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暑い真夏のソロキャンプ何するか問題。河原での野点(のだて)はいかが


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:安藤竜(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
アニメやドラマにもなった「ゆるキャン△」や「ヒロシチャンネル」などで、人気急上昇のソロキャンプ。「私もソロキャンプやりたいな」と思っている人も多いのでは。
でも、
 
「キャンプで何やったらいいのかわからない」
「バーベキューや、コーヒーいれる以外に何するの?」
「暑いのはちょっとなぁ」
 
そんな人に、今私がもっともオススメしたいのが、河原での野点(のだて)です。
野点というのは、野外で抹茶を点てて飲むことを言います。
 
「むずかしそう」
 
なんて声が聞こえてきそうですが、ご心配なく。
慣れてしまえば、コーヒーをいれるのと手間は大差ありません。
この夏は抹茶にチャレンジして、他の人より少し差をつけてみませんか。
 
まずは準備しよう! その1 基本道具編
 
野点をする以前に、そもそも抹茶を飲むために必ずいるものが2つあります。
それは、抹茶そのものと茶せん。
ほかは無くてもなんともなりますが、これだけはどうしても必要です。
 
まずは抹茶の選び方から。
とりあえず、近くのお茶屋さんに入ってください。たぶん商店街やショッピングセンターの名店街とかにあるはずです。
色々値段の違いがありますが、味は直段にきれいに正比例。一番安いものでもいいですが、やっぱり程々の値段のものを選ぶのがいいと思います。
買った抹茶は、棗(なつめ)と呼ばれる容器に入れると格好いいのですが、最初は買った容器のままで持っていけばオーケー。ただ、事前に一回だけ茶こしでこしておくと、なめらかでとても美味しい抹茶になるので、これだけは手を抜かないで。
 
つぎは、茶せんです。
茶せんは、抹茶をお湯でといて混ぜるのに使うもの。これでシャカシャカすれば、美味しい抹茶のできあがり。これも種類がいっぱいあるけれど、とりあえず「八十本立」とか「百本立」と書かれているものが、初心者むけだと言われています。
 
あとは、お茶碗、抹茶をいれるための茶しゃくかスプーン、甘いお菓子、お菓子をのせる皿と懐紙、黒文字と呼ばれるお菓子用の楊枝、そしてお湯を沸かすための何らかの手段を用意すればバッチリです。
 
「色々ありすぎて面倒!」
 
という人は、モンベルからアウトドア用の野点セットが販売されているので、これを買うのもオススメです。めっちゃ格好いいですし。
お菓子は和菓子にこだわらず、甘いものならなんでもオッケー。私は持ち運びが楽なのと、シュワシュワして涼しげなのでラムネを良く持っていきます。
 
まずは準備しよう! その2 ステップアップ編
 
最初は、上記のような最低限の道具からスタートしていきます。
ですが、だんだんハマってくるとお菓子も抹茶も色々こだわり始める上、お湯もガスコンロじゃなく炭火や焚き火でわかし始めたり、茶釜を持ち込んだりと色々やりたくなってきます。
しかし、次のステップアップでまず一番こだわって欲しいのは、ずばり茶碗です。
茶道における茶碗は、バンドにおけるギターと同じだと思ってください。
それくらい、大事なものです。
 
ギターを選ぶとき、一番大事なことはなんでしょうか?
音がいいことでしょうか?
いいえ、違います。それも大事な要素でしょう。でも、もっと大事なことがあるんです。
それは「格好いいこと」です!
実際、最初に初心者用ではなく、少し高くても格好いいギターを買った人ほど、退屈な練習に挫折しないんだそうです。実際、私もそれで失敗したことがあります。お店の人に「フェンダーとほぼ同じ見た目なのに、安くて音も良い」というプライベートブランドのギターをすすめられ、ついつい買ってしまったのです。最初は納得してましたが、友人たちにフェンダーじゃないことを指摘されるたびにテンションがだだ下がり。いつの間にかギターの練習もしなくなってしまいました。
 
そう、「格好いい」茶碗を買って、インスタに上げて褒めてもらうことは、今後の野点ライフを楽しむ上で非常に大事な要素です。おすすめは作家もの。
 
「このお茶碗、いいねー」
「作家の●●さんのやつだよー」
 
この、やりとりですよ!
これが、野点ライフのテンションを爆上げさせる要素です。
しかし本格的な抹茶碗のお値段はかなり高いです。ですので、カフェオレボウルがおすすめです。なぜかわかりませんが、作家ものの作品は抹茶碗だけ異常に高くて、他はなぜか一気に値段が下がります。カフェオレボウルは大きさも少し小さくなるので、荷物を小さくしたい野点にはぴったりなのです。
 
さぁ、野点をやってみよう!
 
道具は揃いました。
もう、あとは実際にやってみるだけです。
お湯をわかして抹茶を点てたら、まずは大自然の中で茶碗を一番格好いい角度に並べて写真を撮りましょう。そしてインスタにあげるのです。
あとは、お菓子で口の中を甘くさせて、いよいよ抹茶をぐびっ。
あぁ、口の中がすがすがしい。
ここは清流。足も川につけて、風の流れを感じよう。空の青もとてもきれいだ。
酒飲みさんなら、事前に川で冷やしたビールを飲んでからの〆抹茶もいいですね。
いかがでしょうか。暑い夏のソロキャンプ、ぜひ野点も取り入れて楽しんでみてくださいね。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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