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「遠回りの欲」に主導権は渡さない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:晏藤滉子(ライティング・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
人間は、欲張りな生き物だ。
 
野生動物のように、生き抜く為の最低限の食料で満足することはなく、
自分をより幸福に満たすために、「欲しい」という自己主張を続けていく。
 
物に対する欲、形にならない愛情や生きがいなども欲の対象となる。
「モノを持たない生活」だってある意味「欲」なのだろう。
 
生きていく上では「欲」はスパイスにも劇薬にもなるものだ。
 
「欲」は、向上心とも繋がっていくし、モチベーションを維持するエネルギーにもなる。欲と上手く付き合っている人は溌剌として魅力的に感じるものだ。一方、欲に振り回されている人も存在する。
 
欲に振り回される……「遠回りの欲」によって「本当に欲しいもの」が視えなくなってしまうことなのだろう。
 
「遠回りの欲」とは本当に欲している物事から目を逸らし、代用品で紛らわすことから生じる。
 
例えば……、私自身、慌ただしい日々の中で食事が二の次になることがある。
「2、3日の事だから大丈夫。 落ち着いたらちゃんとご飯作るから」と、
間に合わせのごはんでお腹を満たしていく。
 
そういう時に限って、正体不明の強い食欲が湧いてくるものだ。「無性に食べた
い!」が続いていく。明らかに食欲に振り回されている。
 
こういう時の「食べたい」は身体が欲しているサイン。身体が求める栄養素を食さない限り満足は訪れない。何かを口にすれば身体は充たされるだろうと、脳は勘違いしているのだ。身体がタンパク質を求めているのに、パンやお菓子などの代用品をつまんでも、いつまでたっても満足は訪れない。
 
そこで少量でも、身体が欲する物を食べたら食欲は鎮まるのに……自ら「身体の欲するもの」に気づかない限り、ずっと「遠回りの食欲」に追いかけられるのだ。
 
その視点で周囲をみてみると、「遠回りの欲」は至る所に存在し悪さをしている。
 
「 本当に欲しいものは手が届かないから、手頃なもので妥協したけれど、
やっぱり頭から離れない」
 
「大好きな人と付き合いたいのに、ついどうでもよい人と付き合ってしまう」
 
「ずっとやりたい職種があるけれど、つい毎日の忙しさに紛れて身動きとれない」
 
きっと、紛らわしても本心では分かっているはず。
本当に欲しいものを手に入れない限り「満足」は訪れないということを。
 
紛らわすことによって、一旦は納得するものの、本心を騙す事は出来るものではない。「欲しい」という熱い思いが込められていない物が次第に増えて、自分のスペースを侵略してくるものだ。物も時間も人間関係も「そうでもないもの」に埋め尽くされる。
 
私自身、「本当に自分が欲しいもの」を貫き通すことは理想だけれど、簡単な事ではないと思っていた。
 
そもそも「欲しい」は自己主張だ。
自分軸がブレていたら、何を望んでいるのかさえ分からない。
「遠回りの欲」に絡めとられてしまうことになるだろう。
 
また、本当に好きな物に囲まれたいとなったら経済力も必要だ。
妥協出来ないのなら、逆にストレス溜まってしまうだろう。
 
そして一番の難関は「欲しい」を素直に表現すること。自己開示が苦手な私が果たして出来るのだろうか?
 
「自分の欲」に忠実になること。
私がそこに意識を向け始めたのは3年前だった。
 
洋服や物を断捨離することを皮切りに、購入品はより一層吟味するようになった。ボールペン1本さえも好みに拘った。
 
「本当に惚れ込んだものだけ」
 
一目惚れしたものは、(可能な限り)手に入れるし、
値の張るものは、代用品で誤魔化さずタイミングを待つ。
待つことがあっても欲しいものならば、私にとって縁のあるもの。
いずれ手に入れることになるだろう。
 
食事に関しても、自分の身体が何を欲しているのかを最優先にするように心掛けた。慣れてくると空腹になる頃には「今はアレが食べたい」とイメージ出来るようになるものだ。
 
そして、私にとって一番の難関「欲しいと素直に表現すること」。
最初に手を付けたのは「NO」と伝えることだった。言葉選びは角を立てない配慮はするが、「今はしたくない」ときちんと伝えられるようになった。メールの文章も最小限に。取りあえずの関係性が減るだけで、時間に関する余裕は生まれるものだ。そして一番の変化は「手助けして欲しい」と伝えることが出来たこと。私は全て自分で背負い込むタイプだけに、自分のことながらその変化には驚いている。勇気を出して「ちょっと頼みたい事があるの」と伝えられたことは大きな一歩だった。
 
「遠回りの欲」の正体は、過去の経験から刷り込まれた「思い込み」なのかもしれない。
 
「どうせ一番大切なものは手に入らない」
「どうせ欲しいと主張すると嫌われる」
 
何らかの自己主張を阻む思い出の副産物なのだろう。
でも、人は本来生きている限り「欲張り」だ。
 
その「欲」も、流行りや押し付けられたものではなく
私が心から欲しいもの、傍にあるだけで幸せを感じるものだったら、
何の躊躇もなく「欲しい!」と声を上げたい。
 
だって人生は短いものだし、もう「遠回り」に飽きてしまった。
 
「遠回りの欲」にはそろそろ引退していただこうと思うのだ。
 
 
 
 
***
 
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2020-10-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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