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ときめきは健康法のひとつなのか?  


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ときめきは健康法のひとつなのか?
 
記事:若林 徳子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
人生において予期せぬ出来事が起ることもあるだろう。
 
例えば
自然災害が多発する日本に住んでいて
台風、水害、地震などのように。
 
他にも大なり小なり経験していると思う。
 
私にも予期せぬ出来事が起きた。
ピアノ男子にはまったのだ。
 
学生の頃から
アイドルやアニメキャラクター
俳優さんなど
素敵だなと言う印象は受けつつも、ミーハー的に追いかけたりどっぷりはまったりするのは、とても格好悪いことだと思っていた。
 
あっ、「ミーハー」というのは死語か?
昭和的表現かも知れないな。
ウィキペディアによると
「それまで興味がなかったにもかかわらず、世の中の流行や話題となったスポーツ選手などの動静に、にわかに熱中する者に対しての呼称」とある。
 
と、説明義務を果たしたところで続きにいこう。
 
出会ってしまったのだ、私の心を奪うピアノ男子と。
それは、昨年の7月の出来事だ。
 
6月末に私の相棒チワワのさくたろうが病気で虹の橋を渡った。ずっと看病をしていたので長くはないことはわかっていたが、気持ちの整理がなかなかつかない。今まで感じられていた気配もなく、日中ひとりの家は静まりかえっていた。
 
静けさを紛らわせようと、YouTubeの動画を流しておくことにしたのだが、何がいいのかわからない。
ふと、友人の息子さんが受験勉強の合間にピアノを練習していると聞いたことがあって、年頃の男の子がピアノを弾くってどんな感じだろう?と
「ピアノ 男性」で検索したのが始まりだ。
 
20代前半のピアノ男子、ピアノが上手なのに加え、しゃべりが面白く、謙虚なのである。
「自分はあくまでも学生で、どんなに人気が出ても事務所に入る気がなく、大学に行かせてくれている両親に(大学の専攻分野で)恩返ししていきたい。」といったことを当時は常に言っていて、これはかなり高ポイントなキュンポイントだ。
 
YouTubeでは飽き足らず、Twitterなどからの配信にもはまっていった。
彼のすること全て、聞き逃したくない自分がいるのである。
だが、彼は若くて体力がある、Twitterなどからの配信は深夜になることもあった。これは40代女性にとっては辛い。
何より、使っている単語がわからないことがあるのだ。
その都度、Google先生で検索して、もう脳トレである。
 
そんな追いかけ生活をすることで、相棒さくたろうのことでペットロスに陥らずに済んだ。彼のお陰である。← と言う発言からもどれだけ彼にはまっているか察しがつくだろう。
 
彼の動画を見つけて半年ほどが経った頃、なんとリアルでライブをするという発表があったのだ。
もちろん行く気満々である。数十倍の倍率のチケットを抽選で手に入れ彼と会えるチャンスを得たのである。
 
その時のことは、今思い出してもウキウキしてしまう。
ワンピースを新調して、私に子供がいたら子供ぐらいの年齢だが、少しでもよく見せたいと毎日顔のパックをした。準備万端で参戦。
ただ、ひとつ心配なことがあった。若い彼故、ファンも若い女の子ばかりじゃないのかと。。。
現地に行って、それはすぐ払拭された。なんと、私ぐらいの年齢の方が半分以上を占めていたのだ!
とても良い席で、席のすぐ横を通過してピアノに着いた。席から見える鍵盤の角度も申し分ない。
ライブ時間は45分、あっという間の45分間だった。
その後、2ショットで写真を撮ってくれる時間も楽しみだ。
なんと、このiPhoneですか?といって、彼が私のiPhoneを手に取り、自撮りの体勢で写真を撮ってくれたのである。
もう、キュンとせずにはいられない。
2人の人間を自撮りするとき、どれだけ接近するか想像してみて欲しい。
写真を撮る瞬間、思いっきり空気を吸った。少しでも同じ空気を吸いたかったのである。こんなことして興奮している私は、もう変態である。
 
夢のような一夜だった。
この一晩で、おそらく6歳は若返っただろう。
それだけ、胸がキュンとしていたのだ。
まるで、高校生のように。
 
もう、何かにはまることを格好悪いとはけっして言わない。
なぜなら、キュンとなる存在を追いかけ回すことは、ひとつの健康法と感じたからだ。
私に至っては、新しい言葉を習得するという脳トレまで加わっている。
 
女性にとって、ときめきは健康を維持するために大切なことである。
ときめきポイント、1ポイントでぐっと女性らしさが増し、女性ホルモンのバランスが整うのだ。お医者さんが否定しても、そう信じたい。
女性にとって恐怖の言葉、「ホルモンバランスの乱れ」
40代にもなると、ホルモンというなんだかわからない存在と戦わなければならないこともあるのだ。
このホルモンの乱れのお陰で、肌の調子やその日の機嫌が左右される。
 
だが、夢中になる存在があることで緩和されるのだとしたら、、、大いに追いかけ回そうではないか!
 
特定の何かを気に入り、ときめくことでホルモンバランスが整うかどうかは、定かではない。
ひとつ言えるのは、日常生活に必ず彩りを加えてくれるのは間違えない。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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