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オーダー絵画は川の流れを変えるが如くに


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:門間由佳(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
私は、オーダー絵画を描く画家です。こう自己紹介すると、一般的には「依頼主が『こんな風に描いて欲しい!』というのを、絵にする人なんだ」と思われるようです。しかし、私の描くオーダー絵画は、かなり違います。
 
「何を描いて欲しいかわからないけど、門間さんに頼みたい!」と、いう依頼主が、8割以上。また、門間がどういう画家か知っている人はさらに、「自分を成長させたいから頼みたい!」と訪れます。
 
初めてこの話を聞いた人は、「なんだそりゃ?」と首をひねって怪訝な顔をします。確かに、「何を描いて欲しいか決まっていないのに、オーダーに来る」とか、「自分を成長させるためにオーダーに来る」なんて、普通ではありません。
 
しかし、それには<ある秘密>があるのです。それは、オーダー内容をヒアリングするセッションです。例えば、まるで川の流れを変えるようなセッションとでも言いましょうか。
 
ふとある日のことです。セッションを重ねてきた依頼主が、今までを振り返って笑顔になりました。
 
「うわぁ、気がついてみたら、自分がすっかり変わっていました! 愚痴を言わなくなったし、明るくなりました。 最初は、暗く愚痴をいって門間さんに怒られたものです」
 
「そういえば、そんなところから始まりましたね」と、思わず私は笑いました。
「オーダー絵画を依頼して、怒られるって、今振り返ると笑っちゃいますね!」
 
「本当に、自分でも腹を抱えて笑いたくなります。でも、あの時、門間さんに怒られることで『とにかく変わりたい』とモヤモヤしていた本当の理由がわかってハッとできたんです。そして、自分が見えてきたんですよね。」と、依頼主も笑いました。
 
オーダーのための最初のセッションでは、「話したいことから自由に言ってください」と伝えます。そうすると、大体は世間話のような何気ない会話から始まります。この依頼主の時もそうでした。しかし、深くうなずきながらお聴きしていると、誰もがいつしか自分のことを語り始めます。自分のことをただ、じっくりと聴いてもらうこと。それが、忙しない時代では、求められているのかもしれません。
 
そうして、その方自身のお話を聴いている時に、私は頭の中で、依頼主の思考パターンを読み解こうとしています。それが私にとって、絵画のコンセプトにつながっていくからです。
 
しかし、その人の足を引っ張る思考パターンが混じっていることがあります。その時、依頼主が「変わりたい」と口にしている場合、マイナスのパターンをはっきりと指摘します。
 
その依頼主の場合は、まず気がついたのが、「愚痴」につながるパターンでした。【周りを批判して自分は何もしていない】ことに気がつかず、「変わりたい」「変えたい」というのです。明らかに矛盾しているのに、無意識になっていて全く気付いていません。
 
「変わりたい」と何度も口にして、変わりたい! という思いから、私のオーダーを依頼しています。でも、いざ、セッションに入ってみると、【変わりたくない思考パターン】がドンと、居座っているのです。
 
こんな時は、まず、この思考パターンに気づく! ということが大事なんです。しかしこれがなかなか大変です。
 
何しろ、変わることって、今までよりはるかにエネルギーが必要です。それはまるで、川の流れを今までと違う方向へ向けるためには一層大きなチカラをかけなければならないのと同じです。
 
もちろん、変わるよりも、今まで通りのパターンをなぞる方が楽です。だから、「変わりたい」といっていても、ついつい、思考パターンは今までをなぞってしまっている!
 
これが、このオーダーの最初の難関でした。実際、「変化する自分になるのを避けて、なんとか楽をしたい、と願っている」自分に気がついて、ガッカリされていました。
 
しかし、これに気がついて一つ一つ変えて行かない限り、思考パターンって変わらないのです。私は、「本当に変わりたいのなら、考え方はこうですよ」と、その方の言葉一つ一つにフィードバックしました。こういうと「『変わる』って途方もないなぁ。大変そうだなぁ」と思われるかもしれません。
 
でも、私は、そのままモヤモヤずるずるしている方が、もっともっと大変だと思います。
 
実は、20年前の私自身、毎日日記で自己分析を繰り返す中で、自分で突っ込み、自分で落ち込んでは毎日一ミリずつ思考パターンを書き換える、独りセッションをずっと繰り返してきました。
 
今、20年前の自分を振り返ると、すごくしんどかったんだな、と当時の心境がまざまざと思い浮かんできます。でも同時に、そのモヤモヤが、少しずつ晴れていくたびに、年々、心の充実が増してきたことも思い出します。
 
その経験があるから、「変わりたい!」と訪れる人に、「本当に変わりたいと思っているならば、きっと変われる!!きっと大丈夫!!!」と、向かい合うことができるのだと感じます。
 
だから、時を経て、「うわぁ、気がついてみたら、自分がすっかり変わっていた! 愚痴を言わなくなったし、明るくなった」と、自分を振り返る依頼主の言葉が、とっても嬉しく思いました。
 
そして、セッションを繰り返して思考パターンがすっかり変わった依頼主のオーダー絵画には、海辺に佇む美しい門が描かれることになりました。まるで、依頼主の新たな出発を祝うような、絵画が完成しました。
 
 
 
 
***
 
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2020-11-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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