小まめに詰まりを除くように、望みや願いを叶えていこう
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:堀口 恵(ライティング・ゼミ日曜コース)
先日、noteというプラットフォームにて有料記事を配信した。ずっとやりたかったことであったが、配信するまでには大きな葛藤があった。
「プロでもないのにお金を払ってもらうなんて」
「すごい文章を書かなきゃ、お金なんて払ってもらえない」
「ためになることを無料で書いていらっしゃる方もたくさんいるのに、大した事ない記事にお金払ってもらうなんて」
やりたい気持ちをこれでもかこれでもかとへこませる、頭の声。サンドバッグ状態だった気持ちが、よくぞ折れなかったものだ。
買ってもらえなくてもいい。書きたいから書いた。
まず、有料記事を出したいという夢を叶えられた。そこに満足して眠りについた。
翌朝スマホの通知を見ると、「〇〇が記事を購入しました」という通知が数件届いていた。
さらに、ご購入いただいた方から、暖かいコメントも頂いていた。
やって良かった。清水の舞台から飛び降りてみて良かった。
有料記事にしても、読んでもらえたのだ。
お金を払う価値があると、思っていただけたのだ。
涙が出そうになるくらい、嬉しかった。
noteを初めて数か月。ずっと、「いつかは有料記事を書きたい」と思っていた。
小説家にならなくても、「自分の文章でお金をもらうこと」ができるなんて。こんなに素晴らしいサービスは、ぜひとも使わなくては。使わない手はないとさえ思っていた。
しかし、そのワクワクした思いを阻んだのは、頭の声=思考だった。
「プロでもないのに、お金を払って文章を読んでもらうだなんておこがましい」
ワクワクに水を掛けるように流れ出す、否定思考。
「こんな文章でお金なんてもらっちゃいけない」
ワクワクするたび滝のように流れ出る思考は、どんどん心の中を侵食していった。
じゃあ、お金をもらえる文章って、なんだ?
何を書けばいいんだ?
そもそも、一体何を書けば、読んでもらえるんだ???
答えがない問い掛けを始めてしまい、しまいには、noteの投稿さえも、何を書けばいいのかわからなくなっていた。問い掛けは、頭の中に澱みのように溜まっていく。溜まった問いが出す答えは、決まってこうだ。
「やっぱり、自分なんかが有料記事を書いちゃいけないのだ」
本当はやってみたいのに。お金を払ってでも記事を読みたいと言ってくれる方に、気持ちや思い、考えを届けたいのに。否定する度に、行き場のない思いも、澱みのように心に溜まっていき、最終的に、noteでは何も書けなくなってしまった。
頭と心が、詰まっている。詰まっていて、流れない。詰まっていて行動に移せない。
例えるならば、詰まっていて水が流れない排水溝のような状態だ。
排水溝の掃除は、正直面倒くさい。
自宅の台所では、排水溝には小さいネットを掛けて、野菜くずや食べかすを取りやすくしているのだが、それでも面倒くさい。流れにくくなり、詰まったものが逆流する段になり、ようやくネットを変えるという体たらくだ。
小まめに変えれば、いつも流れる快適な状態なのに。
わかっているのにやらない(というかやれない)のは、流れが悪くても、流れてはいるから。快適ではないが、使えるから。我慢すれば、使えるから。
しかし、この我慢が、目詰まりを起こすのだ。
目詰まりを起こし、水が流れなくなる。詰まっていたものが逆流してしまう。
これは、望みを叩きつぶそうとし、答えのない問いで苦しくなり動けなくなっていた、現状と同じではないか。
排水溝のネットを小まめに交換するように、望みは少しずつ叶えてあげればいいのだ。「お前には無理」と、思考で叩き潰す必要はないのだ。
実際、有料記事を配信する望みを叶えてたら、頭も心も軽くなった。
こういう記事でも良かったのだ。「買いたい人なんていない」。そう思っていたのは、筆者である自分だけだったのだ。
読みやすくする・意図が伝わるようにするなど、文章を読んでもらうための尽力は必要だ。しかし、尽力したものを「売り物にする」のは、別の問題だ。さらに、読者が「買ってくれる」かどうかも、「売り物にする」のとは切り分けて考えた方がいい問題である。全て同じ問題としてしまうと、問題がとてつもなく大きくなり、解決できないものに見えてしまう。
まず、「売り物にする」ことができたことで、第一段階クリア。
そして、「買ってもらえた」ことで、第二段階クリア。
第三段階は、「もっとたくさんの方に、自分の文章を広める」ことになるだろうか。第三段階はまだ決められていないが、有料記事を配信する前に比べたら、格段に気持ちは軽い。
望みを小まめに叶えてあげることができた今、排水溝ももう少し小まめに見てあげようかなという気持ちになってきた。主婦としての職場である台所も、もっと使いやすくしよう。よどみなく家事ができるようにしよう。
心と頭がよどみなく流れる気持ちよさを知ってしまったから。そう、よどみなく気持ちよく流れる、台所の水のように。
***
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