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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:大滝陽平(ライティング・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
空港のカウンターには本当に様々な人が来る。
1度として、同じ日がない。
 
そんな空港で、カウンターに立つということは、ハプニングでいっぱいだ。
 
「え、欠航している!!?」
また、何かあったのか……
 
初期対応をした係員が、困った顔をしつつカウンターに連れてくる。
はて、今回はどんな内容だろうか?
 
「欠航しているなんで、知らないけど」
そう話をするのは、これから南の島でゆっくりしそうな、
鮮やかなシャツと白のパンツを履いた男性が、白いロングワンピースを着た女性と共に、
カウンターにやってきた。
 
今日は沖縄で台風が接近しており、沖縄那覇や宮古島、石垣島といった、
メジャーな空港の他にも、久米島や徳之島など、小型機が多く飛ぶような、
そんなところも欠航になっていた。
 
「台風の影響により、沖縄方面の便について、欠航が決まっております」
そう話をすると、ダルそうな顔をして、隣の女性と話している。
 
「どうしたらいいですか?」
女性はそういうのであった。
 
私たちにできることは、あまりない。
「提案できるものは、明日以降に変更するか払い戻しをするかの2つです」
沖縄方面の離島などは、欠航してしまうと方法が限られる。
 
「ホテルも一緒に予約したけれど、どうしたらいい」
欠航するとこういう質問をいただくこともある。
 
「ホテルについては、予約した旅行会社かサイト
または、宿泊施設へお電話いただく他、ありません」
空港のカウンターにいる職員は、飛行機についての質問は何とかなる。
しかし、ホテルのこととなると、どうにもできないのだ。
 
「間違って買っていたの!!?」
こんな言葉が思わず出てきてしまうこともあるだろう。
スーツを着た女性は言った。
 
予約を見てみると、出発地と到着地が逆になっている。
こういう間違いは、当日にならないと気がつかない。
自動チェックイン機で座席を決めようとしたら、
〈予約が見つかりません〉
と出てきてしまう。
 
カウンターで予約情報を調べた結果、間違って買ってしまった時には、
焦ることもあるだろう。
 
しかし、カウンターで勤務しているとよくあることなのだ。
 
「次に乗れる飛行機は1時間後にあります
新しく購入いただけるようでしたら、乗っていただけます」
 
間違って買ってしまった航空券の払い戻しをして、
新しく買ってもらう。
払い戻しの提案はできるのだが、それ以外にはできないのだ。
 
「支払いできてないってどういうこと?」
40代くらいの男性が不思議そうに言う。
 
カウンターに来て、私たちが何もできないのがこのケースだ。
 
どうやって、予約して、お金を払うのか、方法はいっぱいある。
自分で航空会社のホームページから予約する方法もあるが、
旅行会社にお願いする人もいるのだろう。
支払いもクレジットカードや振り込み、コンビニ支払いや電子マネーもできる。
これらの手続きの中で、問題が発生することもある。
 
「予約はされているのですが、支払いがされておらず、予約がキャンセルされています」
もっともどうにもならないのが、このケースだ。
今回は旅行会社には払ったけど、航空会社には旅行会社から払ってなかった。
 
「これからどうすれば乗れますか?」
カウンターでは、こう相談されることが多い。
 
空席があれば予約を作り直して、買いなおして乗ってもらうしかない。
が、旅行会社にも、航空会社にも、料金を払うことになる。
つまり、2重に料金を一時的に支払うことになる。
 
ただし、旅行会社から返金をしてもらわなければならないので、
カウンターでは、領収書を必ずもらって、旅行会社に連絡していただきたい。
 
「払ったのに乗れないって、どういうこと?」
支払いも終わっていて、支払いの情報が見えていたとしても、
乗せられないこともある。
 
「株主優待運賃で予約をいただいておりますので、株主優待券の登録が必要です」
こうお伝えして、出てくるのであれば、問題ない。
 
しかし、
「株主優待券って何ですか」
と質問をされてしまったら、追加で支払いが必要になると考えてしまう。
 
「株主優待運賃は搭乗日に有効な株主優待券を持っている方の運賃です」
「お持ちではないのであれば、予約を作り変えますので、追徴をいただきます」
とお伝えするしかない。
 
いくつかの運賃は、条件がある。
優待券や割引カード、証明書などが必要な運賃もあるのだ。
 
どれも確認しておくことで、事前に対応できる内容だ。
前日などに、飛行機は飛ぶのか、チケットは準備できているのか、
確認しておくことで回避できる。
 
急に天気が悪くなってしまい、欠航することもあるが、
台風は事前に進路を予想できる。
その為、早い段階で欠航するのか、飛べるけれど、出発地に戻ってくる可能性があるなど、
状況を伝えることが出来る。
 
また、支払いが完了しているかどうかも、ホームページから確認できることが多い。
支払いが完了していなければ、案内することは出来ないので、
支払いが完了しているか、必要な情報が登録されているか、
確認をおすすめする。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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