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習慣化の秘訣はギアつき自転車にあり


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:廣江悠輔(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「あーもうこんな時間だ。今日の日記を書こう」
 
1年半前、毎日日記をつけようと決め、今では日記が欠かせない習慣の一つとなりました。
寝る前に今日の出来事、考えたこと、感じたことを書くと、頭の中がスッキリとします。
楽しかったこと、嬉しかったことを書いていると、その時の感情をもう一度味わえて幸せな気分になります。
逆にイラッとしたこと、不安なことを書いていると、その気持ちが落ち着く感じがするんです。
 
「もっと早く日記を始めていればよかった……」
 
こんな風に思うこともしばしばあります。
でも、日記を始めようと思ったのはこれが最初ではありません。
これまで何度も何度も日記をつけようと決意し、その度に1週間と続かず、挫折を重ねてきました。
自宅には、最初の数ページだけ綺麗な字でびっしりと文字が書かれているけど、残りは真っ白で新品みたいな日記帳が何冊もあります。
 
日記だけではありません。
これまで自己啓発や健康維持を目的に色々なことを続けようと思い立ち、実行しましたが、どれも長くて1ヶ月、早いと1日で終了というありさまでした。
英語、読書、ランニング、ストレッチ、早起き、糖質制限……あげるとキリがありません。
 
始める前はモチベーションがすごく高い状態で絶対に習慣にするぞ! と意気揚々とスタートします。
ただ、僕自身社会人ということもあり、飲み会や残業で帰宅が遅くなると、どうしても実行に移せない……という日が来ます。
すると、途端に翌日以降、継続することがおっくうになってしまいます。
こうして、習慣化の試みが失敗に終わり、「また続けることが出来なかった……」と自分を責める気持ちだけが残ります。
 
このような経験をされたことがある方、少なからずいるのではないでしょうか?
いてくれないと自分がどうしようもなくダメな人間に思えて悲しくなるので共感してくれる人がいると信じます。
 
それでも、こんな僕でも日記を1年半も続けることが出来ました。今でも継続中です。
もう日記の習慣が突然終わってしまうことはないと断言できます。
もちろん仕事が遅くなり、終電で帰宅し、家に着いたら深夜12時半……みたいな時は、日記をつけられない日もあります。
でも、翌日にはまた何事もなく日記を再開できます。
日記をつけない日が続くのが気持ちが悪くてつけずにはいられないという感覚です。
 
こんな風に日記を習慣化できたのは、あることに気がついて、それを意識して実践するようにしたからです。
そのあることとは何か? 習慣化することはギアつきの自転車に乗るのと同じであるということです。
 
自転車が止まった状態から走行する時、ペダルが重く感じると思います。
ギア付き自転車の場合だと、ギアを軽くしていればペダルが軽く感じて走り出しがスムーズになります。
 
何かを習慣化しようとする時も、これが当てはまります。
普段やっていなかったことを始めようとすると、最初がどうしても一番パワーが必要になります。ペダルを踏むのが重く感じます。
 
それなのに、最初が肝心といきなり気合を入れてやり過ぎてしまう。
日記で例えれば、ノート1ページにびっしり書き込んでしまう、という風に始めてしまうとペダルが重すぎてペダルを漕ぎ続けることが出来ません。
ただでさえ漕ぎ出しはペダルが重いのに、ギアを重くしてさらにペダルを重くしているような状態です。
最初の内はやる気があるから続けることができるかもしれません。
でも、一度止まってしまうと、もう一度漕ぎ続けるのは困難です。
 
それではどうするのか? ギアをとにかく軽くしてスタートするのです。
ランニングであるならば、ランニングウェアを着て外に出る。
英語学習であるならば、机に座り、参考書を開く。
このように、1日にやることのラインを限りなく低くしてあげて取りあえず続けてみる。
僕の場合、最初は「日記帳を開き、その日の天気を書く」ことだけから始めました。
 
1日にやるべき最低ラインを低く設定すると、もし何かの都合で習慣が止まってしまっても、もう一度漕ぎ出すハードルが低くなり、継続できる可能性が高くなります。
 
こうして、とりあえずやろうとしたことが続くようになっていくと、徐々に負担なく継続できるようになり、もっとやってみようかな? と自然に思うようになります。
自転車のスピードが出てきて、「ペダルが軽すぎるかな? もっとギアを重くしようかな?」と思う感覚と一緒です。
僕の「その日の天気だけの日記」も、5年後の目標、その日の出来事、その日の感謝と書く内容が無理なく自然に増えていきました。
今では毎日ノート1ページくらいあーでもない、こーでもないことを日記に書いています。
 
ここまで来るとスピードの出た自転車が急停止するのが難しいように、習慣が急に途切れるということはないです。
 
「習慣化することはギアつきの自転車に乗ることである」
この秘訣を生かし、これからも良い習慣を自分のものにしていきたいと思います。
 
何かを習慣にしようと思っている方の参考になれば幸いです。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-11-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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