があり、体はリラックスした状態で動作を終了した。
コーチからはすぐに声を掛けられ、「今のスイングはよかったですね」と褒められた。
 
今までと全く違う感覚で、いいサーブを打つことができた。模範となる人を「観る」だけでは不十分。模範となる人に「成る」という意識が重要だ。ただ外側から表面だけを模倣するのではなく、その人の内面も理解し、心と体を同時に良い状態に変えていくことが必要なのだ。
 
「観る」だけでなく「成る」。それが何事においても上達の秘訣らしい。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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