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一生食いしん坊でいるための「完全栄養食」のすすめ


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記事:ちゃんなな(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
身の回りで”完全栄養食”が流行っている。
一食に一日に必要な栄養素の1/3が含まれていて、それだけ食べていれば栄養バランスが完璧に取れるという。
 
IT系の会社に在籍していると、同僚に「合理化オタク」がいることが多い。
いかに生活から無駄を削ぎ落とし、合理的・経済的に生きるかを追求する人たち。
彼らはほぼ毎日同じ服を着る。Tシャツは全部ユニクロU。靴下も同じメーカーの同じ色のものを10足セットで買う。
朝、何の服を着るか迷わないために。
「人間の脳は、一日に決まった回数しか決断できないようにできている。決断のためのリソースを服に使いたくない」
なるほど。そう聞くとかっこいいけど、スティーブ・ジョブズが黒タートルとジーンズで過ごしていた、あれの真似だ。
 
それと同じ発想を食事に持ち込んだのが”完全栄養食”だ。
健康的なのはもちろん、食べるものを何にするかの決断をそぎ落とせる。
我が家にも合理主義者からのすすめでBASE FOOD(ベースフード)が導入された。
猛者は毎日、朝食も昼食も夕食もこれを食べるらしいが、とりあえず平日の朝食から置き換えるのがおすすめとのこと。
 
BASE FOODのパン、BASE BREADのプレーン味は茶色くて丸いパン。
生地に茶色いつぶつぶがたくさん含まれていて、栄養価の源はここにあるらしい。
フワフワの食パンには当然敵わないが、まずくはない。温めて全粒粉のパンだと思えば十分食べられる。
「とはいえ、平日は毎朝これか……」
自他共に認める食いしん坊の私はびびっていた。
 
でももう半年近く、私はBASE BREADを食べている。昼食も平日は同じブランドの完全栄養麺BASE PASTAになった。
毎朝コンビニで「今日は何のおにぎりを食べようかな〜」と悩む時間が楽しみだった私が、毎日同じものを食べている。
続けてみてわかったのが、「むしろ食いしん坊こそ完全栄養食を食べるべき!」ということだ。
 
食いしん坊はかならずしもグルメではない。とにかくいろんな美味しいものをお腹いっぱい食べたい人だ。
新作のインスタントラーメンも、喫茶店のナポリタンも、板前さんが目の前で握ってくれるお寿司も食べたい。全部平等に愛している。
だから食べたいもののカロリーなんて知ったこっちゃないし、知りたくもない。カロリーが高いからって食べない理由にしたくない。
 
一方で食いしん坊が一番恐れているのは、不健康だ。
生活習慣病になると食べたいものが食べられなくなってしまう。
アラサーも近くなると健康診断の数値が怖い。そのために食いしん坊はメリハリのついた食生活を心がけなくてはならない。栄養素のことを全く考えない食事と、ほどほどに質素な食事を適度に織り交ぜようと決心する。
 
例えば、朝は米と野菜の味噌汁。ランチは好きなものを食べて、夜はスーパーで毎日違う豆腐を1丁買ってきてまるごと食べた。
だが、これではタンパク質が足りないのだ。
タンパク質の一日の摂取量の目安は体重1kgあたり1g。体重50kgなら50g必要だ。
ところがコンビニのサラダチキンを2つ食べてやっと50g程度だという。豆腐一丁食べても20g程度。
プロテインで補えばいいのかもしれないが、取りすぎもまた身体に悪いという。
 
そんなときに現れたのが完全栄養食、BASE FOODだった。
BASE BREADが1つでタンパク質13.5g。BASE PASTAは1食で30g。
その他のビタミン、ミネラルもバランスよく補えてカロリーも控えめなのだから、文句はない。
 
導入にあたっての最大の懸念点は味だろう。
BASE BREADのプレーン味はあんまり美味しくなかった。我慢して食べていた。だが最近発売したチョコ味からかなり普通のパンに近づいている。
BASE PASTAは普通のパスタをイメージして食べると裏切られる。どちらかというと蕎麦に近いから、めんつゆをかけると無理なく食べられる。
パスタらしく食べたい日は、イタリア料理店のピエトロから発売されているパスタドレッシングをかければ美味しく食べられる(食いしん坊調べではペペロンチーノ味、ごま醤油ガーリック味、カルボナーラ味がおすすめです)。
 
BASE FOODを導入していいことはたくさんあった。
食事の準備に時間がかからない。お腹いっぱい食べても眠くなりにくい。下手に外食するよりは安上がり。家に食材がない日も安心。
だが何よりの価値は「私はちゃんと栄養を取っているぞ」と感じられることがだ。平日は質実剛健に食べている安心感があれば、休日に心置きなく暴飲暴食できる。
明日からまたBASE FOOD漬けなのだから、宅配ピザを取ることに躊躇することがあるだろうか?いや、全然ない。
 
「人間の脳は、一日に決まった回数しか決断できないようにできている。決断のためのリソースを食事に使いたくない」
スティーブ・ジョブズならそう言って完全栄養食を食べたかもしれない。
そんなのは知ったこっちゃない。
「うるさい、うるさい!何が合理性だ!こっちは好きなものを好きなときに食べてストレス発散してるんだよ!!!」と怒りたい食いしん坊の方が、ジョブズの100倍完全栄養食を美味しく食べて健康になれる、そんな気がしている。
 
 
 
 
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2020-09-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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